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絶対場は完全平衡ではなくわずかに余りのようなものがひそんでいた.
その余りのようなものが ついに乱れを起こしてしまった.
この乱れは短絡あるいは衝突のよに現れ バランスを崩す外乱であり 漲りあるいは強烈なスピンであり極限値エネルギーであった.
こうして原罪のようにエネルギーの絶対値は無限の過去から宇宙となって現れた.
もし絶対場が余りなどない完全平衡であったら宇宙はけして開くことはなかっただろう.
宇宙が開いてから122億年の のち恒星は30億年の寿命をもち200年にすこし余る間隔で誕生していた.
したがって宇宙には光る星すなわち恒星が2000万よりすこし少ない数 輝いている.
ほぼ200年ずつずれて恒星が誕生すると30億年で2000万個あとは生まれる星と寿命をおわる星が入れ替わるだけで 輝く星の数はかわらない.
億ほどの数はない.
この宇宙の大域的な姿は半径122億光年の薄い円盤状であった.
宇宙空間は流体のような性質をもち 鞍型や曲がったりしていない.
宇宙空間は輪のように閉じ 円盤状の形をもった有限である.
形があるとゆうことと有限であることは同義で さらに はてがあることと同じことなのである.
この世界では生命の惑星は全宇宙でただひとつだけだった.
その星の名はニアスで この星の太陽は誕生してから25億年 ニアスは誕生から20億年 太陽の寿命はあと5億年であった.
すでに新しい星は生まれなくり ほぼ30億年で すべての恒星は寿命を終える.
そののち50億年で宇宙は寿命を終わることになる..
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