3話 成長

クラスメイトと離れ1つ気づいたことがある。連絡をとる手段がないことだ。

いま隼人たちとは離れたらすぐにやられてしまう。

町を探して1時間がたったころかなが言った。

「みんな生きてるかな。。もう嫌だ。帰りたいよ」

そういうと泣き始めた。

「大丈夫だよ。私も絶対かなと一緒にいるから」

あやかはそういうとかなの背中に手を当てた。

「そういえばたくみのスキルなんなんだよ」

三壁が思い出したこのようにいう。

(一番聞かれたくない・・・)

たくみはそう思いながら見せた。


たくみ

MP3/15

オリジナルスキル 身体強化 分析


(分析なんてあったか?)

そう思ったが三壁が笑っているのが腹が立つ

「お前MPすくねえな!!身体強化も全く使えねえな。。」

「三壁くん、それでも今回は助けてもらったよ」

あやかがフォローした。三壁は舌打ちしながら黙り込んだ。


カサカサ

木の揺れる音がした。

瞬間的に戦闘態勢に入る。複雑な気持ちだ。もうこの状況に対応できている。


「見つけたぞ!!転生者だ!ミーシャの光だ!」

嬉しそうに近づいてくる3人の騎士に戦闘態勢は変わらない。

「俺らは敵じゃない。見方だ。ミーシャの騎士だ」

1人の人がそういうが信じられない。

「俺らはさっき騙されて殺されかけたんだ」

三壁はそういうと騎士は驚いた顔をしながらこちらを見た。

「それはすまなかった。しかし、町まで案内するのが仕事だ」

信じれないならといって地図だけ渡され騎士たちは去っていった。

「どーする?」

そう隼人が言う

「行くだけ行ってみよう」

その言葉に頷き歩くことにした。少し行くときれいに光っている町を見つけた。

「待ってたぞ」

町に入るとさっきの騎士が出迎えてくれた。こっちだと言われついていくと宿に案内された。

「今日はゆっくり休むといい。ご飯は好きなところに食べに行くといい」

そういわれると1人1人別の部屋に案内された。


部屋に入ると今日のことをいろいろ思い出してしまう。

左腕がきれいに治っていること、おじいさんを殴り飛ばしたこと。

自分のオリジナルスキルが弱すぎること、、、

今日は飯食って寝るかなどと思い外に出た。商店街からは笑い声が聞こえている。

戦争をして領土を奪い合っているのになどと思いながら歩くとおいしいシチューを見つけた。

(好きなもの食べていいと言われてもお金ないわ)

などと考えていると見回りの人が話しかけてきた。

「店の前でなにしてるのんだ?」

困った顔をしていたのだろうか。

「お腹すいたんですがお金がなくて。。」

そう伝えると相手は不思議そうな顔をする。

「お金がなにかわからないけど、俺らは毎日食べれるぞ?」

そういうと店にむかって「こいつ食べたいって」と叫んだ。

「何がいいんですか?」

店員がそう伝えてきた。

「シチューでお願いします」

そう伝えると店員は満面な笑みで戻っていった。数分後シチューが届いた。

たくみはシチューを食べながら今までの状況を整理した。


1、HPはなくダメージは受けた分リアルに痛い

2、ほかの国にも転生者の可能性が高いこと

3、成長すればオリジナルスキルを習得できる


この3つがおおまかな内容だ。

MPの回復やMPの進化の方法が分かればもっと強くなれる。

たくみはそう思いながら自分のMPを確認した。

1/15

あと1か。。

そう思いながら部屋に帰って試すことにした。

部屋に帰ると身体強化とイメージして拳を思い切り振った。

その瞬間激痛が走った。頭が痛い。体がしびれてきた。

ー2/15

MPがマイナスになっていった。しかし、もう一度(身体強化)

さっきより力は入らなかった。拳を振ると同時に体が限界を迎え意識が途絶えた。。


朝目が覚めると体調は回復してた。すかさずMPを確認した。

20/20

どうやら使えばMPが増えていくのだろう。

次はオリジナルスキルの増やし方だ。

そんなことを考えていると、部屋がノックされた

「どうぞ」

そう答えると、隼人たちが来た。

「たくみの自由だがクラスのみんなを探しに行こうと思って」

隼人がそういうと3人とも頷いた。

答えはNoだった。

「俺はみんなと違って弱いから情報収集するよ」

そういうとあやかが悲しそうな顔で

「わかった。たくみ君気を付けてね。」

気を付けるのはそっちだろ、そんな顔をして手を振った。


「さてと、、、分析!」

そういうとすれ違う人のMPが見える。

分析は相手の少量の情報を得ることができる。

MP

19/20

少し減っているがずっと見続けることができる。

しかし、見続けたら目がMPは減らないが頭痛が起きる。

次に身体強化だ。使う力が多きいほどMPが多く消耗される。

無駄に使うことができない。

たくみは少しスキルを試したく町の外に出た。

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「転生者を見つけました。」


「よし、とらえろ」


「何が起こった・・・?」

気づけば袋を被らされ縄で縛られていた。。。



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かなめです。

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次回は明日更新します!





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