4話 真実か偽りか

何が起こった・・・

俺は町を出てスキルを試してたんだ。

(身体強化)

そう思うとたかくジャンプをし分析を使い上空から周りを見て

クラスメイトがいないか探したがMP表示がなかった。

そう思いながら移動していた時だった。


「ロック!!」

そう聞こえた瞬間地面が割れはじめすかさず身体強化を使った。

再びジャンプし分析。視覚にMPが表示され敵を確認した。

すぐに身体強化を使い反対方向へと走った。

ー5/20

さすがに使いすぎた。しかし、ここで死ぬわけにもいかない。

最後の力をふり絞り足に全力を込め地面を蹴った。

(よし!逃げ切れた!)

この油断が命取りになった。


「ステイン・・」

突如目の前に現れたのだ。

(透明化なんてずるすぎるだろ・・・身体強化!!!)


もう引けない。ならば選択肢は1つ。相手をダウンさせる。

たくみはさらに地面を蹴り相手にむかって飛び込んでいった。

相手も不意を突かれたのか驚きの表情だった。小さくしゃがみ腕を突かんだ。

そのまま思い切り投げ飛ばし相手を木に直撃させた。


「ロック」

再び地面が割れた。

(かわせるかよ・・)

たくみの体力は限界を超えていた。そのまま気絶してしまった。


目が覚めると何も見えない。手足も動かない。


「なんなんだよ!!」


たくみが叫ぶと女の声が聞こえた。

「目が覚めたかい?おはようさん」

ご機嫌な声で話しかけられ袋を取られた。

相手は髪の短い細くみな体をした同い年くらいの女の人だった。

「なんで殺さないんですか?」

たくみは不思議そうな顔で聞くともう1人奥から出てきた。

やや小柄な女性で髪の毛が黒く長いきれいな女性だった。

「あなたは転生者だよね?」

そう聞くと俺の元まで歩いてきた。

「転生者です。。」

この一言しか言えなかった。

「殺さない。ただ話があるの」

そういうと小柄な女性はこう言い始めた。


「ミーシャとセントルの関係はもう知ってるよね。

 私たちはミーシャでもセントルでもない。2つの国とは全く別の国を作り戦争を終   わらせるために集まったの。」


(そんな話は知らないし聞いたこともない・・)

たくみは疑いの目を向けた。

「信じれないのも無理ないよね。。あんなひどいことしたもの。。

 私はここで待ってたの。ごめんなさい。」

(待ってた?ほかにもいるのか?)

たくみはそう思い周りを見渡した。

「3人いるの。もう一人はもう帰ってくる」

そういうと奥から足音が聞こえてきた。

「目が覚めたんだ。君につかまれた腕が痛くて、、」

そういってきたのはたくみより少し大きな男だった。

髪は短くさわやかなイケメンだった。

「自己紹介は後だ。先に君に聞きたいことがある。」

たくみは無言でうなずいた。

「転生者は君らだけじゃない。俺らも転生してきた。今は3人だけどね・・

前はもっといたんだよ?みんなやられてしまったけどな」

そういうと髪の短い女が口をはさむ。

「ちょっと!!!」

男は「大丈夫。」そういうとたくみのほうを見た。


「もともとセントルだった俺らはミーシャと戦っていた。しかし、初めての戦いでわけもわからないまま負けそうになり撤退した。それでも何人も死んだ。女の子は捕まり縛られそっからは・・想像に任せるよ。」


そういうと男は拳を握りしめこういった。


「許せなかった。クラスメイトが目の前で殺されるのを見るしかできなかった。

 だけど、セントルの連中も同じことをしてたんだ。それから俺らは三人が生き残り

 どちらの戦いも参加せず終わらそうと思い作った。第3の国、マーテル。3人しか    

 知らない。仲間はこれから増やしたいが転生者じゃないと勝てなく君をさらった。

 手荒な真似をしてごめん」


そういうと3人ともに頭を下げられた。

「自己紹介が遅れたな。俺の名前はみなとステインを使っていた男だ。」


「私がさなって言うわ、ロックで地面を砕く力よ。」

髪が短い女性が言った。


「私はみくって言います。回復役です。」

そういうと小柄な女性が頭を下げた。


「たくみって言います。スキルはまだ言えない。。」

「そうか。率直に言うがたくみ俺らの仲間にならないか?」

そういいながら縛っていたロープをほどかれた。

「返事は今度でいいから考えてほしいんの」

みくがそういうと瓶を渡してきた。

「MPが回復するの。私が作ったから嫌なら捨ててもいいから。」

そういうとさなが睨んできた。

「捨てるなら私がもらうわ!!」

そういって自分が持っているドリンクを一気に飲み干した。

「明日13時門から少し離れたところで待ってるから。詳しくはまたそこで」

そういうと出口まで案内され地図までもらった。

たくみは考えながら帰った。


(まずは情報収集だ)

身体強化!そう思ったが体に力が入らない

ー13/20

帰って一度仮眠をとろう。瓶はまだ飲めずにいた。

町に戻り宿に行った。

(疲れた・・)

そう思い布団に寝転ぶと意識はすぐになくなっていった。


オリジナルスキル 超回復 移動。


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かなめです。

少しづつ強くなっていく主人公が好きで徐々に・・・

そんなことを思いながら書いてます!

次の更新が今日できたらいいなと思っています!!

楽しみしてくれる人がいるのが私的にすごく嬉しいです。

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