第10話 千代子と勇次

路面電車の駅といってもホームは、改札口は無く、自由だった。

電車に乗って、車掌さんが、大きなガマ口、のような、バックを首から掛けていて、乗車券を売っていた。


勇次は、四年生になった夏休みに、海岸にある、プールに行くことになった。


昭和二十一年、戦争が終わり、今までの、緊張していた、日常が、食べ物は無いが、どこか怒る人もないし、びくびくすることが無くなっていた。


プールのある停留場まで,タダ乗りをするのである。番長と言おうか、先輩が,勇次たち子供の、親を決めて、決められた、大人の子供になったようにして、傍について一緒に降りるのである。


決められた大人が、どこで降りるのか、その時は、わからない。


目的のプールに着く前に、降りてしまう子も、通過してしまう子も、その日の運だった。


勇次は、綺麗なおばさんの子になるように、言われた。


おばさんは、大きな風呂敷包みを、膝の上に持っていった。


勇次は,おばさんに、軽く会釈して、前に立った。


路面電車は、発車するときは、満員状態だった。


各自降りる時には、紐を引きチンチンと鳴らす。


プールに行く浜の停車場で、ほとんど降りてしまった。


乗車する人は、少なかった。


勇次の、決められた,おばさんは、降りなかった。おばさんの隣が座れるようになっていた。


おばさんは、前にいる勇次に,あなたは、どちらまで行くのですか。と聞いてきて、横に座りなさいと言った。


勇次は、今日、僕、プールに行くことに成っていて、タダ乗りをするため、奥さんの子に成って、降りれば、お金を払わなくっていいということで、奥さんと一緒に降りることになっていたのです。プールは通り過ぎてしまって、今日は、失敗です。と答えた。これが、二人が親子になる、縁の始まりだった。


おばさんは,タダ乗りはいけません。私は、終点までですから、今日は、あたしの子になったのですから、何かの縁です、私が、貴方の乗車賃を払いますから、正々堂々、降りてくださいと言った。


勇次は、奥さんは、綺麗すぎて、僕は、ランニング半ズボン、下駄はきで、手拭い腰にぶら下げて、どう見ても、お孫さんには、不似合いです、知り合いの子としておいてください。お金は、プール代しか持っていません、無賃乗車に成らなくて済み、ありがとうございましたと頭を下げた。


おばさんと言おうか、奥さんは、五十歳をこえたばかりで、千代子と教えてくれた。明治生まれで、子、がついているのは、いい家の、生まれだと思った。


千代子は,貴方。勇次さんというのですか、私の家は、この坂少し登ったところです。勇次さん、今日は、プールはあきらめて、この荷物を少し重たいですが、持って行ってくださいと、言われた。


勇次は、荷を任された。花瓶だった。


千代子が、ここよと言ったところは、門があって、別荘みたいな家だった。


千代子が、ただいま、と玄関前に着いたとき、ご主人様、お帰りなさいと、出迎えた人は、住み込みの、家政婦の、トキさんと言って、五十歳過ぎだった。


千代子は、冷たいものでも頂こうかしら。疲れたので、お願いと言った。



千代子は、勇次さんには、冷やしてあるサイダー用意して、と言って、荷を持ってくれてありがとう。と言って、風通し良い、南側の広い縁側に、案内した。


千代子は、勇次さん,何年生か聞いてきた。


勇次は、四年生で、疎開してきて、母の妹のおばさんの、嫁ぎ先に、世話になっている、おばさんの家も大変みたいで旦那さんは亡くなっていて、苦しくても、僕に何にも言わないが、着るものは、おさがりをくれて、食べさせてくれているので、感謝しています。と千代子に聞かれたことは全部答えた。


千代子は、勇次の目は、正直で、嘘は言っていないと、受け止めて行った。

自分に、子は無いし、勇次を、養子にして、育ててやりたいと、思うように成っていった。


千代子の家は、千代子は長女で、嫁には行かず、この家に留まっていた、弟が、父の会社をついていて家族を持ち、この家には,避暑に家族で、来るぐらいで、この家は、家政婦と二人暮らしとのことだった。


