第102話 確実に負ける水中勝負



ハイ、よっよいのよい!よっよいのよい!

すったこらさっさぁ〜!

よっこらせっせ!よっこらせっせ!

いやぁぁ〜!!ヨイ!


俺は今、自分で作ったキャンプファイヤーの周りで奇妙な…………少しおかしな踊りをしている。


ん?

なんでこんなに変な踊りをしているかって?

そりゃあ、宴をしているからに決まってるだろ!

一人で宴しているんだぞ?

そりゃあこういう事にもなるわ。


べ、別に寂しい訳じゃないんだからね!か、勘違いしないでよね!!


…………はぁ、ここにセラやアテネが居たらもっと良かったんだけどなぁ……


お〜い!誰か居ないのか〜!!

もう、この際エレンでもいい〜!


……………………ヒョコッ


うん。一応誰も居ないみたいだね。

ただし魔物以外は。


なんでお前が居るんだよ!!

え?なに?お前も宴に混ざりたいの?

もしかして……良いやつなんじゃぁ………………ありませんよね!そうですよね!

それでもさぁ、近づいただけで酸を吐くのは良くないよね?

流石に駄目だと思うんよ。

だからさ、怒ってもいいと思うの!


ぺっ………………ぺちゃ………………


やろぉ!ぶっ殺してやる!!


雷で槍を作って……う〜ん、なんて名前にしよう?

率直でいっか。

いけ!雷槍らいそう!!


「キュェェェ!!」


よし、これで俺の宴の平和は守られた。


それじゃぁ……宴再会だ!!


俺の宴は……朝まで続いたという…………


……ちょっとしんどくなってきた。





ーーーーー





チュンチュンチュン………………


「………………うぅ……」


やっばい。昨日、ふざけ過ぎた。

だって寝たの朝だもんね。

そして今……昼だよ?

多分。

この気温的に今の昼だ。


…………今思ったんだけどなんでここはこんなに明るいのかい?

そして何故太陽らしき物がある?

室内に太陽っておかしくない?

さっすがファンタジー。格が違うZE☆


…………いや、鑑定でみたらいい話か。


か〜ん〜て〜い〜!



サンバード Lv74


鑑定不可能



うん。一応生き物でした。

そしてレベルが全然違いました。

そして鑑定不可能でした。

は?

いてこますぞ我。

…………いてこますぞって分かる人居るかな?

分からなかったらググってください。

多分でて来ますから。


いや、よーく思ったら鑑定不可能ってなに?

地龍でも鑑定出来たぞ?

もしかしてこいつ……地龍より強いんじゃ…………うん。考えるのはやめよう。

こいつは絶対不可侵領域の存在なんだ。


うぅ……昨日の宴の後遺症でまだしんどい…………ってか、昨日ってゆうか、今日の朝まで宴してたけどね。


きょうもしんどいから海に雷を放つだけにしとこ。


それじゃあ、雷撃。


「きゅううぅぅぅぅ!!!」


《ポイズンドロフィンを撃破しました。7500Expを獲得しました》


《アクアスパイダーを撃破しまいた。4300Expを獲得しました》


《ブルーフィッシュを撃破しました。1950Expを獲得しました》


《ナウフィッシュを撃破しました。2023Expを獲得しました》


etc…………



………………ん?レベルアップしなかったな……

なんでだ?

……もしかして俺、昨日の内に魚を倒しすぎた?


え、そんな事ある?

もう、現代社会やん。

魚を捕りすぎで魚が全然出てこないとか……なんで今地球の話題だしとんねん。

皆は魚のとりすぎはやめようね!

まぁ、魚を取る機会なんてそうそうないけど。


…………よし!今日は魚を海に潜って倒してみようかな!

そうと決まればレッツ!スイミング!


……やべっ、この体で泳ぐの練習いるな。


そして俺は小一時間ばかり、泳ぐ練習した。

……いや、前世ではめちゃくちゃ泳げてたからね?

泳げないのは竜の体になったせいだからね?





ーーーーー





…………よし!結構泳げるようになった!

さっき《熟練度が一定に達しました。スキル潜水|1を入手しました》っていうアナウンスが来てたからね。

これでバッチリだ!


それじゃあ潜水。


…………お〜!初めて海に潜ってみたが……これはダイバーの気持ちが少し分かるな。

とっても眺めが良い。

ただし、魔物がこっちに迫ってきている事意外は。


種族 アクアゲロップ

レベル 18


HP  3928/3928

MP  2059/2058

筋力  2050

耐久  1740

魔力  1530

速さ  2050

知力  1000

精神力 2000

2


水泳|5

潜水|4

水魔法|3

火魔法|1

風魔法|2

水中加速|4

魚行|3



ハッハー!!

これを見てみろ!!

スキルが表示されるようになっているだろう?

俺が宴の途中に鑑定をしまくってたらスキルのレベルが上がったんだぜ!!!

ん?そんな事をしているから頭が痛くなるんだって?

……勘のいいガキは嫌いだよ。


そんな事はどうでもよくt―――――グハッ!!


こいつ……強い!?

そうか、こいつ魚だから水中ではめちゃくちゃ速いんだ……

いや、俺めちゃくちゃ不利じゃね?

俺はは陸上の生物なんよ。

アンタは水中の生物なんよ。

でも俺はこいつに勝って見せる!


うをぉぉぉぉぉぉ!!


グハッ!!


……うおおぉぉぉぉぉぉぉ!!


ビュフェッ!!


…………うぉぉぉぉぉ!!


ブデファッ!!!


…………うわああぁぁぁぁん!!


なんで俺が水中で戦わなくちゃいけないんだよぉ!!


俺は急いで陸地に上がった。

…………まぁ、魚に全力で邪魔をされて全然陸に上がれ無かったがな。



…………ふぅ、やっと上がれた。

よし!かかってこい!!



種族 アクアゲロップ

レベル 12


HP  3198/3198

MP  1589/1589

筋力  1750

耐久  1500

魔力  1250

速さ  1800

知力  850

精神力 1750

2


水泳|3

潜水|2

水魔法|2

風魔法|2

水中加速|4

魚行|3

物理耐性|1

水泡|1



…………ん?なんか弱体化してないか?

スキルも、レベルも下がってるような…………しかも新しいスキルが追加されてるぞ?



種族 アクアゲロップ

レベル 18


HP  3928/3928

MP  2059/2058

筋力  2050

耐久  1740

魔力  1530

速さ  2050

知力  1000

精神力 2000

2


水泳|5

潜水|4

水魔法|3

火魔法|1

風魔法|2

水中加速|4

魚行|3




………………あ、お二人様でしたか。


なんでだよぉぉぉ!!!

俺は半泣きで、意地になりながら二人のアクアゲロップに突っ込んでいった。


…………いや、なんで水中生物なのに火魔法を持ってるの?

俺はそれが疑問で仕方がない。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


いや〜、すみません。

もしかしたら、この章が終わってから1日一話投稿じゃなくて、2日一話投稿になるかもしれません。

もしそうなったらゆるして?

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