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 ふゆの子は、男の子のいえを、なんとかのこそうとがんばりましたが、はだんだんとすくなくなっていきました。


 約束やくそく誕生日たんじょうびには、あと二枚にまいしか残っていませんでした。



「お誕生日、おめでとう!」


 男の子の部屋へやの中からは、あかるいわらごえこえました。


 男の子のお母さんが、お父さんが、兄弟きょうだいたちが、プレゼントをあげたり、ケーキにろうそくをたてたりしていました。


 みんながとてもたのしそうで、そして、うれしそうでした。


 男の子もこれまでで一番いちばん笑顔えがおを見せていました。


 冬の子も男の子の様子ようすを見て、とてもうれしそうでした。


 お誕生日のパーティーのあいだにも、葉が一枚、かぜにさらわれていきました。

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