第142話 レオンの本気



作者ですら、キャラクターの名前を間違えたり、忘れたりする。

だから皆が忘れてそうな人の名前を紹介。


ルヴァル・バース


オークの元王


レオンに負けてからは、レオンに忠誠を誓っている。

主に活躍していたのは、134,135,136話。


もし覚えていたのなら、君は作者超えだ!

うん。ただ自分の記憶力が低いだけ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


魔物の国。

通称、カオスディメンジョン。

未開の地であり、侵入不可の地。


周りの国々は手を焼かされている。

だって、圧倒的な軍事力を持った国なのだから。


魔物の国の近くにあったとても大きな国が、魔物の国を攻めていった。

最初の頃は、この大きな国が勝つ事を信じて疑わなかったろう。


けど、その思いは、たった一日で崩さった。


どこもかしこも火の海。

そしてこの場に立っているのは、魔物だけ。

人間の姿は一つも見当たらない。

…………いや、少し奥に一人だけ居る。

年老いた人の姿が。


……魔物の国を攻めた軍隊は、一夜にして壊滅した。


ただ、それだけではない。

魔物達は、相手の国にまで攻めていったのだ。


勿論、その国が抗える訳もなく……撃沈。


周りが怯えていた大国が、一瞬で魔物達に壊滅させられたのだ。


それ以来、周りの国の奴等は侵入をしないようにしている。


「…………っていう感じであってるか?村長」


「ハイ。大体あっています…………よく知っていましたね、この話を」


「ああ。この話は結構有名だからな。知らない奴等はあまりいないよ」


それぐらい、そこの国は恐れられている。

まぁ、普通は怖いよな。

近くの大国が消えて、更に脅威な国が出てきたんだから。


「でも、手に入れたいんだよなぁ」


魔物の国っていうところがいいし、

強いっていうのがいいし、

なにより…………


「俺の修行相手がほしい」


「ん?私じゃ駄目なの?」


「私じゃ駄目なのですか?」


「某、レオン様の修行相手なら出来るゆえ…………」


俺が修行相手がほしいと言うと、

コドン、ルーク、ルヴァルが話しかけてきた。


いやなぁ、お前らと修行してもなぁ。


「コドンと修行するなら、周りがぶっ壊れる。ルークと戦うとなると……確実に俺が勝つ。ルヴァルも…………俺が勝つよな」


「…………失礼な事を言いますが、ご了承ください」


「ん?何だ?」


「…………多分、我はレオン様より強いと思うのですが……」


「……あ〜あ、そういう事か」


だって前戦った時は、相打ちというか……本気の戦いだったら、俺の負けだったもんな。

そう思う気持ちはよく分かる。


「よし!それじゃあもう一回戦ってみるか。ちょっと場所は移動するけど」


「……すみません、我のわがままで」


「いやいや、そう思うのは同然だ」


だって俺でも思うもん。

ちょっと無理があるかなって。


「ねぇルーク。多分、ルヴァル死んだよね」


「ええ。多分、レオン様はで戦うでしょう。それぐらいの目をしています。ルヴァルに申し訳ございませんが…………葬式の準備をした方が良さそうですね」


コドンとルークがヒソヒソ話をしている。


うん、やめな?

俺にも聞こえているし、ルヴァルにも聞こえているよ?

ルヴァルもキレかけているし。


「……私も本気で行かせてもらいますよ?」


あ、キレていらっしゃる。

……もしかして俺……ヤバい?





ーーーーー





「それじゃあ、始めるか」


「ええ、始めましょうか」


俺たちはなにもないところで向かい合っていた。


審判はコドンとルークだ。


「…………いくらレオン様が好きだからと言って、贔屓しないでくださいね」


「いや、するわけないだろう?逆にレオンが負けるところ見たいんだけど」


「別にレオン様が負けるところを見たいわけではないんだが、公平に審判をするつもりだ」


ちょっと待て、コドンの言葉は聞き捨てならんぞ?

後で殴る。


でもまぁ……………


「審判なんていらないからな」


「「はじめ!!!」」


俺は、持てる限るの力を発動した。


そうすると…………


俺の刀はルヴァルの首筋にあった。


「…………参りました」


「よし、俺の勝ち」


「…………凄い」


「別に、特別速かった訳ではない。なのに、一瞬にしてルヴァルの首元にまでいった。それは凄いよね」


だろう?

俺の技術力はピカイチだからな。


「それじゃあ、魔物の国に進行するか!」


そして俺たち4人は魔物の国に向かった。

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