第8話
「次鋒火鱗隊、前へ。地上に現れた餓妖どもを
神司達は赤い鱗を
「華撃隊、
打上筒から花火玉が打ち上げられる。
「龍火放射」
松明から発した炎が一斉に伸びると餓妖に絡みつき、爆発すると残骸を飛び散らした。
その残骸を燃やし尽くすかのように、空には花火の花弁が柳のように垂れ下がり、消えることなく燃え続けた。
しかしその後方から多眼の
「中堅水鱗隊、究極
青い鱗が
「華撃隊、仕掛け花火で海上の蟲どもを燃え盛かせろ」
海上に設置された三キロメートルに及ぶ長さの仕掛け花火に火が灯された。
海上に並ぶ花火が次々と浄化の火花を散らすと、海上を彷徨う蟲に引火し、炎の
海面に連なり鏡のように映り込むナイアガラの滝に、聖観橋で眺める観覧者からは大きな歓声と拍手が沸き上がっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます