12/4 マグカップ
ショッピングモールと言えども単なるでっかいスーパーである。500円以上1000円以内の、自分も欲しいものを探すというのはなかなか難しい。
スマホでこっそり観ているロボットアニメのプラモデルを、もっと手先が器用だったらなあと眺めてから、オモチャ売り場を一周したものの、どうしても欲しくなるようなものは見つからない。強いて言えばアメリカ製らしい派手なぬいぐるみに少々興味を持ったが、えてしてぬいぐるみというのは高価なものである。
書店を覗いてみるも、でっかいスーパーのなかの書店なのでメジャーどころの雑誌や漫画が多い。漫画は続くんでござるし……と、ライトノベルの棚に目をうつす。やっぱり続き物ばっかりだ。
というか本は趣味が合わないとひたすら苦痛だ。なにかもっと実用的なものを探さねば、とショッピングモールの雑貨売り場を探索する。
翔太氏に当たっても先輩2人に当たっても喜ばれるもの。いろいろ見ていて、マグカップが目に入った。わりとユニセックスなデザイン。値段は700円である。
それでいいかな、とマグカップをレジに通す。ミッションコンプリート、帰投する! と脳内でつぶやいて、ショッピングモールを出た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます