SPASE DETECTOR PHALLOS

ヤハタ クロウド

1

 そこに絶対の場があった.

 この場に形のあるものはないが無ではなく性質があった.

 果てのない 限りなき場は曲がりをまったくもたず どの向きであろうとも感覚的には どこも まっ平な平面のようだ .

 限りないこと 無限であるとゆうこととはまっ平であることと同じことである.

 曲がりが すこしでもあると輪のように閉じてしまう.

 円環やループすることは無限をしめすものではなく わたりをもった有限であることであった.

 この場は果てなく ひとつで 相対関係がない.

 したがって 連続していない.

 空間のようにひろがっているのではなく 無限にひとつの場として絶対場なのであった.

 この場にはもうひとつ性質があった.

 平衡するとゆう性質である.

 極めて高いバランスをもっているが 完全平衡ではなくすこし平衡しきれない余りのようなものがひそんでいた.

 余りとは バランスすることは対極の一対が等価であって 等価の対をどんどんこまかくしていき ついに対をつくれないのが余りである.

 余りがなければ完全平衡とゆうことである.

 この場は次のことを教えてくれる.

 完全平面は無限と同じこと

 絶対であることは連続しないこと

 すなわち 無限は連続しない

 この場が あるとゆうことは絶対理想といえるような完全な無とゆうものはないとゆうこと




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