第122話 暴食
………………よし、地龍を倒せた。
…………ん?
ああ、タロさんの事を殺したあの地龍ではない。
別個体だ。
ただ、ここら辺の長らしいがな。
俺は前回、特殊個体と言ったら良いのか分からないが、体を火の様に熱くする火竜を発見した。
俺はそれが、めちゃくちゃカッコいいと思った。
そしてめちゃくちゃ強いんじゃないか、とも思った。
だからめちゃくちゃ練習したのだ。
それも毎日死にかけるぐらい。
失敗したら体が爆発する。
それぐらい難しかった。
なんでだろうね?
自爆する竜なんて見たこと無いのに。
あれかな?雷龍とか、少し特殊な奴は覚えるのが難しいのかな?
…………まぁ、覚えるのが難しかったら、その代わりにめちゃくちゃ強い……でしょう!
多分。
しらんけど。
って事でめちゃくちゃ頑張って覚えました。
そうしたら何ということでしょう〜。
めちゃくちゃ強くなりました。
うん。
それも異常なくらいね。
別に体が雷そのものになったわけではない。
もしそうならそれはもうエ◯ルだわ。
俺が今出来ることは、自分を雷の如く高速移動するって事。
これがめちゃくちゃ強い。
だって高速移動しすぎて相手の攻撃が当たらないんだもん。
…………まぁ、高位の奴だと攻撃を当てられるけどな。
別に、雷の如くだから、雷と同じぐらい早く成れたわけではない。
いずれはそう成れたら良いなと思うけどな。
それで俺はここら一帯を仕切っている地龍を倒せたってわけだ。
どうしよう?
もうあの地龍に凸っちゃう?
凸りますか?
………………でもなぁ、あいつ絶対強いんだよなぁ。
前回から結構な時間が経っているんだが、まだ自分の力が地龍に及んでいるとは思ってない。
もしかしたら更に進化して、めちゃくちゃ強くなってるかも…………!?
もしそうだったら絶対に勝てないぞ!
しかも自分、レベル上げが面倒くさくなってきた!!
よし、地龍に凸りにいこう。
でも、結構な準備をしていかないと不味いな…………
今、俺のステータスはこんな感じだ。
名前 レオン・ドラグノフ
種族 雷竜
レベル 48 25up
HP 54220/85320 16400up
MP 69910/108890 21490up
筋力 87320 16830up
耐久 87678 16730up
魔力 90624 16930up
速さ 86848 16500up
知力 83620 16000up
精神力 176000 25000up
5
スキル
鑑定|6
雷魔法|7
四属性魔法|7
無属性魔法|7
四属性耐性|9
竜武
龍爪|5
龍鱗|5
龍牙|5
飛行|5
毒耐性|5
酸耐性|5
麻痺耐性|2
物理耐性|6
視覚領域拡張|5 2up
感覚領域拡張|5 2up
聴覚領域拡張|5 2up
高速演算|4 1up
思考加速|5
気配感知|4
HP自動回復|5
過食|9 max
悪食|8
怠慢|7
耐久
暗視|9 max
魔闘法|6 2up
鬼門法|9
鬼化|8
小型化|4
■類■■ノ記憶
称号
『■類■■ノ記憶ヲ■つ者』 『龍に達した者』『死者との友情』『鬼神の孫の加護』『ドラゴンスレイヤー』『ドラゴンの天敵』
うん。
結構強くなっている………………はず。
だってMPに至っては10万以上あるからね!?
そして精神力を見てみろよ!176000だってさ。
ははっ、筋力を倍にしても足りないぜ。
…………悲しくなってきた。
でも、精神力は直に戦闘には関わらないけども、無茶なMP上げが出来るし、いろんな事が自由に出来る。
◯◯領域拡張が自由自在に操れるのがめちゃくちゃ強いな。
だってこのスキル達にどれだけ助けられているか…………
ほんと、ありがとうございます!!!
そして俺は近くの海を利用して、肉が腐りにくい装置を作った!
