第3話 大好きだった絵本たち 幼稚園のころ
我が家には親戚のお古や母方の祖父から贈られた絵本がたくさんありました。
まず大好きだったのは
『おどる12にんのおひめさま』ほるぷ出版
です。
グリム童話の中の一編。おひめさまたちがいつも夜中の間に靴をボロボロにいてしまうのを不思議に思った王様が、その謎を解き明かしたものにおひめさまを娶あわせてやろうと言う御触れを出し、幾人もの王子様が挑戦しますが失敗し処刑され(理不尽!)、1人の兵士がその謎を解き明かそうとするのですが……といったお話です。
この絵本はなんといってもエロール・ルカインの美しい挿絵が素晴らしく、文章の周りも額装のように囲まれ、おひめさまのドレスも一人一人柄が違って本当に美しいのです。女の子の好きなものがギュッと詰まったような素敵な絵本です。今も購入することができる絵本なので、ぜひ検索してみて挿絵の美しさを確かめてみてください!
可愛らしくて大好きだったのが、
まりーちゃんとひつじシリーズ、岩波の子どもの本カンガルー印。
羊のぱたぽんが本当にかわいくて、羊を飼いたいと本気で思ったほど。ハイジのユキちゃんを想像していただけるとなんとなく共感いただけるかと思います。
この岩波のシリーズは名作が多くて、『ちいさいおうち』や『はなのすきなうし』、いまではすっかり有名になったおさるのジョージ
、『ひとまねこざる』もこのシリーズからでていました。挿絵がほんわかして可愛いものが多く、見ているだけでも楽しいシリーズです。
ユーモラスでお気に入りだったのは
『おつかい』さとうわきこ 福音館書店
雨の日に、わからんちんの女の子がおつかいをたのまれて「あしがぬれちゃう」「ふくがぬれちゃう」と大さわぎ。やっとおつかいに出かけることになるのですが……。挿絵の女の子のとぼけた味わいもいいし、お母さんがだんだんイライラしてくるのもまた面白い。
さとうわきこさんはばばばあちゃんシリーズでご存知の方も多いかもしれません。
長くなってしまったので続きは次のお話で……
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