ポケットの数だけ。
ももいくれあ
第1話
ちょっとした、嘘をついた。
そんな夜があったコト。
月のあかりの照らされて、恥ずかしくって、ちぢこまった。
ちっちゃくなったココロとカラダ、
切なくって、ちょっと泣いた。
そんな夜があったコト。
今でもはっきり覚えているよ。
冷たい手を握り返すと、ぎゅーって、とってもあったかかった。
君がついた嘘の数だけ、ココロのポケットが増えていった。
穴だらけのココロにつけた、ポケットが愛おしかった。
辛くて、悔しくて、悲しくて、仕方なくて、
ポケットはちょっとずつ増えていった。
ポケットの数だけ。 ももいくれあ @Kureamomoi
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