…………え、俺って本当は創龍だった?
確か雷龍って選んだつもりだったんだけどな…………うん。雷龍で合ってた。
それぐらいめちゃくちゃ色んな物が作れるようになったぞ!
…………けど、これが将来なにに役立つのやら……………………
この頃の俺はまだ知らなかった。
この建築力が、めちゃくちゃ必要になる時は近いのだと……!
よし、今日はめちゃくちゃ飯を食って、遊びまくるぞ!!
俺はこの日の為にウォータースライダーを作ってきたんだよな〜!
勿論、一から作ったわけではない。
もとからそれっぽいのを改良して、滑りやすさ、スリルさを向上させただけだ。
それじゃあレッツゴー。
うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
そういえばこれに実際乗るのは初めてだった!
クソッ、『楽しみは取っておくんだ〜』とか言わなかったら良かった!
めちゃくちゃ怖いじゃねぇか!
だって途中、いろんな奴らの巣に入るんだぜ?
うわっ!!…………ほらみろ!今めちゃくちゃ攻撃されていたぞ!?
誰だよ!コンナ物作ったやつ!!
俺だよ!!!
うん。
結構怖かったけど、終わりも近い。
………………あれ?
俺、あんなもの作ったかな?
出口でサメの形をしたものが口を開けて待ってるんだけど。
………………うん。
ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
俺はパニック状態になり、1時間近く放電をしていた。
ちゃんんとサメは死にました。
ーーーーー
ハァハァハァハァ………………
二度とウォータースライダーなんかに乗らん!!
危ないわ!
…………うん。
もうご飯を食べよう。
……そうだ!
俺がウォータースライダーに乗る前にさばいた…………刺し身があるんだった!
意外と俺に魚を捌く才能があってさ、めちゃくちゃ綺麗にさばけた。
まず一品目…………ふぐ。
食べれるか!!
は?
誰よ、ふぐなんかをそのまま何もせず刺しにした奴は!!
え、なんなさっきの俺は大丈夫だと思ったんだろう?
……気を取り直して二品目…………マグロっぽいやつ。
うん。多分マグロ。だって美味しそうだもん。
マグロじゃなかったら俺、死ぬからね?
だってマグロだと思って、自分の体と同じぐらいの量を捌いたもん。
それじゃあ…………いただきます……
ムシャムシャムシャ………………
う、美味い!?
なんだこれ!?
…………全部食べよ。
ーーーーー
《熟練度が一定に達しました。スキル悪食|8⇨悪食|9になりました》
おお!レベルが上がった!!
いや〜、最近全然上がってなかったけど安心したわ〜。
《スキル過食と悪食が統合出来るようになりました。統合しますか?》
んんん!?
この質問、似たようなやつが前もあったな。
前は…………
《スキル火耐性と水耐性と風耐性と土耐性が統合出来るようになりました。統合しますか?》
っていう奴がきた。
もし過食と悪食を統合したらどうなるんだろう?
ええい!統合してやる!!
《スキル過食と悪食の統合を開始しました…………成功。完了しました。スキル暴食を獲得しました》
おおおお!?
暴食!?
…………もしかして、七つの大罪スキルってやつか!?
暴食
七つの大罪スキルの一つ。
倒した敵を食べた時、経験値入手。
満腹度に対してステータスが微量に向上。
満腹度貯蓄可能。
体力貯蓄可能。
貯蓄には限度がある。
おおおおお!!!
なんだこのめちゃくちゃ良いスキルは!!
満腹度に対してステータスが微量に向上!?
めちゃくちゃ役に立つぞ!?
別にご飯を食べない日が一日続いたとしても、満腹度を貯蓄しておけばずっとステータスが上がっている状態になる!
そして体力も貯蓄出来るのがめちゃくちゃいい!
けど、体力の貯蓄は少なそうだな。
体力をめちゃくちゃ貯蓄出来たら最強だもんな。
………………よし、今日はめちゃくちゃ飯食って寝よう。
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