第154話 想像以上


よっしゃあぁ!目指せ1万文字!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



キーンコーンカーンコーン……………………


俺が、自分の親衛隊?に囲まれていると、もう予鈴の鐘がなってしまった。


「やばっ、俺着替えてないのに」


けど、それは全員同じなので、まるで蜘蛛の子を散らすように一瞬で消えていった。


ほ〜。

あんだけ早い動きが出来るならそこらの魔物なんて一瞬だろ。

それぐらい早い動きを見せた。


ってそんな事思ってる場合じゃない。

早く着替えなくちゃ。


あんだけボルトの前でカッコつけたのに遅刻するなんて恥ずかしい。


でも、今から更衣室に行って着替えたら確実に間に合わないし…………


…………よし。

もうこの教室には誰も居ないんだからここで着替えるか。


……クックック…………

俺が暗殺者時代に身に着けたこの必殺技をお見舞いしてやろう。


秘技!!!


高速着替え!!!


俺は心の中でそう叫ぶと、その名の通り高速で着替えた。


「キイイイィィィィィィ!!!」


「うわっ」


急に奇声が聞こえたのでとっさに振り向いてみると、血の涙を流しながらカメラを握りしめているクラスメイトの姿があった。


怖っ!

流石に犯罪よ?

日本だったらとっくに警察呼んで逮捕よ?


…………まぁ、いっか。

別に下着姿を見られても男だし。

そんな需要無いだろ。


そんな事より、俺が優先しなくちゃいけないのは授業にちゃんと出る事だ。


流石に走りながら校庭に行くのはダサいよなぁ。

どうやって登場したら良いただろう?


「……飛び降りるか」


俺はそう呟くと、教室の床を思いっきり蹴り、全力で跳んだ。


そして皆が居る校庭に着地し、大量の土煙を巻いた。


「ゲホッゲホッ…………何が起きたんですか?もしかして隕石……?」


「いや〜、すみません。授業に遅れそうになったもんで」


俺がそう言うと、


驚愕の目、

尊敬の目、

恐怖の目、

憤怒の目。


こんだけの感情の目を向けられていた。


……まぁ、いい。

別にこんな奴らから何を思われてもどうって事ない。

俺はただ、実力をつけるだけだ。


愛の為に。

復習の為に。

国の為に。


「……ごほんッ!それじゃあ、授業を始めます!」


先生がそういった瞬間、チャイムがなった。


先生の体内時計ってなにげにすごいよな。


「それじゃあ、いつもどおり、二人一組になって模擬戦をしてもらいます。今日はいつもみたいに各自でやるんじゃなくて、皆に見てもらいながら一組ずつやってもらいます。それじゃあ始めて下さい!」


先生がそう言うと皆、なれたように組を組んでいく。


…………ただ一人以外は。


「お、おい!一緒に組もうぜ!」


「いや、俺は大丈夫だよ」


「クソッ!それじゃあアイツと組む事になるじゃねぇか!」


「お、俺だって怖いんだ!他の人に頼んでくれ!」


そういって一緒に組むのを頼まれた男子はそそくさとその場を離れた。


「お〜、ボルト。お前まだ組めてないのか?俺と組もうぜ?」


「クッ……なんでこいつと…………」


そりゃあ、皆分かってるからだよ。

ボルトと組んだら絶対ヤバいって。


なんで俺が皆の前でボルトの事を模擬戦に誘ったんだと思う?

そりゃあ俺がボルトに復習するのを皆に知らせるためだよ。


皆は薄々、ボルトが俺を殺したんじゃないかと気づいている。

だからボルトとの模擬戦を止めようとしなかった。


もし止めようとしたら何されるかわからない。


1年以上前に死んだと思ってたやつなんて怖いだろう?


「…………はい、組は決まりましたね。それでは順番に並んで下さい」


俺たちの順番は最後。

それまで震えながら待ってるがいい。





ーーーーー





…………うん。

思っていた以上に皆が成長してるな。


俺の5歳ぐらいの実力はあるんじゃないか?

