第84話 お〜にさんこっちら、でってきておっいで。




今回からちょっと、ステータスの仕様を変えてみた!もし、変だ!嫌だ!と思ったら言ってください。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


…………ピキピキピキ……パカ!


ヒャッハー!我、参上!


…………いや〜、進化はレベルアップとは違う感覚ですな。

何か骨格が変わる感じ?

そんな事を感じる。


……う〜ん。今のステータスはどんな感じになってらっしゃいますかね?



名前 レオン・ドラグノフ

種族 サンダースモールドラゴン

レベル 1


HP  1510/1510 1384up

MP  2605/2602 2482up

筋力  1845 1730up

耐久  1653 1532up

魔力  1856 1742up

速さ  1652 1539up

知力  1610 1500up

精神力 6042 5000up



スキル


鑑定|3 

雷魔法|3 2up

四属性魔法|4 1up

無属性魔法|2 new

四属性耐性|4 2up

竜爪|4 2up

竜鱗|3 1up

咆哮|3 1up

竜牙|3 2up

飛行|1 new

毒耐性|4 1up

酸耐性|4 2up

物理耐性|2 new

思考加速|1 new

過食|1 new

暗視|4 

■■■■ノ■■


称号


『■■■■ノ■■ヲ■■者』 『スモールドラゴン』


「おおお!!」


めちゃクソ強くなってるやんけ!

精神力とか前世より強いし…………やっぱりレベルアップって偉大だね。


しっかし、精神力が6000もあるのか……でも、精神力が強いの、竜では関係無いんだよね。

激怒のスキルが有るわけでもないし、

鬼化のスキルが有るわけでもないし、

視覚領域拡張が有るわけでもないし、

感覚領域拡張が有るわけでもないし。


……う〜ん、まぁいっか。人間になった時に使うでしょ!


うん。そんな事より気になる事が3つ。


まず一つ目。


雷魔法が上がってるじゃねぇか!!!

ヒャッホーイ!


…………まて、レベル一の時、雷を纏えるだけだったんだ。

期待をしすぎるのはいけない。うん。絶対。


さ〜て、どうなんですか!



雷魔法


1.帯電

2.放電

3.耐電

4.…………



おお!雷を放てるようになったじゃないか!!


よし、早速……


「放電!!」


うわっ!


バゴンッ!!……ドガッ!!…………メキメキッ!!……バタンッ!!


……あちゃ〜。これは本当に、ですな。

ただ雷を放てるだけ。

自分から雷が出ていくだけで、狙いが定まっていない。

多分これ、自分が雷系の竜じゃないと死にかけてるね。

だってHPが減ってるもん。ほら。


HP 1410/1510


100のダメージ入ってるじゃねぇか!!


うん。これはあまり使わない方がいいね。

もし使うんだったら、耐電を自分に掛けるか、耐久を上げるか。

もしくは自分の魔法の精度を上げるかだな。


ということで、放電禁止!!



……ごほんっ。じゃあ気になる事2つ目!


飛行のスキルがあるんだが!?


あれか?進化して、まともな羽が付いたからか?

成長過程で貰えるやつなのかな?


まぁ、取り敢えず飛んでみるか!ええい!


パタッパタッパタ………………


……うん。ちょっとだけ浮くだけだね。

うん。めっちゃ体が重い。

クソッ!コツコツレベルを上げるしか無いのか!?

うん。じゃあ飛行は要練習で!



……ごほんっ!!じゃあ、気になること3つ目!

正直これが一番気になってたんだよね。


■のスキル。ちょっと剥がれてない?

何か『ノ』が見えるんですが?え、何?もしかしてバグ?


……いや、レベルアップしたことで起きたことなのか?

よし!レベルアップの楽しみが増えてきたぞ!!


「よ〜し、レベル上げ、頑張るか!!」


レッベル上げ〜、レッベル上げ〜!


うん。レベル上げの為に鑑定のスキルを少しでも上げておこう。


鑑定!!


