亡き祖父への思い

心に闇を抱えるもの

第一章祖父との思い出

第1話生前の思い出

 この話は実際に起こった話である。

 話を読んで、少しでも祖父のことがわかってもらえたら、幸いである。

 

 今は亡き祖父は母が言うには

  「料理が上手で、お酒が好きな人だった。」

  「よく祖母と畑に一緒に行って、仕事をしていた。」

 と私は耳にした。

 元気そうだった祖父も年齢を重ねるごとに体が弱くなっていった。

 

 祖父が弱くなる前はよく私たちに卵焼きをごちそうしてくれた。

 とにかく醤油が好きだった祖父はおかずに醤油をかけて食べていた。

 夕飯になると、祖父はお酒をよく飲んでいた。

 

 畑仕事にも祖父は熱心だった。

 祖母とも仲良く一緒に家で生活していた。

 祖母もそのころは元気で、祖父と一緒に畑仕事を切磋琢磨しながら取り組んでいた。

  

 私がまだ学生の頃は祖父は元気に家の中で暮らしていたことを覚えている。

 おおざっぱになったが、これが元気だったころの祖父の話である。

 


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