多分結構レベルは高いと思う。

ステータスも技術力もな。


そしてよく目立ったのはボルト達の取り巻きだ。

転生する前の俺が苦戦するぐらいには強い。


しかもこの模擬戦で気づいたんだが、奇跡的にクラスに知り合いがボルトしか居ない。


せめてアイリーンぐらいはいると思った。


まぁ、居ないほうが良いだろうな。

ボルトとの模擬戦を止められたら厄介だ。


…………それと一つ、気になることがある。


ボルトが、あまり恐怖を抱いてないのだ。

勿論、冷や汗を掻くほどには恐怖している。


けどそれだけ。

俺はもっと、体がブルブル震えて顔が真っ青になるぐらい怖がるかと思っていた。


……多分、皆が言っている通り、ボルトは強くなっているんだろう。


さて……どれほどの実力なのか…………


「次は…………ボルト君とレオン君!」


「はい」


「…………」


先生に呼ばれたというのに、無言を貫いている。

礼儀がなってないな。


先生に呼ばれて俺たちは校庭は校庭の中央に立った。


――――――――ッ!!!!!


ボルトの口角が少し……上がった…………?


勿論これは、なんの変哲もない動作だ。

けどそれをこの状況下でするのはおかしい。


お前は俺に対して恐怖を抱いてるはずなのに。


…………まぁ、いい。


どちらにしよ俺がひねりつぶせばいいだけの話。


「…………お前、どうやって戻ってきた?」


……驚いたな。

口を開けたなんて。


「……別にどうでも良いだろう?…………いや、気になるか。自分が殺した人間が生きて帰ってきたんだからな」


「――――――ッ!!!!」


ボルトは驚いたように、周りを見渡した。


大丈夫だ。

今の会話は俺とお前にしか聞こえていない。


「…………両者、準備は良いですか?」


「はい」


「……ああ」


「それでは…………はじめ!!!」


よし!始まった!


「…………え?」


突然……消えたのだ。

ボルトが。


…………いや、居るな。

俺に見えないように移動しているだけで居る。


……ここだ。


「チッ!」


俺はボルトの攻撃をギリギリ防御した。


「――――――ッ!!!!!!」


こいつは……本当にボルトなのか?


ありえない……ありえない。

こんな事はありえない。


……そしてそれから、一方的な虐殺が始まった。


勿論……俺がボルトに対してだ。





ーーーーー





「もうやめ!!」


俺がボルトの事をボコボコにしていると、先生が止めに入ってきた。


「わかりました」


「救護班!ボルト君を医務室へ!」


先生がそう叫ぶと、白い布を被った人たちがボルトを背負い、医務室へ運んだ。


「レ、レオン君。流石に今のはやりすぎですからね」


先生は、ボルトを気を失うまで殴った俺にその一言だけを言って元の場所に戻った。


普通そんな一言で住むはずがない。

最悪、退学処分もあるだろう。


やっぱり先生もボルトに対して不満が溜まっていたんだな。


…………いや、あそこで怒ったら俺がなにをしでかすかわからないかったのかもしれない。


まあ、退学処分にならなかっただけましだ。


「学級委員長!号令を」


「気おつけ!……礼!」


こうして俺の初めての授業は終わった。

…………最悪の形で。


「授業も終わったし、アテネに会いにいくか」


なにげにまだアテネには会ってないしな。

……いや、なにかプレゼントを用意してから会った方がいいか?


う〜ん、悩むn――――――ッ!!!


俺は一瞬の内に雷の刀を作り、後ろに斬りかかった。


それは、突然後ろに気配を感じたからだ。


「久しぶりだね。レオン」


「……その声は……アテネ?」


俺の後ろに居たのは……1年前と随分変わった、アテネの姿があった。


「アテネ……身長伸びたなぁ」


以前は110cmもあるかないかぐらいの身長だったのに、130は超えているであろう身長になっていた。


「レオンが居ない間、成長期を迎えて…………それで身長が伸びたんだ。レオンは……いや?」


いくらアテネの身長が伸びたといえ、まだ俺の方が身長は高い。

だからアテネは上目遣いで聞いてきた。


「いや、全然いい。最高」


うん。

さっきまでの憂鬱さが一気に吹っ飛んだ。


それより…………


「以前と比べて身長も伸びたが……実力もめちゃくちゃ伸びたな。真後ろに来られるまで気づかなかった」


「ええ。今では私に並ぶぐらい強くなってますよ」


ふと茂みからギルファが現れた。


「え、ギルファと並ぶぐらい?」


めちゃくちゃ強くなってない?

