オックスフォード・世界の民話と伝説

お久しぶりです。

皆さまが仕事始めになる頃にひと段落する、サービス業な本の虫です。

今年は皆さん去年より活動的ですね!活気のあるお正月でちょっと嬉しいです!

それはさておきまして、本日は講談社から出ていた、オックスフォード・世界の民話と伝説と言う全集のことを書いていきます。

以前、子供の頃に出会った児童書の記事で、こちらも講談社の世界のメルヘンというシリーズが大好きだったことを書きましたが、絵本でも世界の民話はたくさん出版されていますよね。

日本昔話も含め、民話の類が今でも好きな私。

この全集はインドやアフリカ、ネイティブアメリカンの民話も収録されていて、今読んでもとっても面白い全集です。

12巻組でオックスフォード大の出版部が刊行したものの日本語訳なので、イギリス編は2冊でした。やはり地元の民話は収集しやすいんでしょうね。スペインとかはないんですが、ユーゴスラヴィア(時代を感じる……)編が独立して1冊だったりとなかなか面白い構成です。

今ではもう絶版のようですが、再販してくれないかなあと思います。

ちなみにこれは気がついたら家にあったので、おそらく柳田國男から民話にハマった母が子供を口実に買ったんじゃなかろうかと思っています。

アーサー王関係とかニーベルンゲンの指輪系とか初めて読んだのはこのシリーズじゃないかなあと思います。ロシア版山姥、ババ=ヤガーを知ったのもこの本。ヨーロッパはなんとなく似た話も多いんだな、と思ったりも。

アフリカの民話は動物や虫が主人公のお話も多かったですね。インド編ではマハーバーラタから『ナラ王の物語』が収録されていましたし、中国編では平妖伝が収録されていたりと、子供向けながら侮れないラインナップです。

いまだに実家に帰ると手に取るこのシリーズ。もうボロボロですが、絶対捨てないでとお願いしています。

最近は姪っ子がグリム童話繋がりで興味を示すようになってきたので、読み聞かせをしたりしますが、お姫様のお話が意外と少ないのでイマイチ不評……。まだ幼稚園だから仕方ないですね。

大人になってから岩波とかで民話の本は何冊か買っているんですが、やっぱりこのシリーズが今でも大好きです。

古本で揃えちゃおうかなあ。

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