6話 弱さ
隼人、かな、三壁、あやか、たくみ
5人でのチームでクラスメイトを探しに行く。
「ここからは行ったことがない。いつセントルが来ても戦えるようにしよう。」
そういうと気を引き締めて歩いた。
「ここは昔戦いに逃げそびれた人たちが作ったものらしい。人に見つかる心配が少な いからもしかしたらいるかもしれない。」
そういうと洞窟に入っていった。
(こんなところもあるのか。でも、ここなら逃げる道にちょうどいいな)
そんなことを思いながら歩ていると
「ここに少しでもいるといいんだけど、、」
そうかなが言うと三壁が困った顔をしている。
「俺らはここにきてまだ1週間もたってない。問題はご飯だ。」
確かにそれはある。俺は食べれているけどここにはなにもない。
唯一あるのが少しだけ流れている水だ。
「大丈夫。私はまだみんないるって信じてる。」
あやかがそういうと隼人もうなずいた。
(この子ほんとに優しいな。俺はこんなこと言えない・・)
「みて!!!」
かなが指を察した方向を見てみる。
(前まで焚火してたんだな・・近くにいるぞ!)
分析 MPの表示があった
500/500・・・?
次元が違う。これはやばい。
たくみ直感的に思った。
「逃げろ!!!!」
たくみが叫びとみんな一斉に戦闘態勢だ。
「インパルス」
かすかに聞こえた次の瞬間無数の槍が飛んできた。
「シールド!!!」
三壁が前に出てシールドをはった。
キンッ キンッ
高い音を出しながら槍がはじけていく。
「光よ。私たちを照らしてください」
あやかが唱えると洞窟にかすかな光が宿った。
「ごめんね。長くは続かないけどこれで逃げよう!」
しかし、一瞬にして近づいてきた。男はローブを着て顔はよく見えない。
槍を片手に勢いよく刺してきた。
(身体強化!)
たくみはあやかを引っ張り間一髪よけたが追撃が来る。
再び無数の槍が飛んできたのだ。
「アイスブレード!」
かなの魔法だ。激しく空中で槍と氷の刃がぶつかり合う。
「こっちだ!」
隼人の声が聞こえる。たくみは隼人のところまであやかを連れて行った。
「たくみはここであやかを頼んだ!身体強化!」
隼人は剣を片手に男に振るがかわされ槍で左肩をさされた。
(くっ!)
しかし、刺した相手事引っ張り剣を縦に振る。
男はよけきれず槍を手放すが間に合わない。剣は勢いよく相手の右手を飛ばしていく。しかし、無数の槍が隼人に飛んでいく。
(シールド!)
隼人からは小さいシールドが出てきた。心臓だけを守りあとは隼人を貫いた。
左肩、右足、右手、、隼人の叫び声が洞窟に響く
「ヒール!ヒール!!」
あやかが隼人に回復魔法をかけ傷は回復するが隼人の精神的なダメージまでは取れない。
「くそが!!」
三壁が男にむかって斧を振る
しかし、男は左手で槍を持ち替え三壁の腹を突き刺す。
「ヒール!!」
あやかは三壁と隼人に回復魔法をかけ続ける。
「アイスウォール!」
かなが叫ぶと氷の壁ができ始めた。
「今のうちに!」
そういうと三壁は隼人を担いで洞窟を上がっていった。
しかし、あやかが動けない。
(分析) -10/350
MPを使いすぎて動けずにいた。たくみはあやかをおんぶして洞窟の外を目指したが遅かった。氷の壁を貫通して槍が飛んできたのだ。
(移動!!)たくみは洞窟の外まで移動してなんとかあやかは逃がすことができた。
「まだかながいるの!返して!!!」
あやかが叫ぶと三壁はあやかを抑え落ち着かようとしたがあやかは必死にもがいた。
「待ってて。」
たくみはそういうと身体強化を使い洞窟に再び入っていった。
しかし、遅かった。かなは槍に貫通され息をしていなかった。
男はにやりと笑いたくみを見た。
「お前、、お前!!」
(移動)
たくみはローブの男の下まで移動し男の足から顔にめがけ剣を振った。
完全に不意を突いたはずだった。男は後ろにジャンプしながらかわしローブだけ切った。
男の顔をみて自分の目を疑った。クラスメイトの1人「智也」だ。
「なんで。。?隼人と幼馴染だったはず」
たくみはそう聞くと智也は笑い始めこういった。
「知らねえよ。あいつのことは嫌いだったんだよ。逃がしちまったか。
その代わりこの女は殺せたからまぁいいか」
たくみは言葉が出なかった。それと同時に怒りがこみ上げた。
「お前だけはころす。。移動」
たくみは智也の目の前に移動し、剣を思い切り振った。
智也も不意を突かれたのか反応ができないはずだった。しかし、智也はにやりと笑いかわしたのだ。反応できなかったはず。。。なんで。。
「おいおいたくみさんよ?えらい強いスキルだな?お前は厄介だ。インパルス」
たくみの周りを槍が囲う。しかし、たくみは冷静だった。(移動)
一瞬相手に硬直があるのを見逃さない。相手の背後までワープし剣を振った。
(なんで?なんで反応できるんだよ)
切れたのは相手の右腕だった。
「残念だったな。お前じゃ勝てねえよ。死ね」
そういうとたくみに槍が飛んできた。
しかし、槍は途中で止まった。
分析を続けていた俺の勝ちだ。
MP ー20/500
たくみは身体強化を使い相手にめがけ地面を蹴った。
右手にもった剣が相手の腹を貫通させた。
「お前も人殺しだ・・」
最後ににやりと笑い智也は死んでいった。
「うああああああ!!」
たくみは自分が人を殺したこと、かなが死んでしまった自分の弱さに悔しくなった。
そして智也の言葉が脳裏によぎった。人殺しと。
そしてたくみは意識をそのまま飛ばしてしまった。
MP ー32/200
オリジナルスキル強化。
身体強化 分析 2つのスキルを強化します。
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かなめです。
本日もご愛読ありがとうございます。
最近は文の読みやすさを意識して作ってます!
戦闘シーンはわかりやすいようにしてますが読みやすですかね??
アドバイスやコメントくれると嬉しいです!
良かったらいいねとコメント、フォローなどお願いします!
次回もお楽しみに!
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