第123話 レオンvs地龍 1


暴食のスキルを少し変更しました。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




…………ふぅ、いい朝だな!


昨日はいっぱい飯を食った食った!

でもレベルが上がらなかったんだよなぁ。

めちゃくちゃ食ったのに…………


まぁ、別にそういう時もあるか。


………………あ、火竜発見。

倒しに行こ。


俺は雷の様に移動し、相手に気づかれず後ろに行くことが出来た。

…………いや、気づかれずじゃないな。

気づかれる前に相手の後ろに移動しただけだ。

相手も今は俺の事に気づいていたはずだ。

……もし、生きていれば。


勿論俺は相手が俺に対して攻撃してくるのを待ってやる程お人好しではない。

ちゃんとバレる前に殺した。


…………最近さ、竜と龍の区別がつきにくんだよね。


海の所に居る時はまだ良かった。

だって竜と龍は水竜と水龍しかいなかったもん。


わかりやすかった〜。


よし、それじゃあこの火竜も焼いてたべ―――――――ッ!!!!


俺の気配察知の範囲内に突然、強大な気配が迷い込んだ。


これは、俺が忘れるはずがない気配。

忘れることも出来ない気配。

竜になって初めて俺が恐怖し、

竜になって初めて俺の友達を殺し、

竜になって初めて俺に死を思い上がらせ、

竜になって初めて恨んだ相手。



名前 レオン・ドラグノフ

種族 雷竜

レベル 48 25up


HP  54220/85320 16400up

MP  69910/108890 21490up

筋力  87320 16830up

耐久  87678 16730up

魔力  90624 16930up

速さ  86848 16500up

知力  83620 16000up

精神力 176000 25000up


5


スキル


鑑定|6 

雷魔法|7 

四属性魔法|7 

無属性魔法|7

四属性耐性|9 

竜武 

龍爪|5 

龍鱗|5 

龍牙|5

飛行|5 

毒耐性|5 

酸耐性|5 

麻痺耐性|2 

物理耐性|6 

視覚領域拡張|5 

感覚領域拡張|5 

聴覚領域拡張|5 

高速演算|4 

思考加速|5 

気配感知|4 

HP自動回復|5 

暴食 new

怠慢|7 

耐久 

暗視|9 max

魔闘法|6 2up

鬼門法|9 

鬼化|8 

小型化|4 

■類■■ノ記憶


称号


『■類■■ノ記憶ヲ■つ者』 『龍に達した者』『死者との友情』『鬼神の孫の加護』『ドラゴンスレイヤー』『ドラゴンの天敵』



種族 地龍 

レベル 49


HP 94020/94020

MP 76030/86030

筋力 85520

耐久 114300

魔力 85000

速さ 84054

知力 80000

精神力 85000


4


スキル


地龍|3

竜武

龍爪|5

龍鱗|5

龍牙|5

火魔法|3

土魔法|9

火耐性|2

水耐性|5

風耐性|4

土耐性|8

毒耐性|4

酸耐性|3

闇耐性|2

雷耐性小|3

物理耐性|2

HP自動回復大|4

MP自動回復|3

危機感知|4

魔法感知|4

気配感知|5

命闘法|8

覇気|6



称号

『龍に達した者』『魔物の天敵』『地龍の長』『龍の英雄』


俺の前に現れたのは、俺が忘れるはずがない、あの地龍だった。

彼は、絶対の王者のような風格でこちらを見つめていた。


久しぶりだな。

地龍。

もしかしたらお前は俺の事を覚えていないかもしれないな。

いや、サンダードラゴンは珍しいから覚えているか?

もしお前が覚えていなくても安心しろ。

俺がお前を覚えている。


…………こいつのステータスは異常だな。

これまで見てきたやつと別格。

耐久は11万を超えている。

確実に俺よりかは硬い。

それより特徴的なのが、こいつには明確な弱点がない。

HP、MP、筋力、耐久、魔力、速さ、知力、精神力。

どれも一流の力だ。


俺にも弱点はある。

水だ。

水があったらまともに雷が出せない。

出来る事といったら放電ぐらいだ。


でも地龍にはどんな手を使っても有効がない。

まさに理想的で、全員の夢だ。


魔法で戦ってもよし、殴ってもよしの最強だ。

……魔法戦なら勝てると思ったんだけどなぁ。

魔力が5000ぐらいしか変わらない。


そしてお前はどこで雷耐性を手に入れた?

早速俺の強みを潰してくるな。


ただ、お前の耐久の多さが、

どれだけ戦ってきて、

どれだけ死線をくぐり抜けて、

どれだけ勝ってきたかが記されている。


うん。

良かった。

俺は間違っていない。

俺の恐怖は間違っていなかった。

俺は、自分事が弱いだなんて思ったことがない。

それよりかは最近、自分の事は最強だと思うようにしている。


そんな俺でもステータスで負けている。

そして俺が負ける可能性を作っている。


ああ、

嬉しい、

楽しい、

そしてお前が憎い……!!



俺はお前に一発でやられた。

そしてお前の事を鑑定すら出来なかった。

そんな俺が今、お前の目の前に立っているんだ。


どうだ?

驚くか?

怖いか?

嬉しいか?


そうかそうか。

お前はどうも思わないか。


まだ、勝つと思っているんだな。

確かに強いよお前は。


俺が認める、強者だ。


だが、俺も強者だ。


お前なら俺の事を確実に殺せていた。

だが、俺のことを殺さなかった。

何故か?

俺のことを、敵だと思わなかった。

だたの害虫かなんかだと思ったんだろ?


その害虫は今、生きて、お前と同じ土俵に立ち、同じ龍のしての格に居る。


ありがとう。

お前が居たから強くなれた。

お前が居たから折れなかった。

お前が居たから諦めなかった。


お前が居たから…………タロさんは死んだ。


殺す。

お前は絶対に殺す。

俺に恐怖を打ち付けた敵として。

俺の仲間に手を出した敵として。

俺の仲間…………タロさんを殺したゴミとして。


なあ、地龍。

お前は覚悟ができてるか?

俺は出来ている。


今からお前のが殺しに来るぞ。


そして惨たらしく……死んでくれ。


俺と地龍は一斉に口を開き、ブレスを放った。


俺の金色のブレス。

地龍の黄褐色のブレス。


今、この迷宮内で最強であるだろうこの二人のブレスがぶつかりあった。


そして迷宮内は揺れ、俺と地龍。

復讐渦巻く最高最低の戦いが、始まった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


地龍との戦いが終わったらいよいよ、迷宮編も終わり。

そして2日1投稿の日が始まる。

ハッハー!!

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