千代子が、お茶のあと、私も汗をかいたので、お風呂を浴びたいので、どうなっていますかと、トキ、に聞いた。


トキは、昨日のお湯は、綺麗ですから、捨てていません,少しお湯を足せば、丁度いいと思いますと言った。


千代子は、勇次に、内のお風呂は、大きいので、プールの代わりに入っておくれ。と言った。


勇次は、千代子に、お風呂場へ案内されていった。檜風呂で,四五人入れるぐらい大きかった.床はタイルで、壁は、檜の板が張ってあった。シャワーが弐カ所あり、これは凄いと思った。ランニングとズボンをぬいた、黒色の褌をしていた。


千代子は、脱衣所で、勇次さん、お風呂に褌は無いでしょう、ほかに誰もいないし、私だけだから、はずしなさいと言われた。


勇次は、シャワーの前に行って、前とお尻を綺麗にした。これは、銭湯で,老人に、教わっていた、銭湯のシャワーは、順番が来ないと使えなかった。子供は、早い時間に行かないと、使えなかった。ついでに足もきれいにした。


千代子が、裸で、堂々として入ってきたので、吃驚した。


勇次は、手拭いで、前を隠して、お風呂に入ろうとしたら。


千代子は、何を隠しているのですか、手拭いを、湯船に入れてはいかません。と、銭湯の老人さんと、同じころを言われた。そして、身体を洗ってやりますからここに座りなさいと言われた。柔らかい糸瓜に石けんを、こすりつけて、背中から、前を洗ってくれた。


千代子は、子供とはいえ、男の身体に触れて、興味を持っていた。まだ、可愛い陰茎を、優しく、撫でて洗った。尿道口が少し見えていた、皮を一きに剥き、亀頭を現していった。


勇次は、痛い、と言って、顔がゆがんだ。


千代子は、ごめん,痛かった、そして、我慢がまんと言って、男は、ここは何時もきれいにしておかなければいけないと,聞いたことあるのよ、直ぐなれるわよ。と、チチンプイプイ、と言って口に含んで、舌で撫でてやった。


勇次は、奥さん,痛いの、治まりましたと言った。


千代子は、今度は、あたしの身体を、洗っておくれ、と言った。


勇次は、自分がしてもらったように、千代子の身体を流した。


千代子は、勇次の身体を、シャワーで流した後、自分も流して二人で湯船につかった。そして、まだ自分の方が、少し大きいので、勇次を膝の上に抱いた。勇次が可愛くて、可愛くて、抱きしめたかった。


勇次は、千代子の乳房を前にして,吸ってもいいですかと、膝をついて、千代子の身体を、引き寄せた。


千代子は、勇次の頭に手をやり、自ら乳を押し当てて行った。


勇次に、吸われて、勇次の母になったような,気になって来た。


千代子は、もう離せない、今日は、なんていったら、いい日なの、偶然に路面電車で、親子になり、初めて、男の子の身体に触れ、勇次を私が面倒を見ると、心に誓った。


千代子と勇次は、裸同士で、恥ずかしさは無くなっていた。


千代子五十歳、勇次十歳、これを機に、一緒に暮らすようになる。



この年の八月に入り、弟さんの家族が避暑に来られた。


勇次は、千代子の養子になった。千代子を母さんと言うようにもなった。


弟さんの末娘が、女学校二年で十四歳だった。もうお嫁に行けそうだった.

百合子と言った。


百合子は、千代子おばさんから、勇次の勉強を見てやってと言われていた。


百合子は、勇次に、夏休みの宿題を手伝ってくれた。厳しく教えた。


百合子は、自分が、千代子おばさんの、養女に成ってこの家を継ぐつもりでいた。勇次を、養子にしてしまったことに、不満だった。が、なぜか教え甲斐があり、自分の四年生の時より、上を言っていると、不思議な感じがした。将来、勇次と一緒になるような,ひきつけられるような気がしていた。


千代子は、勇次は、誰にもやりたくなかった。私は、子供を産めないし、百合子を、もらえばいいのかな、と、勇次と一緒になってくれればいいと、考え出していた。



千代子は、勇次が六年生になった時、家政婦のトキより勇次のことを言われた。


トキは、千代子に、勇次坊ちゃんのパンツに、最近大人の印が、ついています、まだ小学生ですけど、ほかに好きな友達でもできれば、間違いがあると大変です、気を付けて見守ってやってくださいと言われた。


