日本の民話
さて、今日は本当なら読書記録の方をアップしようと思っていたのですが、諸事情ございまして思い出読書ノートの方の記事をアップしております。なるべく交互にしたかったんですが……。
まあ、それは私の勝手な思惑ですので傍に置いておきまして。
前回、オックスフォード・世界の民話と伝説の記事を書きましたが、世界の民話と同じように日本の民話も好きです。
きっかけはもちろんアレです。
まんが日本昔ばなし。土曜の夕方といえばこれですよね!
市原悦子さんと常田富士男さんの語り、素晴らしかったですよね。あとダイコン汁食べる時の音がめっちゃ美味しそうでしたよね(そこ?)。
ちなみにTV放送も好きでしたが、家に小冊子のようなまんが日本昔ばなしの本が山ほどあったのでボロボロになるくらいよく読みました。
今売ってる単行本の形ではなくて、ほんとに大人の手のひらぐらいのサイズの薄い1話ずつの冊子でした。
調べてみるとどうやら二見書房から出ていたもののようです。
家にあった量からすると全部買ってくれてたんじゃないかと思います。
『かっぱの淵』とか『おぶさりてい』とか『牛方と山んば』とか。上の画像の『ちょうふく山の山んば』、山んばのくせに可愛いんですよね。あと『ねずみ浄土』のきゃんば餅が気になって気になって。大きくなってから調べたら、絵にあったような柏餅風じゃなくてびっくりしました(笑)
まんが日本昔ばなしは放送されていた年代の人はみんな通ったんじゃないかと思います。
もう一つ好きだったのは、『雪の夜に語りつぐ』。
これは多分母が読み聞かせ用に買ったんじゃないかと思います。新潟県長岡市の語りじさ、笠原政雄さんから収集した昔話と、笠原さんの思い出話を収録したものです。
新潟訛りの語り口が優しくてユーモラスで大好きでした。お話の最後の決まり言葉が「いきがぽーんとさけた」なんですよね。
記憶に残っているのが、タイトルは忘れたんですが貧乏な男が長者の娘を嫁にしようとする話で、片面で撫でると「オタビトタビト」と撫でたところから声がし、反対の面で撫でると止まるという不思議なしゃもじを手に入れた男が、あろうことか娘さんが廁に行った時にそのしゃもじで尻を撫でるという……。娘の奇病に困った長者が、治せる医者を探している時に、医者のふりをして娘さんの尻をしゃもじの反対側で撫でて治す、というとんでもない話。
でも子供ってこういうの好きですよね〜!「オタビトタビト」っていう意味はさっぱりわからないけど語呂とリズムがいい言葉もツボで、しゃもじ持って真似っこしたりしました。
そういえばおぶさりていごっこもしたなぁ。背中にのしかかって「お〜ぶさ〜りて〜い、ばろ〜ん、ばろ〜ん」という大人にはなにが楽しいかわからない遊び(笑)
色々読んで思いますけど、日本の妖怪って何だそれってやつたくさんいますよね。魔法っぽいアイテムも西洋のものと比べると間が抜けているというか……。それでいて怖い話はとことん怖かったり。『牛鬼淵』がトラウマな人は私だけじゃないはず!
この流れで柳田國男や折口信夫に行った人も多いんじゃないでしょうか?そこからさらに京極夏彦。私はまんまこのパターンです。
今でも昔話は大好きです!
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