AIのべりすとで文章がおかしい文章が
脳幹 まこと
AIのべりすとで文章がおかしい文章が
世の創作はまさに大AI時代に入った。
小説執筆については「AIのべりすと」が有名である。
https://ai-novel.com/
それなりに書いてきた自分からすると、どうしても「邪道」と思ってしまって「やらず嫌い」をしてきたわけだ。
でもよく考えてみれば、これをモノにすれば冗談抜きで今までの100倍の速度で投稿できるようになるかもしれない。
だとすると、全くやらないというわけにもいかない。せめて、やってみてから「やっぱナシ」と判断すべきなのではないか。
巷での評価では「AIの文章精度には目を見張るところもあるが、細かい点で破綻していたり、不自然な点もある。そのまま出すのは難しい」とのこと。
何度も原文や出力結果を修正・再出力したり、パラメータの見直しをすることで優れた文章を生み出すらしい。
……うーん、億劫だなあ。なんかもっと、パッとやって結果が分かったりしないものだろうか。
3秒ほど考えて出た結論は
「最初からおかしい文章だったら、あんまり考えなくていいんじゃない?」
だった。
自分の作品にお手軽なやつがあったので、これを使う。
文章がおかしい文章が
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894151711
原文は以下の通り。
一ヶ月前、「文章がおかしい文章が」というコメントが出たのはごく一ヶ月前のこと。
しかし、その当時は読み返しても特に問題はなさそうだったので、一ヶ月前のコメントは放っておくことにしたのだ。やはり特に問題はなさそうだった。
当時は問題なさそうだったのに、その日を境に同じコメントを送る人が急増した。
急増したコメントの内容は一ヶ月前のコメントと同じく「文章がおかしい」旨だった。何度読み返しても問題はなさそうなのだが、一向に減ってくれなかった。
とは言え、別に仕事に支障が出ているわけではない。小説投稿だって趣味なのだから、別に本人の勝手にしてもいいだろう。
お金だって取っていない、あくまで趣味なのだから。一向に減ってくれないのは何故だろうと思っていたが、特にそれでお金を取っているわけではない。
コメントを送った人達の小説を読んでみたが、別に特別上手いわけでもない。
心象描写なんて本当に笑えるほどだ。そんな「文章がおかしい」なんて批判出来るほど特別上手いわけでもない。
やはり勝手なのだ。彼らもあくまで趣味なのだから、別に上手い必要もない。だから別にどうってことはない。だが、だったら「文章がおかしい」なんてコメントを出すべきではないだろう。趣味なのだから。
しかし、なぜだか分からないが、私の小説はトンと評価されなくなった。ひどいものだ。
別に評価されるために書いていたわけでもない、あくまで趣味で書いていたので、だから別にどうってことはないのだが、それはすなわち、今まで出来ていたことが出来なくなったことを意味するので、なんとも歯痒い思いをした。コメントは増えていたが、ぼちぼち減っていった。見向きもされなくなった。
私はコメントを送った人達の小説に同じようにコメントを書いてやった。「文章がおかしい文章が」と丁寧なことに一ヶ月前のコメントそのままを送った。
別にいいんだ。趣味で書いているのだから、どうせ彼らだって仮におかしくなったとしても、それで人生がおかしくなるわけでもないのだから。
私の小説はトンと評価されなくなった。
評価されていたのに、あのコメントが出て以来だ。
頭が痛くなりそうな文章であるが、これをAIのべりすとはどう調理してくれるのだろう。
さっさとぶん回してみることに。
どうやらデフォルト設定のほかに、セリフ優先、地の文優先というオプションがあるのと、
文章スタイルとして以下の7種類があるらしい。
一番最後はなんだか用途が違うように見えるが、選べるのだから良いだろう。
・ノベルス:デフォルト設定
・ゴーストライター:元の文体をコピー
・オルタナv2:小説らしい装飾のある文
・クリエイティブ:自由な発想と展開
・スローペース:話がそれにくい
・デイドリーマー:論理性と創造性
・タスク:プロフィール生成など
そしてオプションと文章スタイルは組み合わせられるので、
用意されているものだけで、21種類のパターンが実行できることになる。
文章を
次回から各文章スタイルごとに3オプションを使って続きを書いた結果を載せ、それに対するコメントを出してみることにする。
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