千代子は、勇次をあずかってからトキの手前、勇次とは、毎日、ハグして、親子の確認をしあっても、千代子は、昼間は、弟の会社に出かけて夕方六時頃が、夕食で、一緒に寝ることもなく、別々の部屋で寝ていた。


勇次に、今日寝る時は、私の部屋に来なさいとと伝えた。


一年半、一緒の風呂も入らなかったので、勇次の身体は、どうなっているのか、触れたことは無かった。


勇次は、何時ものように夕食後、お風呂に入り、自分の部屋に戻った。トキさんのしまい風呂を出たらしい、トキさんは、御勝手の近くの部屋で寝るので、千代子の部屋からは、何も聞こえないように、なっていた。


勇次は、寝る浴衣で、千代子の部屋の前で、入りますと言って、戸を、ノックした。


千代子は、お入りと言って勇次を招き入れた、勇次はこの部屋は、初めてかと聞いた。


勇次は、初めてです。と答えた。千代子の部屋は、洋室で、大きなベッドが部屋に入って右奥にクローゼットと並んであった。左側は、机があって、その上は戸棚に成っており、洋酒や、コーヒーセットなど、洒落た、器が入っていた。

その間に、小さいテーブルがあり、くつろげるようになっていた。


千代子は、薄いピンク色のガウンでいた。ここに座りなさいと言ってくれた。

コーヒーを入れてくれて、勇次も四月から、もう六年生になるのね。毎日あっているのに、じっくり見ると、あたしより大きくなって、身長は幾つだと聞いてきた。


勇次は、このうちに来てから、食事もいいので、身長158センチ体重55キロです。10センチも伸びましたと言った。


千代子は、一寸前なら、甲種合格の、兵隊さんだったわね。そして、トキから聞いていたので、あんた、それでは、男の印があるだろう。と、とぼけて聞いてみた。


勇次は、母さん、先輩が教えてくれたので、やってみたら、精子が、でるのが解った。小便と同じところから、飛び出してきたので、吃驚した。と正直に答えた


千代子は、お前、それが女の子に入ると、子供が出来るのです。だから、お前が大人に成り、お勤めできるようになって、子供を養えるようにならなければ、いけないのです。と意見をしてしまった。


勇次は、母さん、学校で理科と家庭科の時間で先生が、本当に好きに成って、結婚できるようになるまで、遊びでまじわってはいけませんと、教えてくれました。と答えた。


千代子は、勇次が、成人するまでには、あたしが男にしてやらなければと覚悟はしていてけれど、勇次の母になった今、自分にしても初めての男になるし、勇次以外にもう結ばれる機会はないだろうと、誘いを掛けてみたくなった。勇次が、母になった、私ではいやだ、と言われれば、それはそれと、五十女の執念だった。


千代子は、この二人の夜の勝負は、一回しかできないと,続けられるか、ことわれるか、勇次に断れるのが怖く、コーヒーに精力剤を混ぜて行った。おかわりするかと聞いたら、美味しいのでもう一杯飲みます。と言った。チーズケーキも食べ、テーブル上を片付け、いつものようにハグをした。薬が効いてきたのか勇次の男根の膨らんでくるのを感じて、勇気を出して唇を合わせて行った。


勇次は、寝所での口付けは、千代子母さんの、なまめかしい雰囲気にのまれて、強く抱いてしまった。母の、舌が初めて、入ってきた、自分も舌を絡ませて、何となく唾液を呑み合っていた。初めての経験で、長い接吻だった。


千代子と勇次は、一度離れて、顔を見合わせ、今度は、がむしゃらに舌を絡め唾液を呑み合い、力強く抱き合っていった。もう母と子を忘れさす、男と女の関係に成っていくはじまりだった。


千代子は、勇次の浴衣の帯を解き、全裸にさせた。自分も、ガウンをぬいた。下着は付けてなく全裸だった。二人は、初めてあった日のように、裸で抱き合った。千代子はダブルベッドに腰掛けた。


勇次は、初めての時以来、千代子のお乳を口に含んで、固くなっている乳首を舌で撫でて行った。千代子は、腰かけた状態で仰向けに、ベッドに倒れて行った、勇次の目の前に、膝から下は、だらりとさげ、股を開き、何時もの千代子と違い、陰部をさらした。


