第93話 迷宮探検隊!って一人しか居ない定期、、



「…………何してくれてんだ昨日の俺!!」


え、なんで昨日の内に片付けておかなかったの?

なんで今日の俺に全任せしたの?


…………仕方がない。考えるか。


まず俺は10歳になるまでに本当の家に帰りたい。

それはセラやアテネ、兄貴達に会いたいからだ。


……まぁ、そういう理由もあるが、一番の理由は、セラに危険が迫っているのかもしれないからだ。


ボルトは……いや、この話前回したな。

説明は省こう。


理由は昨日話したとおりだ。


そして昨日気づいたんだが、ここ……………どこ?


「どこなんだよぉぉぉぉぉぉ!!!」


神様〜、教えてくれませんかね?


……………………教えてくれませんよね!そうですよね!知ってました!!


……取り敢えず、一旦ここがもしかしたら俺の故郷リューベックの真反対かもしれない。

そうしたら戻るのに絶対、1年はかかるだろう。


俺は、9歳になるまでに地上に出なくてはいけない。


そしたら……あと7ヶ月ちょっとか。

けっこう期間はあるな。

うん。だいぶある。


俺の予想では5ヶ月で地龍を倒せるまでに成長したいな……

だって日の当たらない所で半年過ごしたらおかしくなりまっせ!


流石に世界の情勢も知っておきたいのでね。

よし、それじゃあ俺の目標は地龍を倒せるまでに成長することだ!!


…………ん?昨日、謎のまま残した小型化のスキルの事についてか?

ハハッ、そんな物は無かったんだ。いいかい?


うん。別に考えることを放棄したわけじゃないんだからね!勘違いしないでよね!!


…………ああ、虚しい。


もう一つ不思議なのは地龍のステータスはどれぐらいかだ。

多分、地龍のステータスは5万以上は有ると思う。


そう思った理由は、タロさんのステータスは2万以上あった。それで少し見えなくなってたんだ。


最近気づいたんだが、相手のステータスが見やすくなる方法は、自分のステータスを上げたら上げた分だけ、より強い奴のステータスが見れる。


前世のステータスは、9割低下していたが、全て2万を超えていた。

だから頭領のステータスが見れたのだ。


ここで話を元に戻そうか。


タロさんのステータスを見た時から、今のステータスは2倍以上になった。


それでも地龍のステータスは見れなかったのだ。

だから俺は地龍のステータスが5万以上有ると思う。


…………まぁ、ただの俺の予想だ。

多分もっとステータスは高い。



……よし!気を取り直してレベル上げでもするか!!


俺は最近分かった事がある。

それは、どんどん下に行くに連れ魔物が強くなっていくことだ!

……まぁ、たまにイレギュラーも居るが。


例えば……最初はあの今では懐かしいムカデが居た時は結構上の方で戦っていた。

今は結構下に降りてきてウルフやボブゴブリンなどが来ている。


いやでも、ウルフやボブゴブリンは弱いのか?

人間の頃でもまだ8歳だったので分からん。

人間の頃だったらボブゴブリンなんて一瞬で撃破していたからね。


……あ、今のステータスはなんなんだろう?


ちょいとミてみよう!



名前 レオン・ドラグノフ

種族 サンダードラゴン

レベル 3 2up


HP  5913/5913 486up

MP  8439/8439 574up

筋力  6643 496up

耐久  5952 516up

魔力  6813 526up

速さ  5981 467up

知力  5500 500up

精神力 17000 800up


3


スキル


鑑定|4 

雷魔法|4 1up

四属性魔法|5 

無属性魔法|4 

四属性耐性|8 

竜爪|6 

竜鱗|6 

咆哮|6 

竜牙|6 

飛行|2 1up

毒耐性|5 

酸耐性|5 

麻痺耐性|2 

物理耐性|5 

視覚領域拡張|2 

感覚領域拡張|2 

聴覚領域拡張|2 

高速演算| 2 

思考加速|5 

過食|9 max

悪食|2 new

暗視|9 1up

魔闘法|4 

鬼門法|9 

鬼化|7 

小型化|4 new

■■■■ノ記■


称号


『■■■■ノ記■ヲ■■者』 『ドラゴン』『死者との友情』『鬼神の孫の加護』



…………は?

待て待て待て待て。


まずおかしいと思ったのはステータスの上がり具合だ。

え、たった2つレベル上がっただけでステータスが500ぐらい上がるの?やばくない?


もしかして本当にステータスで地龍を超えれる?

もしかしたらあるぞ!


………………いや、そんな事より、一番おかしいと思ったのはこれだ。


『鬼神の孫の加護』


は?なにそれ?

鬼神の孫?

知らない知らない、知るわけない。


……鬼関連で俺が知っているのは…………

イオさん。

そして……タロさんだ。


イオさんは魔族なので鬼神の孫では無いだろう。

もし鬼神の孫だとしてもなぜ今加護が付いた?


…………多分、これはタロさんのものだろう。

……死んでも、俺のことを助けてくれるんだな…………


俺、強くなるよ。タロさん。


…………しっかし、タロさんが鬼神の孫だったとはな……もしかしたタロさん隠してた?

いやいや、ないない。タロさんが俺に隠し事なんて……いや、ありえるぞ?

『レオン君に嫌われたくなくて……』って言ってそう。


…………まぁ、多分本当に知らなかったんだろう。

タロさんは隠し事下手そうだもんな。


鬼神の孫のタロさんがあんな平和主義者なんだったらもしかした鬼神も平和主義者だったりして……?


……いや、そんな訳ない。

鬼神っていかにも鬼の長みたいな感じだろう。

あの残虐なオーガ達の長が平和主義者だなんて……申し訳ないが想像もつかない。


よし!今度こそ魔物狩り、開催だ!!


まず、ちょっと下に降りてみるか!!


……でも、嫌だな〜。


何故俺は下に行くのが嫌だと言ったか?

それは簡単な理由である。


下の方はジャングルっぽくなっていて、強そうな敵がいっぱいいるのである。


いや、なんか前、『バナナでもあるかな〜』って行ったら猿に追いかけ回されたからね?


でも食料は沢山ありそうな所だったんだよなぁ……一旦そこに仮拠点を立てるのもありか?


いや、猿に破壊されそうだな……


なんとか猿から逃れる方法…………

……まぁ、いいっしょ!

どうにかなるっしょ!

どうせどこまでいっても猿なんだし、この元人間にかなう訳がないぜ!!


そう思って俺は下にある、ジャングルへと足を踏み込んだ…………


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


何故か作者が友人に感化されて初めて創設された次回予告の枠。

それでも作者は次回の展開を考えていない模様。

ただ、魔物とは戦わせたいんだって。


次回。集団イジメってこんな迷宮でも起こるんだね


次回もこのコーナーがあるか、お楽しみに!!

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