第7話寛大な祖父

 偉大な祖父のことを第五話で書いたので、今度は寛大な祖父に角度を変えて書くことにする。

 生前の祖父の印象はどちらかというと、優しく時に厳しくと言った感じだった。

 一家を見守ってくれている存在でもあった。

 そんな祖父と過ごした時間は今でもかけがえないものになっている。

 寛大というと大袈裟かもしれないが、心が広いと言い換えよう。

 

 料理をふるまってくれたこともあったと前のエピソードでも書いた。

 祖母よりも料理ができたらしく、いろんな料理を作ってくれた。

 残念ながら今はその時何を作ってくれたのか、私は覚えていない。

 

 あとは、前にも書いたが、お酒が好きな方で、よく食事時に飲んでいた。

 その点は今の父に何となく似ている。

 父も休日にお酒を飲むのが楽しみらしく、よく飲んでいる。

 違うところと言えば、祖父はほぼ毎日お酒を飲んでいたからだ。

 

 私もそのうち祖父のように性格が似てくるのだろうか。

 威厳があって、一家を支えてくれた祖父のような存在に私もなりたい。

 決して棚に上げているわけではない。

 こうなりたいという私の願望であるので、間違えないようにしてほしい。

 

 祖父の寛大さが私にもあればいいなと思う。

 残念ながら今のところそんな素質は私には備わっていない。

 

 寛大な祖父の話は終わりである。

 次のエピソードへ続く。


 

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