勇次は、自然に口で覆い、陰唇を舌で拡げて、舌を突っ込みながら這わせていった。


千代子は、勇次のお尻を押さえている手を強く握り、強弱付けて、気持ちいいことを、知らせた。


勇次は、誰にも教わらなかったが、ぎこちないが、舌を尿道口、陰核を、がむしゃらに、吸たり、押しつけて行った。


千代子は、身体に自然と力が入り息張り硬直し、痙攣し愛液が湧きでた。


勇次が、優しく、舌を触れただけで、痙攣が続いた。


千代子は、怠く、ぐったりし放心状態になった。


勇次の陰茎は、痛いほど硬直してしまった、千代子の気が戻ったので、ベッドの中央に移った。


千代子も勇次も、お互いが、初めてで、上手く交わりが出来るかと思ったが、千代子は、腰を浮かして、股を充分に開いたので、千代子の愛の谷間に、勇次の陰茎は、亀頭から難なく挿入していった。自分より大きくなった勇次に、手足でしっかり、しがみ付いていった。


母と子が、繋がり一体となり抱き合った。


勇次は、母さん、母さん、と呼びながらどく、どく、どく、と射精していった。


千代子は、あんたの精子があたしの身体の中に吸収されていったのよ、これで、いけない親子に成ってしまいましたね、このことは、生涯二人だけの秘密なのよと、言った。


勇次は、射精しても、委縮しないので、母さん、まだ入れたままでいいのと聞いた。


千代子は、いいのよ、と言って、母さんを、起こしてと言った。


勇次は,つながったまま、母を抱き上げた。自然と唇を合わせて、濃こうに、舌を絡ませ合った。


千代子が、抱き合いながら、腰を振ってきた。二度目の射精が来た。お互いこんな淫乱になるとは思わなかった。毎週土曜日の夜は、千代子の部屋で過ごすようになった。愛を確かめ合うため、人が変わったように激しく身体を求めあった。

朝になると、何も無かったように、平然と、親子を演じた。


平日、千代子は、勤めに、勇次は、学校へ通うため、駅まで一緒に通った。

誰が見ても、近所の知り合いにも、仲のいい、普通の親子だった。


結ばれた以後は、千代子は、勇次の学校の行事には、率先して参加していった。



夏休みに入り、七月の終わりには、例年通り、百合子が避暑に来た。今年は、百合子だけだった。女子中学校が、高等学校に変わり、高校一年生に成っていた。百合子は、勇次が、自分より大きくなってきたことに、吃驚していた。一年合わぬ間に、こんなに伸びるだと、感心していた。来年は、もっと大きくなるのだと、自分の身体の伸びが止まってきているようで、恨めしがっていた。勇次の勉強には、厳しかった。


百合子と、勇次は。来ている間、ほとんど毎日午前中勉強で、午後プールに出かけた。百合子は、勇次に、あんた、あたし以外に、女の子と付き合いをしないで、と、プールでも身体を寄せ合ったりして、私たち従姉弟で許嫁なの,というように、振る舞った。手をつなぐのは、正々堂々としていた。


百合子は、この夏は、勉強が終わった時、勇次を引き寄せて、接吻をした。

そして、これは二人だけの秘密で、私は、必ずあんたが成人を迎えたら、結婚するから、と今度は、舌を絡ませ唾液を呑み合った。抱き合うのも、だんだん強くなっていた。百合子は指切り拳万をその都度小指を絡ませた。


昼食は、千代子は、勤めだから、トキと一緒だった。百合子は、何にも無かったように、すまして、食事をしていった。勇次は、女は凄いと思った。



百合子が、帰る前の日の夕食後、千代子に、おばさん私、勇次さん成人したら、先の事だけれど結婚していいですかと直接談判した。


千代子は、勇次は、まだ十二歳だよ、あと八年先の事でしょう。百合子はその時、幾つになるのと聞いた。


百合子は、二十四歳になります。勇次さん、今年は、大人のような、雰囲気有るの、今、許嫁にしてください。そうしてくだされば、私安心して、帰れるような気がするのですとお願いした



千代子は、その時、私は六十歳に成ってしまう、何時も考えていたことだが、勇次を百合子に預けた方が、この家に居れば、勇次との関係は続かられると、自分も考えていたことで、百合子から、言われたのだから、恩が売れる。これより良い考えはないと思っていたとこだった。


