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2023年9月29日 13:43
初めまして。この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。キリのいいところまで拝読したので、批評に入っていきます。まずは良かった点から。全体として文章表現はそつなくこなされており、話の流れとしても綺麗でした。気がかりな部分は後述しますが、おおむね違和感なく読むことができました。登場人物たちの関係性や世界観など、今後への期待の膨らむ内容が序盤から盛り込まれていた印象です。滑り出しとしては、面白い部類に入るのではないでしょうか。続いては気がかりだった点に触れていきます。大きく分けて二つ。一つ目は作中世界について。野暮ったく、作品の根幹を揺るがしかねない指摘だと思いますが、日本の存在がミスマッチなように感じました。肝となるエルトリアはどこか西洋ファンタジーの響きがあるので、余計にそう感じるのかもしれません。いっそのこと日本要素を消して、架空の世界を描いた方がまだ納得できます。他にはSF的な演出にするなら、さらに遠い未来の話にして、エルトリアは列強諸国の連合国という設定にしてもいいかもしれません。二つ目は展開について。前述したように綺麗にみえる反面、ところどころ粗い部分も見受けられました。たとえば帝国崩壊の流れと、洞窟でのワープ。どちらも突拍子もない展開で、驚きを通り越してギャグの色が強かったです。まず帝国の話からすると、皇帝があまりにも不用心です。アルマの反逆を予知できなくとも、無心の刃と同等かそれ以上の側近を従えているのが普通だと思います。なので、それらとの激戦の末に皇帝の首を獲った方がまだ話の整合性はあるのではないでしょうか。ワープの場面も同様です。事故的にワープせず、なにかしらワンクッション挟んだ方が理由付けもできて好都合でしょう。おそらく本作はラノベに分類されるのでしょうが、そうした展開の粗さが作品の全体像をぼやけさせている印象です。ギャグがメインの作品ではないでしょうし、どちらかといえば硬派な演出やカッコ良さが売りだと思います。作者様は基礎的な文章力はお持ちなので、あとは内容の微修正を重ねていけば作品は一段階レベルアップすることと思います。最後に一点。作中で「崩御」という単語が使われていますが、これは人に対して使う言葉であり、国には使いません。国の場合は「崩壊」が適切かと。以上になります。自作品に対する気づきにつながったのなら幸いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!評価と改善点を挙げていただいてありがたいです!(土下座)今後の課題として参考にさせていただきます。一つ質問なんですが、ワープの件になにかしらワンクッション挟んだ方がいいとありますが、具体的にはどんな感じがいいかピンときません(汗)あくまでも一意見としてお聞きしたいので、お手すきの際にアドバイスしていただけると幸いです。
2023年3月21日 01:18
青年・アルマの発見→覚醒→活躍と、見事なストーリー展開でした(^ω^)彼に対する美香の心境の変化、というか深化も丁寧に描かれていて、かつスピーディなので、機械兵成敗まで一気に拝読させていただきました。登場人物が多めですが、誰が何をしているのか、どの台詞を言っているのかが明確に描かれていて、混乱することがなかったのも魅力に磨きをかけていますね。一つ申し上げるとすれば、ターミネーター2を連想してしまうところでしょうか(笑)
初めまして。
この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。
キリのいいところまで拝読したので、批評に入っていきます。
まずは良かった点から。全体として文章表現はそつなくこなされており、話の流れとしても綺麗でした。気がかりな部分は後述しますが、おおむね違和感なく読むことができました。登場人物たちの関係性や世界観など、今後への期待の膨らむ内容が序盤から盛り込まれていた印象です。滑り出しとしては、面白い部類に入るのではないでしょうか。
続いては気がかりだった点に触れていきます。大きく分けて二つ。
一つ目は作中世界について。野暮ったく、作品の根幹を揺るがしかねない指摘だと思いますが、日本の存在がミスマッチなように感じました。肝となるエルトリアはどこか西洋ファンタジーの響きがあるので、余計にそう感じるのかもしれません。いっそのこと日本要素を消して、架空の世界を描いた方がまだ納得できます。他にはSF的な演出にするなら、さらに遠い未来の話にして、エルトリアは列強諸国の連合国という設定にしてもいいかもしれません。
二つ目は展開について。前述したように綺麗にみえる反面、ところどころ粗い部分も見受けられました。たとえば帝国崩壊の流れと、洞窟でのワープ。どちらも突拍子もない展開で、驚きを通り越してギャグの色が強かったです。まず帝国の話からすると、皇帝があまりにも不用心です。アルマの反逆を予知できなくとも、無心の刃と同等かそれ以上の側近を従えているのが普通だと思います。なので、それらとの激戦の末に皇帝の首を獲った方がまだ話の整合性はあるのではないでしょうか。ワープの場面も同様です。事故的にワープせず、なにかしらワンクッション挟んだ方が理由付けもできて好都合でしょう。
おそらく本作はラノベに分類されるのでしょうが、そうした展開の粗さが作品の全体像をぼやけさせている印象です。ギャグがメインの作品ではないでしょうし、どちらかといえば硬派な演出やカッコ良さが売りだと思います。作者様は基礎的な文章力はお持ちなので、あとは内容の微修正を重ねていけば作品は一段階レベルアップすることと思います。
最後に一点。作中で「崩御」という単語が使われていますが、これは人に対して使う言葉であり、国には使いません。国の場合は「崩壊」が適切かと。
以上になります。
自作品に対する気づきにつながったのなら幸いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!評価と改善点を挙げていただいてありがたいです!(土下座)今後の課題として参考にさせていただきます。
一つ質問なんですが、ワープの件になにかしらワンクッション挟んだ方がいいとありますが、具体的にはどんな感じがいいかピンときません(汗)あくまでも一意見としてお聞きしたいので、お手すきの際にアドバイスしていただけると幸いです。