第13話祖父の生きがい
一生涯にわたって、私たち家族を支えてくれた祖父に大きく感謝したい。
ふと私は祖父は何を生きがいにしていたのかなと考えた。
それは家族の支援と仕事だったのではないかと思う。
私たち家族がこうやって生活できているのもなき祖父が家をずっと支えてくれたおかげであると私は認識している。
家族は支え合って、苦難や苦痛、楽しいことを積み重ね合って、成り立っていく。
楽しいこともたくさんあっただろうし、苦労したこともたくさんあっただろう。
そんな祖父の姿が目に浮かんでくる。
父を大学に行かせるのにも大変な思いがあったに違いない。
収入も少なくて、そんな中で家計を祖母と一緒に支えていたのだから、尊敬すべき存在である。
ずっとこの家で生活ができるのも祖父がこの家をしっかり守ってくれたからだ。
もしお金が無くて、生活に困窮していたら、庶民生活すら過ごせなかったかもしれない。
一家を支えるのも主の仕事であり、つとめである。
がゆえに責任感は大きく、住民税を払ったり、公共料金を払ったり、電気やガス、水道代を払ったりしなければならない。
苦労や苦難は付きまとうものである。
でもそれを乗り越えて、世代を経て、今の家庭環境が成立している。
それを大黒柱として大きな柱となって、家を守り、家庭を重視し、時に仕事をしてお金を得て、家族を養う。
それも祖父の生きがいであり、生涯にわたって、受け継がれていくことなのだと私は思った。
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