千代子は、百合子が、勇次をそんなに思っているのなら、私は承知します。でも勇次が何というのか、確かめてみますと言った。



勇次が、千代子に呼ばれた。百合子が、お前と許嫁にしておくれと言っているのだが、勇次はどうですかと聞いてきた。


勇次は、母さんが、そうしなさいと言われれば、百合子姉さんには、勉強教えてもらっているし、よくしてくれているので、でも僕まだ子供だし、母さんなくては何にもできないし、その時が来たら、従いますと答えた。



勇次は、そして、千代子に、僕、まだわかりません、百合子姉さんと、よく話をしてください、母さんに任せますと言って,席を外した。


千代子は、勇次は、まだ、小学生よ。わたしの扶養家族で、育てる責任があるの。まだまだ、私の傍から離すわけにはいきませんといった。


百合子は、おばさん、今日は、約束だけでも、させてください。勇次さんと話し合いをしてみたいのですと言った。


千代子は、それでは,百合子の部屋で今夜、よく話し合いをして見ておくれ、結果を、明日の朝、話しておくれ、二人で子供の出来るようなことは、絶対しない約束をしておくれ。間違いがあれば、百合子の親に、合わす顔が無くなるので、百合子は、もうお嫁に行ける年なのだから、言わなくとも判るでしょうと言った。


百合子は、おばさん、ありがとう、私、絶対に勇次さんと婚約できるよう、話し合いし、決めてみますとやっと喜んだ顔をしていった。


千代子は、百合子に、勇次と、心置きなくじっくりと、話し合いなさいと言った。


千代子は、これが一番いいのだと、いずれ早かれ遅かれ、百合子に、やらなければいけないときがくる。それまでは、勇次は私のものだと、いや生涯一緒と勇次と約束してある。勇次との交わりの関係は、誰にも知られず仲のいい親子で,通した。



百合子は、勇次を呼び、千代子おばさんが、二人で、お風呂に入って、素の身体をお互い、確認して理解し合い、そして話し合いの結果、好ければ、婚約を認めましょうと言ってくれました。決めても、千代子おばさんは、お前たちと、三人だけの約束で、私の両親には、勇次が、成人するまで、内緒にしておいておくれ、と言われたの、だから一緒に入りましょうと、勇次を誘った。百合子は。もう決まりと積極的に振る舞いだしていった。

二人は、プールでは、水着で体格は、見ていたが、全裸は、初めてだった。


百合子は、風呂場に入って、洗い場で全裸同士、勇次と向き合った。


百合子は、やっと千代子おばさんの承認で、隠れることなく二人で、自然と振る舞っていた。


勇次は、百合子を見て、胸は、水着でしめられていた時と違い、解放されて胸から乳房が、俺を誘っているようだった、腰は締まっていたが、お尻はふっくらと、して千代子母さんより大きかった。俺が、百合子姉さんの初めての男となるのかと、千代子母さんに陰茎だけを鍛えられて成人並みに成長したが、坊主頭の俺でいいのかと、まだ早いのではないかと、一瞬、思ってしまった。


百合子は、勇次に、身体は、私より大きいし、丈夫そうだね。と言って寄り添った。


二人は、抱き合い唇を重ねた。自然と舌が絡み合っていた。


勇次は、今見た、乳房が、腿の素肌が、もろに触れ、緊張して、陰茎は、亀頭だけ、顔をだし、あとはしまい込んでしまった。陰毛も,陰茎の周りにお印のように、生えたてのやわらかい毛しかなかった。


百合子の、陰毛は、黒く濃そうだった。脇毛もはみ出していた。すべてに大人と子供だった。


二人は、お互い身体を洗い合い、きれいになって、湯船につかった。


百合子は、この檜のお風呂は、臭いも肌さわりも,贅沢で、お金持ちになった気がするの。そして,水洗便器も、私の家のものより和便も洋便器も一回り大きくて、輸入品で便座は螺鈿式で、テカテカ光っているし、この家を作った、御爺さんは相当お金持ちだったのね。大事にしなければ、罰が当たってしまいそうね、とゆったりと浸かった。


勇次は、百合子を膝の上に乗せて,乳首を口に含んだ。


百合子も、気持ちいいのか、お乳はでないけれど、いっぱい吸ってと胸を勇次に押し当てていった。



二人は、身体を冷やして、部屋に戻った。


百合子は、千代子おばさんが、勇次さんと、将来のことをよく話して、婚約をするか、決めなさい。と言われたの。そして、子供のできるようなことはしてはいけません。と言われてきているのと言った。


