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水
大豆
塩
小麦
「んいや、なんだか醤油みたいですが…あ、まだ続きがあるんですね」
みりん
砂糖
ゴマ油
ガラムマサラ
ブーケガルニ
キ〇ケイおでんの素
以上。宇宙船での分析の結果、意外にシンプル。これら地球の物を使って、その燃料を作ることが可能と判明しました。
が、
「しかし、1年間も寝かせなければならないとハ…」
なんですよね。上記の物を加熱しながら混ぜ合わせた後に。
しかも、宇宙船の燃料タンクは満タンで200㍑ということなので、それだけの量を作るには、もちろん相応の準備と時間が必要です。
「でも、希望が出てきたじゃないですか。帝国に帰れると思えば、1年なんてあっという間。それまでここにいればいいですよ」
侵略者の割には人畜無害。おまけに、充電も一回あたり3円程度と、お財布にも優しいので、なんら生活の負担になりませんしね。ウメコさんは。
「なんたるご親切っ。もし我がダンガル帝国が地球を征服した折には、テン殿の等身大ブロンズ像を、皇帝陛下がお住まいの宮殿の庭に設置するよう、進言したいと思いまス」
ブロンズ像はともかく、ウメコさんが元気になってよかったです。
「じゃあ、きょうはもう時間も時間ですし、明日さっそく原料や器具を揃えて、燃料を作ってみましょう」
「いえっさーでス」
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