第22話 右と左

「いや、ちょっと待て」

ルーは後戻りしようとした。が、足が勝手に動く。勝手に廊下の奥へ進んでいく。

「………何百回もこれを繰り返している気がする。多分石を投げたら全て右に飛ぶ。じゃあどうすれば!…………あ!」

彼は石を壁に突き刺した。目印にするつもりらしい。



だんだん石が遠ざかっていく。









































その頃ルーはまるで洞窟のような狭い空間にいた。閉所恐怖症にはおそらく1分も耐えられないような狭い空間だ。中腰でなければ通れない。

「(さっきと同じような場所だなぁ)」

フェライクはかなり小さなペンギンだ。これくらいの隙間なら入れそう。さらに彼はトラブルメーカーなので、こういうとんでもない所に行きそうだからだ。

しばらく進んでいると、また謎の廊下に出た。扉も何も無い。かなり不気味である。

「なんのためにこんな部屋あるんだ?」

ルーは廊下の1番奥まで行ってみたが、本当に何もない。

「(何もないのに、部屋なんか作る必要あるのか?)」

どこかに隠し部屋があるのだろうか?彼は壁を押してみる。しかし何もない。今度は足踏みしてみる。すると。

ゴォォォォォォォォ

1番奥の1番端の床が動き、穴が現れた。降りると分かれ道があった。右も左も同じような雰囲気である。

「なんか、既視感がある」

ルーは石を適当に投げた。石は右に飛んだので、右に行くことにした。

また洞窟のような狭い空間にいた。閉所恐怖症にはおそらく1分も耐えられないような狭い空間だ。中腰でなければ通れない。

「(ちょっと、いい加減どこだよここ!)」

フェライクはかなり小さなペンギンだ。これくらいの隙間なら入れそう。さらに彼はトラブルメーカーなので、こういうとんでもない所に行きそうだからだ。

しばらく進んでいると、やはり謎の廊下に出た。扉も何も無い。かなり不気味である。

「なんのためにこんな部屋あるんだ?」

ルーは廊下の1番奥まで行ってみたが、本当に何もない。

「(何もないのに、部屋なんか作る必要あるのか?)」

どこかに隠し部屋があるのだろうか?彼は壁を押してみる。しかし何もない。今度は足踏みしてみる。すると。

ゴォォォォォォォォ

1番奥の1番端の床が動き、穴が現れた。降りると分かれ道があった。右も左も同じような雰囲気である。

「どっちに行けば……………。って、なんかさっきもこんなことしてた気がする」

ルーは石を適当に投げた。石は右に飛んだので、右に行くことにした。

「⁉︎………ダメだ!やめろ!」

気づいた時にはもう遅かった。目印のために突き刺した石が見えてきたものの、足が勝手に動くので、意味がない。

「ならば!」

グサッ

ルーは左腕に石を突き刺した。

「自分の体に、メモを取れば!」

ブシャァァ


















































その頃ルーはまるで洞窟のような狭い空間にいた。閉所恐怖症にはおそらく1分も耐えられないような狭い空間だ。中腰でなければ通れない。

「(さっきと同じような場所だなぁ)」

フェライクはかなり小さなペンギンだ。これくらいの隙間なら入れそう。さらに彼はトラブルメーカーなので、こういうとんでもない所に行きそうだからだ。

しばらく進んでいると、また謎の廊下に出た。扉も何も無い。かなり不気味である。

「なんのためにこんな部屋あるんだ?」

ルーは廊下の1番奥まで行ってみたが、本当に何もない。

「(何もないのに、部屋なんか作る必要あるのか?)」

どこかに隠し部屋があるのだろうか?彼は壁を押してみる。しかし何もない。今度は足踏みしてみる。すると。

ゴォォォォォォォォ

1番奥の1番端の床が動き、穴が現れた。降りると分かれ道があった。右も左も同じような雰囲気である。

「なんか、既視感がある」

ルーは石を適当に投げた。石は右に飛んだので、右に行くことにした。

また洞窟のような狭い空間にいた。閉所恐怖症にはおそらく1分も耐えられないような狭い空間だ。中腰でなければ通れない。

「(ちょっと、いい加減どこだよここ!)」

フェライクはかなり小さなペンギンだ。これくらいの隙間なら入れそう。さらに彼はトラブルメーカーなので、こういうとんでもない所に行きそうだからだ。

しばらく進んでいると、やはり謎の廊下に出た。扉も何も無い。かなり不気味である。

「なんのためにこんな部屋あるんだ?」

ルーは廊下の1番奥まで行ってみたが、本当に何もない。

「(何もないのに、部屋なんか作る必要あるのか?)」

どこかに隠し部屋があるのだろうか?彼は壁を押してみる。しかし何もない。今度は足踏みしてみる。すると。

ゴォォォォォォォォ

1番奥の1番端の床が動き、穴が現れた。降りると分かれ道があった。右も左も同じような雰囲気である。

「どっちに行けば……………。って、なんかさっきもこんなことしてた気がする」

ルーは石を適当に投げた。石は右に飛んだので、右に行くことにした。

「⁉︎………ダメだ!ストップ!!!!!!」

ルーは寸前で気づいた。そして左腕を見た。


血で、左へ行けと書いてあった。


「……………」

彼は左を向いた。右と同じような雰囲気だった。このまま進んでいいのだろうか?

「………………いや、進むしかない」

ルーは足に力を入れて、左の廊下へ進んでいった。

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