第4話 大好きだった絵本たち 幼稚園の頃2

 私の通っていた幼稚園は絵本の貸し出しをしていたので、毎日のように借りては返して、をしていました。

 今でも人気のかこさとしさん、『からすのぱんやさん』はもちろん、『にんじんばたけのパピプペポ』、『おたまじゃくしの101ちゃん』、『あおいめくろいめちゃいろいめ』……。

 かこさとしさんの他にも馬場のぼるさんの11ぴきのねこシリーズや舟崎靖子さんのもりのおみせやさんシリーズなども大好きで何度も読みました。

 もうひとつ、幼稚園時代というとフレーベル館のキンダーおはなしえほんの定期購読を母が申し込んでくれていたので、月に一度幼稚園に届いた本を持って帰る日がありました。

 帰り道で家に帰るのを待ちきれず開いては叱られたのも今となっては良い思い出。

 アンパンマンを初めて読んだのもこのシリーズでした。

 今でも覚えているのは『さくらのさくひ』。モグラの友達の桜がある年花を咲かせなくなり、モグラは桜のために必死で水を運ぶのですが途中で力尽き……という子供が読むには少し物悲しいお話ですが、一生懸命なモグラさんに頑張って欲しくて心がぎゅうっとなりながら読んだのを覚えています。

 他にもお月さまと玉乗りを練習するサーカスのクマのお話、『ぽんたのすてきなたまのり』を読んで、家にあったボールで玉乗りをしようとして転んだりと、持って帰るたびに夢中で何度も読んではお話の世界に浸っていました。

 絵本はロングセラーが多くて今でも帰るものが多いですが、この定期購読のキンダーおはなしえほんはその時しか買えないものなので、今手に入れようと思うとフリマサイトなどで探すしかないようで、大量にも拘らず処分せずに取っておいてくれた母に感謝です。

 私は子供はできませんでしたが、甥っ子姪っ子に受け継がれて今も読まれているのを見ると嬉しいですね。感想をいちいち聞いてしまってちょっとウザい伯母さんになってしまっていますが。

 まだまだ大好きな絵本はたくさんあるんですが、本当ににきりがないのでこの辺りで締めて次は小学校時代に出逢った本のことを書こうと思います。



 と、言いながら最後に。

 もうすぐクリスマス。クリスマスの絵本はたくさんありますが、私のクリスマスの

 絵本といえば『さむがりやのサンタ』。海外の絵本で漫画のような小さなコマ割りが新鮮で大好きでした。なにより愚痴っぽいサンタというのが子供心にも面白かったです。

 今でも人気のようですが、ご存知の方はいらっしゃるでしょうか?

 みなさんのクリスマスの絵本といえばなんですか?

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