第2話入院
それまでは祖父は家で療養していたが、アルツハイマー型認知症が始めっており、大声で「おーい。」と叫ぶこともあった。
偶に祖父は家にいることが認識できず、「ここは何処だ。」とうろうろすることもあった。
何度も「おーい。」と叫んでいる祖父の姿はとても見ていられなかった。
鮮明には覚えていないが、恐らく私が大学生だったころに祖父は病院へ入院することになった。アルツハイマー型認知症も進行していた。
心臓や他の病気が入院してから見つかり、暫く祖父は病院生活が続いた。
そのころは随分祖父も弱っていた。
祖父は入院生活が続き、段々痩せ細っていった。
衰弱していて、認知症もあったので、家族の顔を覚えていなかった。
可哀想な祖父を私は見守っていた。
何度も入院している祖父のところへお見舞いにも行った。
その時はまだ祖父は元気そうだった。
これが入院した祖父の話である。
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