もしかしたら追い抜かれる?

アテネが主人公の時代始まる?


「いや、師匠に比べたらまだ全然ですよ」


「いや、アテネの実力はとても高いですよ」


「いやいや」


「いやいや」


…………………………


「…………………ギルファ」


「ん?なんですか?」


「お前、殺されたいの?」


「へ?」


なにが『へ?』だよ。

なんで俺の前でアテネといちゃつく?

眼球くり抜いて卓球するぞ。


「…………そんな事より、レオン様に聞きたいことがあります」


「……なんだ?」


さっきとは打って変わってギルファの顔がとても真剣な眼差しに変わっていた。


「先程の、ボルトとの戦いは、どうでしたか?」


やはり、その質問が来たか。



「強かった。異常なほどに強かった。次戦ったて勝てと言われたら……結構難しい。それぐらいボルトは強かったよ。多分…………俺より強い」



俺がそうやって話すと、アテネがすかさず話に入ってきた。


「そ、そんなはず無い。だってさっき、レオンはボルトのに圧倒していたでしょ?」


「それは、俺の初見殺しの力を使ったからだ。次は絶対対策される。ボルトはクズだが、戦闘センスは高いからな」


「――――――ッ!!!!!」


俺がそう言うと、アテネは下を向き、涙を流しかけていた。


ごめんな、アテネ。俺がもっと強かったら良かったのにな。

俺は心の中で何回も謝った。


「それじゃあ、もし次戦っても…………勝てますか?」


そんなの、勝てるわけがない。


そうやって言ってしまえればよかった。


ボルトの力は強大だ。

俺が知っている同級生の中で一番強い存在は……ボルトだろう。

それぐらいボルトは強い。

最初の様子見の攻撃で分かった。


『俺より強い』


って。


多分、ボルトも薄々気づくのでは無いだろうか。

己の方が強い事を。


もしそうなったらセラを助けることはできなくなるかもしれない。


だってボルトは……強いのだから。


だから俺は…………



「勝つさ」


勝つ。

どんな手を使っても。

どんなに意地汚くても。

俺は勝ってみせる。


それが……仲間の為なら。


「…………そうですか」


「ああ、俺は勝つよ。あんな雑魚に負けてたら……最強になれないからね」


俺がそう言うと、ギルファは目を丸くした。


ん?どうした?


「もしかしてレオン様は……『最強』を目指しているのですか?」


「ああ。当たり前だろ?」


『最強』

それは簡単に目指せるものではない。


地球での最強は、ただ最も強い者だ。


けど、この世界では違う。


『最強』この世界で最も強くなろうとするのは、とてつもない努力と……才能が要るのだ。


エレンよりも。

コイオスよりも。

そして…………邪神よりも。


「もし、レオン様が最強になるのならば…………私はその最強の右腕にでもなりましょうかね」


ギルファは、俺が最強になる事を疑う様子もなかった。


…………俺が最強の目指すためには……話しておかなくちゃいけないことがあるな。


「ギルファ。皆を呼んでくれ。全てを話そう」


「?……わかりました」


ギルファはキョトンとした顔をしていたが、皆には話さなくてはいけないことがある。





ーーーーー





「どうしたのレオン?皆を集めて」


皆には、放課後にイオさんの家の集合してもらった。


……いや、正確に言うと、イオさんとセラの家だ。

もう親子何じゃないかっていうぐらい仲良く暮らしている。


◯ァックユー!


まぁ、そんな事は置いといて、今回集まってもらったのは、


イオさん。

セラ。

アテネ。

ギルファ。

ビート。


その5人だ。


「そういえば、ルークが居ないね。こういう時は必ず居るのに」


…………あ。


思いっきり忘れてたぁぁぁぁぁぁ!!!


