劣等職人は歩む
@stormcatddi
第1話
ドンッと弾き飛ばされる僕から始まる痛快ラブコメハーレム無双とか思っちゃった時期が昨日までありました。
どでかいネズミに薬草採集を邪魔されてます
この言葉に付きます…ハイ(笑)
何処から話せばいいのかうーんとりあえず僕は一年前に冒険者登録して冒険者になりました…ここまではいいですよとてもねとても…そこから人生変わるかと思いきやろくにモンスターを倒せないわ民間依頼はすべてお客さんに怒られるわでギルドからも冷たい眼差しで見られてます。
受付の爽やかなお兄さんに「君は、薬草採取専門でやってもらえるかな?」と打診され今に戻ります。
僕の出自聞きたいですか?
まぁなんというかこの国エストマ王国が誇る6大貴族の1つドヴォルザーク公爵家の次男坊として生を受けました魔法はおろか武器を使った訓練も散々で所謂追放的な事をされました。
勿論仕方ないですはい。
ザシュ
「坊っちゃん、自分語りはいいですから薬草採取の続きをどうぞ」
今でかいねずみを切った人は僕の執事をしてたラオウさんです。
僕が家名剥奪されたときに、僕一人じゃなんもできない死んじゃうおそれがあるのでという理由で父に直談判して隠居という名目で僕についてきました。
そして何を隠そうラオウさんも冒険者ですそして僕が所属するギルドの次期エース候補らしいです。
新居に関してはラオウさんがすべて準備していただき保護してもらってます。はい
するとラオウさんは冷たい眼差しを僕に向けてきたのでぴゃーと言うふうに指定された数の薬草を取り終わりました。
ここだけの話なんだけど今日だけで5度ほど死にかけました(笑)
ちなみに僕の年齢は15歳
ラオウさんは25歳です
そんなこんなでギルドに付きました。
「ライスくんお疲れ様です。凄い…ボロボロですね…依頼の薬草を出してもらってもいいですか?」
ポスっと薬草を入れた巾着を渡しました。
この人は先程言った僕の担当の受付の方です。
「ライスくんギルドの湯浴み室使っていいのできれいにしてきてくださいね。戻ってくる頃には鑑定終わってるので」
「あっはい」
というふうに僕は湯浴みをしに行きます
此処から先は誰得なのでラオウさん視点に移ります
ーーーーーーー
「よぉ~劣等者の御守りのラオウさんじゃないっすかぁ?まだあんなクソガキの御守りしてるんか?そろそろ俺等のパーティー入ってくれよ~なぁ?」
はぁっとため息を付き私はその者の前へ行きはっ倒しました
「くどいですよ…貴方達は全く、入らないと100超えるくらい位言ったんですが?」
すると受付カウンターから目見麗しい金髪ロングヘアーの淑女が現れました
「ラオウ様、本日の依頼ビッグラットの前歯5本の鑑定が終わりましたので対応おねがいします。」
とすっと銀貨の入った巾着が置かれました
「確かに報酬分ありますね。ありがとうございます。」
金を受け取りラウンジの方へ向かおうと振り返ったとき先程の女に呼び止めされました。
「お待ち下さい、昨日ギルド総本山のあるノクタル学術国の方から【紅の牙】というパーティから推薦状が届いて降りまして…ライス様の事がありますので当ギルドにて勝手ながら拒否の旨の通知をさせて頂いております」
「ありがとうございます。ソーニャ嬢というよりカレスさんが動いてくれたんですね。後で菓子折り持参しますね、報告ありがとうございます」
ポカーンとソーニャはするとニッコリと笑みを見せた
するとギルドの裏手湯浴み室の方から叫び声が聞こえたので私は一瞥して急いで坊っちゃんの方へ駆け足で向かいました。
「あらあら騒がしいことですわ」
どっとギルド内に居た冒険者達がゲラゲラ笑いがおきこだました
くもったメガネをくいっと持ち上げ両手がベチャベチャに濡れてるチーフがソーニャの前に現れました
「ち…チーフどうしたんですか」
ちょっとキレてるチーフ
「全くあの子はろくに湯浴みもできんのかと思ってな」
「チーフってライス様担当でしたっけ…」
恐る恐るチーフに尋ねる
「残念ながら今日が当番よ!カレスは毎日だけど丁度カレスに重要な案件が入って私一人になったわけ…でもライス可愛かった」
チーフは少し頬を染めた
「へぇー可愛かったんですね、まぁわからんでもないですよ」
すると先程ラオウさんに勧誘してた冒険者が小声ながら仕方ねぇと呟いてるように見えました
まぁカクカクシカジカでライスくん物語第一話終わり♥
劣等職人は歩む @stormcatddi
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