『モンスヒューズ迷宮の石』


『モンスヒューズ迷宮の石』


『モンスヒューズ迷宮の石』


『モンスヒューズ迷宮の石』


『モンスヒューズ迷宮の石』


『モンスヒューズ迷宮の壁』


『モンスヒューズ迷宮の壁』


『モンスヒューズ迷宮の壁』


『モンスヒューズ迷宮の壁』


『モンスヒューズ迷宮の床』


『モンスヒューズ迷宮の床』


『人間の骨』


『金貨』


『白銀貨』


ん!?


《熟練度が一定に達しました。スキル鑑定|3⇨鑑定4になりました》


いやいや、鑑定のレベルの事はどうでもよくて……人間の骨?

人間ってここまで来るの?


怖い怖い怖い。

うん。人間に襲われないように努力しよう。

だってドラゴンって貴重そうだし。


……よし!それじゃあ、魔物狩りに行こうか!!


そして俺は、小さな洞穴を出た。


すると…………大きな狼がいた。



種族 ウルフ

レベル 14 


HP  3496/3503

MP  2503/2503

筋力  3040

耐久  2730

魔力  2100

速さ  4204

知力  1000

精神力 2000


2


スキル


爪術|4

牙|4

風魔法|2

風耐性小|3

物理強化|1



「わ〜お」


キャアアアアアアアアアああ!!


なに!?進化後に出会って敵がメチャクチャ強いんですが!?

何なの?何があったの?

魔物ってこんな強いの?


あれかな?ちょっと粋って来た方向から反対に進んだからかな?

奥に行っちゃった?


おっと!!


やばいやばい。相手の攻撃が速すぎる……


よし。まず、自分の武器を整理しよう。


自分の武器は


雷魔法

竜爪

火魔法


この3つかな。


いや、乏しいね。もうちょっと決め手が欲しいところだが、多分、この中にあのウルフを倒せる技があるはず。


何だ〜、探し出せ!!


…………あ!分かった!

(この間、わずか1秒。思考加速を使っているため)


事前に耐電をかけておいて……

まず、放電!!


「ッ!!クゥ…………」


「キャアアン!!」


クッ、いくら耐電を掛けているからといってHPがどんどん無くなっていく……


ウルフ

HP 2730/3503


サンダースモールドラゴン

HP 1260/1510

MP 1683/2602


よし。まずまずだ。


そしてすかさず竜爪で攻撃!!


「はああ!!」


「キャン!」


フッ、どうだ!小さくて当たりづらいだろう?

まぁ、小さいって言っても80センチ弱ぐらいなんだけどね。


よし!結構弱ってきた!!


そして最後は…………


「雷竜の咆哮!!」


「グルッ…………」


ウルフ

HP 0/3503


《ウルフを撃破しました。5000Expを獲得しました》


《経験値が一定に達しました。サンダースモールドラゴンのLvが1から3になりました》


よし倒した……


「……ん?誰か居るだべか?」


「―――――ッ!!……誰だ?」


俺はすぐに警戒態勢をとった。


「……ん?ドラゴンだべか?……怪我しているだべね。治してやるだべよ」


「……お前は…………オーガか!!」


オーガ。一体だけで村を破壊できるとも言われている凶悪で、強大な生物だ。


「そうだべ?」


「来るな!!」


俺は巨大な火の玉をオーガにぶつけた。


「おら、オーガだけども危害はくわえないだべよ!!大丈夫だべ!!」


「オーガなんかを信用出来るか!!…………あ」


俺はこの事を言った瞬間、とある事を思い出した。

若いからと言って、ギルドにも入れず、

英雄の息子だからって、周りから勝手に期待され、

ドラゴンだからって、一時期ゾンビ村から追い出され…………


「…………そうだな。相手を見た目で判断するのは良くないよな…………オーガ!治療、してもらえるか?」


「――――――ッ!!うん!大丈夫だべよ!!今、治療するだべね!!!」


そして俺はオーガに治療してもらった。

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