どうしよう?

どうすれば良い?


……いや、ルーク達には村の管理を任しているし別に置いてきたのは正しかったのか。

よし、そう思っとこ。


「…………今みんなに集まってもらったのは、この1年以上の間、俺はなにをしていたのかを話す為だ」


「「「「「………………」」」」」


俺がそう言うと、皆の顔が真剣になっていった。


「単刀直入に言うと…………俺はボルトに殺された。それは死んだって意味だ」


「「「「―――――――ッ!!!!」」」」


俺がそう言うと、皆びっくりした顔をしている。

そりゃあそうだよな。

今目の前に居る人間から

『私は一回死にました』

って言ってるんだから。


…………いや、びっくりしているのは4人だな。


イオさんは納得したような顔をしていた。


「やっぱりな」


「…………やっぱりってどういう事だ?」


もしかして俺が転生したの分かっていた?


「俺は、お前の死が受け入れられなくてお前が死んだ場所を探したんだ。そうしたら…………お前の遺体があったよ。勿論、魔物に食われてほぼほぼなくなっていたが、お前の装備品やらなんやらが色々あった。それで…………死んだと思っていた」


まじが。

俺の死体を見たのか…………ちょっと俺も見たかったな。

自分の死体とか見る機会無いし。


「……そんなの、聞いてないんだけど」


「ああ、もし言ったらお前らもついてきそうだったから言わなかったんだ。すまんな」


イオさんは申し訳無さそうに謝った。


「……今の話で疑問に思ったんだけど…………なんでレオンは生きてるの?」


セラが聞いてきた。


そりゃあ疑問に思うわな…………


「俺は…………転生したんだ」


「転生?…………おんなじ姿で?なんで私達とおんなじ年齢なの?」


そりゃあそうだ。

転生って事は生まれ変わってるって事だ。

それじゃあおかしい。


……普通なら。


「俺が転生したのは人間じゃない…………ドラゴンだ」


俺はそう言うと、金色の羽を出した。


「「「「「――――――ッ!!!!?」」」」」


勿論これには全員驚いたようで、目が飛び出るんじゃないかっていうぐらい目を見開いている。


「ド、ドラゴン?じゃあなんでレオンの姿に…………」


「もしかして、ドラゴンが進化したら稀に前世の姿に戻る事がある……らしい。もしかして…………」


「よく知ってるな、アテネ。そうだよ。俺がドラゴンから人間に進化しただけだ。だから戻ってこれた。だから生きていられた…………そして、前世の記憶を手に入れた。その記憶は…………コイオス・バレッタの物だ。もし、これで俺の事を軽蔑したなら、正直に言ってくれ」


俺がそう言うと、少しの間沈黙の時間が流れた…………


「……レオンは…………ドラゴンになってどう思ってるの?」


セラが恐る恐る聞いてきた。


「どう思ってる……か…………。俺は、この力を嫌っていない。むしろ気に入ってる。あの場所で生きる為にはこの力は必要だったから。俺がずっと気になってきた雷魔法も取得出来たしな。そして…………面白い奴らとも出会えた。俺は、この力を使っていっぱい仲間が出来たんだ。そいつ等は全員魔物だけど、良い奴らばかりなんだ。俺は……そいつらと国をつくりたいと思っている…………もしこんな俺でもついてきてくれるなら…………協力してほしい」


俺は、皆に本当の思いを伝えた。


「…………私達はずっと待ってた」


セラが口を開いた。


「周りの皆が『死んだ』と言ってる人をずっと待ってた。そんな人が龍だとか、もと人類最強だとか、魔物の国を作るだとか、そんなのどうでもいい。私達は貴方をずっと待ってたんだから。そんなで私達の意思が曲がるわけがない…………私達は、レオンについていくよ」


「―――――――ッ!!!!」


俺は、ずっと悩んでいた。


龍になった俺を皆は受け入れてくれるのか。

別の人間の記憶を持った奴を受け入れてくれるのか。

魔物の国を作る奴を受け入れてくれるのか。


けど、そんな事……これっぽっちの事だったんだなぁ。


「ハハッ、そんな事で泣くなって!」


イオさんが背中をバシバシ叩いてくる。


……泣いている?

