第21話 無限に続く隠し部屋

「なんのためにこんな部屋あるんだ?」

ルーは廊下の1番奥まで行ってみたが、本当に何もない。

「(何もないのに、部屋なんか作る必要あるのか?)」

どこかに隠し部屋があるのだろうか?彼は壁を押してみる。しかし何もない。今度は足踏みしてみる。すると。

ゴォォォォォォォォ

1番奥の1番端の床が動き、穴が現れた。降りると分かれ道があった。右も左も同じような雰囲気である。

「どちらに行けばいいんだ??????」

ルーは石を適当に投げた。石は右に飛んだので、右に行くことにした。


























ヘラクレスキャノンフィッシュの鰭から鋭い爪が生えた。

「今夜の夜食はタコにするか!」

今ヘラクレスキャノンフィッシュにウォクトが殺されそうなところなのだ!ウォクトは疲労と罪悪感で、体が思うように動かなかった。

「さァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ、死ねェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ^_^」

ウォクトは目を瞑って堪えた。

「ぐっ…………………………………… …………………………………… …………………………………… ……………………………………あれ?」

いくら堪えても、攻撃がこない。目を開けてみると…。

「…………⁉︎」

ナマジュがヘラクレスキャノンフィッシュの頭にかぶりついていた。

「やめろ!おいクソナマズ!やめろってんだろ!!!!!!」

ヘラクレスキャノンフィッシュはもがいて、頭を振り回していた。しかし、ナマジュは離れない。

「おい!おい!離せ!この!このーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」

バタッ

ナマジュの口内から、大量の血が流れてきた。そして、ヘラクレスキャノンフィッシュは動かなくなった。

「………ふぅ、あれ⁉︎こ、これは………」

「ナマジュ………お前…………あ、ありがとう」

「ふぇっ⁉︎いや、私、何もしておりません!」

「いや、ナマジュ、お前、こいつの頭にかぶりついていたんだぞ!」

「……………⁉︎…………それは、きっと呪いです。………………私は頭に血が上ると、なんか、暴走してしまうみたいで」

「ハァ………そうなのか…………。まぁいい、ありがとう。感謝する」


















その頃ルーはまるで洞窟のような狭い空間にいた。閉所恐怖症にはおそらく1分も耐えられないような狭い空間だ。中腰でなければ通れない。

「(さっきと同じような場所だなぁ)」

フェライクはかなり小さなペンギンだ。これくらいの隙間なら入れそう。さらに彼はトラブルメーカーなので、こういうとんでもない所に行きそうだからだ。

しばらく進んでいると、また謎の廊下に出た。扉も何も無い。かなり不気味である。

「なんのためにこんな部屋あるんだ?」

ルーは廊下の1番奥まで行ってみたが、本当に何もない。

「(何もないのに、部屋なんか作る必要あるのか?)」

どこかに隠し部屋があるのだろうか?彼は壁を押してみる。しかし何もない。今度は足踏みしてみる。すると。

ゴォォォォォォォォ

1番奥の1番端の床が動き、穴が現れた。降りると分かれ道があった。右も左も同じような雰囲気である。

「なんか、既視感がある」

ルーは石を適当に投げた。石は右に飛んだので、右に行くことにした。

また洞窟のような狭い空間にいた。閉所恐怖症にはおそらく1分も耐えられないような狭い空間だ。中腰でなければ通れない。

「(ちょっと、いい加減どこだよここ!)」

フェライクはかなり小さなペンギンだ。これくらいの隙間なら入れそう。さらに彼はトラブルメーカーなので、こういうとんでもない所に行きそうだからだ。

しばらく進んでいると、やはり謎の廊下に出た。扉も何も無い。かなり不気味である。

「なんのためにこんな部屋あるんだ?」

ルーは廊下の1番奥まで行ってみたが、本当に何もない。

「(何もないのに、部屋なんか作る必要あるのか?)」

どこかに隠し部屋があるのだろうか?彼は壁を押してみる。しかし何もない。今度は足踏みしてみる。すると。

ゴォォォォォォォォ

1番奥の1番端の床が動き、穴が現れた。降りると分かれ道があった。右も左も同じような雰囲気である。

「どっちに行けば……………。って、なんかさっきもこんなことしてた気がする」

ルーは石を適当に投げた。石は右に飛んだので、右に行くことにした。








こんなことを繰り返して、今何回目なのかすらもわからなくなってきた。いや、何十、何百?

謎の廊下も見飽きてきた、慣れてきた。隠し部屋の場所も、もうわかるので、足踏みをいちいち部屋の隅から隅までする必要もなくなった。

降りると分かれ道があった。右も左も同じような雰囲気である。

「どっちに行けば……………。って、なんかさっきもこんなことしてた気がする」

ルーは石を適当に投げた。石は右に飛んだので、右に行くことにした。

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