第46話 探検、開始!



「う〜ん。どうしたものか…………」


探検って言ってもな〜…………何を用意すれば良いのやら?


「取り敢えず商店街のおっさんに聞いてみるか」





ーーーーー





「ん?探検に必要なもの?もしかして探検しに行くのか?」


「そうなんだよ……頭領の父親に言われてね。何か魔物が出る洞窟の調査だって。でも俺、こういう事初めて何だよなぁ〜。何を用意すればいいかわからなくて」


こんな事任される5歳、普通居ねえだろ。


「そんなことなら任せとけ!いい物を選んで来るからよ!」


「おう、よろしく頼むよ」


それじゃあ俺はここら辺で時間潰すか。





ーーーーー




「――――――ッ!!」


「お、いい反応だ。昨日より避けるのが上手くなってい――――ッ!!……ほう、反撃か。それは良いアイディアだ。でもまだまだだな。寝起きだからか、魔法の精度がイマイチだぞ?」


クソッ…………避けられたか。頑張って反撃したんだけどな。


「今日はもう起きろ。今から探検に行って来い」


「え〜、今から?目覚めが悪いぜ……」


「良いから文句垂れないで行って来い!」


「分かったよ……」


……出る準備するか。


武器、

おっさんが見積もってくれたアイテム一覧、

それと…………ジャックス……


「オイ、なんでお前がこの袋に入ってるんだ?ここには食料があったはずだが?」


「食料はね〜…………食べちゃった♡―――――グファァァァァ!!」


死んどけカスがぁぁぁ!!


よし、ふっとばしてやったぜ。

いや、腹パン一発でよく許したな俺。うん、俺いい子。


「それじゃあ行ってくるよ。あ、ジャックスふっとばして壁壊したのは支払先、ジャックスにしといて?」


「分かったよ。早く行ってこい」


「行ってきま〜す」





ーーーーー





「オイ、小僧。何逃げようとしている?殺すぞ?」


「良いから通してくれ」


もう、出る前に嫌な気持ちになったら嫌だわボケカス。


「オイガキ、聞こえなかったみたいだな?「これ」…………!?ま、まさかお前が1級!?」


「あ〜もう五月蝿いな〜。コイツ、懲罰房にでも突っ込んどいて?」


「「「わ、分かりました!」」」


「や、やめてくれ!暗い場所はぁぁぁぁ!!」


よし、ちょっと申し訳ない気もするが良いだろう。相手の力量が分からなかったのが悪いんだ。


…………それじゃあ、


「行くか!久しぶりの外へ!」


洞窟探検、楽しみだ!





ーーーーー





「ほ〜、何かみたいになってるな……」



ダンジョンとは?


魔物達が作った、魔物達の巣である。

特大のダンジョンは大陸をも横断するとも噂も……


「それじゃあ入ると―――ッ!!……早速、敵だ」


種族 ボブゴブリン

職業

レベル 38


HP  2376

MP  740

筋力  1853

耐久  1694

魔力  734

速さ  1164

知力  739

精神力 1500

2


スキル

剣術|3

体術|3

咆哮|2


称号



「お〜、中々強いな」


もうそろそろでゴブリンキングになるんじゃないか?


「でも、俺の相手じゃ無いな。死ね」


「ぐぎゃぁぁ!!」


うん。鬼剣で一発か。


「それじゃあ進むか!」





ーーーーー





ここはTHE、ダンジョンみたいな風景だな。


「ここは、スライムがいるな!」


スライムは初めて見たぞ!?

やっぱスライムって青白いんだな。



種族 スライム

職業

レベル 12


HP  74

MP  83

筋力  23

耐久  17

魔力  79

速さ  63

知力  53

精神力 50

1


スキル


称号



「お〜…………想像どおりだな」


いやはや、まさか100以上のステータスが無いとは……


「それじゃあ、倒すのは惜しいが……ハッ!」


「キュ……」


うわ〜、スライム殺すのちょっと気が引くわ……でも、攻撃してきてたからな〜。なんか火魔法投げて来たし。


それじゃあ、次の階層へ!





ーーーーー





次は森の中みたいなエリアだった。


うわ、メッチャ蜂おる。


種族 ホーネット

職業

レベル13


HP  264

MP  126

筋力  113

耐久  173

魔力  142

速さ  342

知力  104

精神力 140

1


スキル

毒針|5

飛行|3


称号



ホーネット…………スズメバチの事か!

お〜、ここはスズメバチの階層か……


「虫って火に弱そうなイメージあるよな?」


爆炎豪槍ばくえんごうそう


「「「「ピイイイイィィィィィィィィィィ!!」」」」」


うわ、グッロ!


早く次いこ。





ーーーーー





「ここはゴブリンの階層か……」


多分ここで調査団は帰ったんだろな。ここから看板みたいのがなくなってる。


「集落っぽいな……前の事を思い出す」


いや〜、前ゴブリンの集落を潰した時は大変だったな。あの時にはじめて鬼炎化を覚えたんだ。ある種の記念日だよ。


「ギイイイィィィィ!!」


「ギュルギュルルウウウウウウ!!」


「ギャウギャウッ!!」


「前はコイツら倒しただけで、息が上がってた……でも、今は違う!爆炎豪槍!」


「「「ギュファアアアアアァァァァァァ!!」」」


……一発か……随分成長したな。


これ程のゴブリンが居たら、アイツも居るだろ。ゴブリンキング!


まさか、爺さんを探す一心で手に入れた魔法が役に立つとは、


気配探知!


「―――――ッ!!まさか、三体居るのか!?」


こりゃあ、面白いな。





ーーーーー





チッ、本当に三体いやがる。どうしよう、全員まとまっているな。散るのを待つか?……いや、


「ギュファッ!!?」


「やっぱり暗殺だろ」


はい、一人目!


「「「ギュギュギュッ!!?」」」


あとは、側近みたいなボブゴブリンが6体、それと、ゴブリンキングが二体か……


「前回なら……負けてただろうな…………でも、今は違うんだよなぁ……」


最初っから全力でいこう。


身体強化

視覚領域拡張

感覚領域拡張

鬼炎化

鬼剣     発動!


「「グイイイィィィィィィ!!?」」


お、ゴブリンキング達は変化を感じ取ったみたいだな。


「でも遅い!烈天!」


「ギュギャアアアアアァァ!!」


よし、ゴブリンキングは後一体か……


「「「ギュギャア!!?」」」


「ボブゴブリン達には退出願おう。鬼門法、召喚。鬼の手」


グチャ…………


そんな気持ち悪い音が鳴った。


「さよなら、ゴブリンキング」


爆炎豪槍。


「GAAAAAAAAA!!」


「よっしゃああああああ!!」


今回は俺の完全勝利だ!


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

更新遅なってスイマセン


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