そうか。

俺はそれほどまだに悩んでいたのか…………


「そうですよ…………まだまだ聞きたいことはあるますからね」


「…………ん?」


「コイオス・バレットの記憶ってどういう事ですか!?それって元人類最強の記憶って事ですよね?」


オイオイオイ、感動の回で終わらせてくれよ。

そんなに気になる?


…………まぁ気になるよねぇ。

だって自分の仕えている人がそんなヤバい記憶持ってたら嫌でも気になるわ。


「ああ、そうだよ。俺は人類最強の生まれ変わりみたいで…………まぁ、生まれ変わりというか、俺自身が人類最強と言うか…………俺が、元人類最強みたいな感じかな」


「…………もしかして……俺は元人類最強の師匠になれるんじゃないか?」


イオさんがバカな事を真剣に呟いた。


「んなわけないでしょ」


「んなわけない」


「んなわけ無いですよ」


「無理に決まってるでしょ」


「ぐはぁぁ!!」


相変わらずビートは初対面でも厳しい。


「それもそうだけど、魔物の国も気になる」


「分かる。結構面白そうだよね」


「……皆、魔物の事、怖がらないんだな」


俺がそう言うと、皆


『何いってんだコイツ』


みたいな顔で見てきた。


え?俺なんかおかしな事言った?


「ルークも魔物でしょ?ちゃんと人間に害がない魔物も居るぐらい分かってるよ」


「あ」


そうだった。

ルークって魔物だった。


明らかに人間味増してるから魔物であることを忘れちゃうよね。


正直、子鬼達と話していても魔物と話している感じがまったくなかったもん。


「でも、魔物たちは人間の言葉を喋れるの?」


「ああ。それに関しては問題ない。皆には人間の言葉を学んでもらっているし、生まれてくる赤ちゃんには人間の言葉で教育している」


もしかしたら赤ちゃんが一番まともに人間の言葉を話せる説が出てくるな。


「まぁ、それは置いといて、俺は卒業までにボルトなんてフルボッコに出来るぐらい強くなるつもりだ…………だからイオさん。訓練よろしくな」


「おう!任せとけ。なんなら今ボコボコにしてやってもいいだんだぞ?」


「流石にそれは勘弁」


ボルトとの戦いで結構疲れたんだから。

七つの大罪スキルも雷魔法も強化系スキルも全て使って勝ったんだから。


多分次からは雷と七つの大罪系スキルは対策されるだろうな…………


ほんと天才って恐ろしいわ。


なんか、クズには才能を没収する世界にしてほしい。


まぁ、そんな世界にしなくても、俺が勝っちゃうんですけどね。


「次ボルトとレオン様が戦うのは…………『準学校総合戦別』ですかね」


「ん?なにそれ?」


それっぽい名前を色々混ぜただけじゃないの?


「1月に開催される、都市全体が注目する大規模な闘技大会です。勿論、準学校の学生だけが出れます」


へ〜。そんなもんがあったんだ。


多分1年前にはなかったんだろうね。


「…………数十年前からありますよ」


「すんませんした」


ちょっと転生した事で記憶が落ちてるのかな?

じゃあ仕方がないね。


「よし!もう時間も遅いし解散するか!」


「じゃあ、私が仕事がありますから帰りますね」


「よし、じゃあ一緒に帰ろうぜ」


「私も同行します」


「私も」


ビートとギルファとアテネと俺は一緒に帰ることになった。


「じゃあね」


「じゃあな」


そして俺は家に帰り、疲れていたのかすぐ寝てしまった。





ーーーーー





「レオン様!!!!!」


「―――――ッ!!?どうした!?」


ギルファの大声で俺は飛び起きた。


「昨夜決まったのですが…………ボルトは次の闘技大会で勝つと………………セラと嫁候補として連れ出すそうです」



「…………は?」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


10000文字を目指して書いた今回の文字数は…………


7829文字!!!


…………まぁ、四捨五入したら10000だし良いよね。


うん。そうしよう。


……あ、文字数多くするから多分更新が遅くなる。

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