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 それからふゆの子は、その場所ばしょにとどまりました。


 ちないように気をつけて、つめたい北風きたかぜこさないようにしました。


 雪雲ゆきぐもちかづくと、いはらいました。



 ここよりもっとみなみのまちの人たちは、いつまでたっても冬の子がないので、なにかおかしいとおもっていました。


「冬の子や~い! いつになったらくるんだい?」


 南のまちの人たちは冬の子にさけびました。


 しかし返事へんじはありませんでした。

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