百合子の泊まっている部屋には、布団が敷いてあった。


勇次は、百合子と向き合い、用意されていた、冷えている麦茶を飲んだ。


百合子は、勇次に二人のことを、話し出した。私、高校卒業したら、父の会社に、勤めることになっているの、千代子おばさんの代わりになるの、勇次さんも、商業高校へ入ってもらい、父の会社に、勤めてもらうの、そして、私の部下に成ってもらい、貴方と結婚して、この家に住んで、子供をつくるの。これが私の希望なのと言って勇次さんどう思うと、糺した。


勇次は、そんな先の事解らないけれど、百合子姉さんに従うと言った。


百合子は、これで決まり、これからは、あたしの言うことに従って,暮らすの、明日の朝、千代子おばさんに、勇次さんと、結婚の約束が出来ました。と報告します。そして、あたしは、帰りますと、言って勇次を引き寄せ、唇を合わせた。


百合子は、千代子おばさんに、内緒で、あたしたちの、婚約の契りをしたいの。

と言って、二人で全裸になって、床に入った。


百合子は、勇次の身体を、首から胸へと,舐めて行った。臍下も、陰毛の長さもやっと三分位の柔らかい毛だった。自分のものは、どちらかと言えば剛毛だった。

勇次の陰茎が、可愛らしく、一寸くらいの長さだった。これでは、交わることは、今日は、まだ無理だと思った。優しく撫でたが変化はなかった。


百合子は、勇次に。女は、初めてと思って、見て触ってもいいのよ。と言って、勇次の陰茎を口に含んで、勇次をまたぎ、顔の前に、お尻と陰部を見せた。

勇次は、顔の前にきた陰部に口を当て、舌で愛撫を始めた。


勇次は、千代子母さんで、陰部の愛撫の仕方を仕込まれ、熟練していた。百合子を気持ちよくさせるのは、簡単だった。


百合子は、勇次の愛撫で、自分の陰部が、どうしようもないくらいの愛液がでて、初めて知る快感で、膝からに崩れそうに成ってしまった。自慰したことあるが、男の子に愛撫されると、こんなにも違うものかと、ぴくっと、動いた。


勇次も、百合子に、付け根を押さえて口での摩擦に、勃起しだしていった


百合子は、固く勃起した、陰茎に触れ、四寸、一寸に伸びた男根は、自分の父より、大きいと、勇次の変化に、吃驚していった。自分が受け入れることが出来るのかと,痛みは大丈夫なのかと、躊躇していた。

勇次の舌での愛撫を振り切り、またいたまま、勃起した亀頭を、愛液にまみれた陰唇を分け、膣口にあててみた。


百合子は、またいていた腰を沈めながら、膣に亀頭が入るのを確認しながら、徐々に受け入れていった、元まで受け入れた。互いにジッとしていた。そして百合子は,つながったまま、向きを変え、勇次と向き合った。騎乗位だった。


勇次は、上向きで結構持続したが、限界に来てしまった。


百合子は、なかにそのまま,おくれと言って、しがみ付いてきた。


勇次は、騎乗位の、百合子の子宮めがけて、いっぱいの精液を放していった。


百合子と勇次の秘密の婚約の契りだった。


この日を境に、百合子が主人で、勇次は家来なったが、百合子が二人目の交わりだった。


夏休みの終わりになる、お盆が過ぎて二十日に母、千代子が勇次と結ばれた後、千代子が、困った顔をしていた。

勇次は、何時もとは、感じが違うので、母さん、何か心配事あるの、と聞いた。


千代子は、実はお手伝いのトキさんが,今月いっぱいで、いとまをいただきたいと言ってきているの。この坂が、堪えて来たらしく、田舎の母の所へ行って一緒に暮らしたいとのこと、トキさんは、我が家のことは何でも知っているしやめられると、あたしも、勇次も、炊事洗濯拭き掃除、すべてに困ってしまうの、トキさんの変りは、はいと、すぐには、見つかりませんよと言った。


勇次は、僕も四年生の時からだから、二年たって、俺のお袋のように成ってしまっている。僕が、トキさんに頼んでみたい。何か手伝いもしたいし、トキさんがいなくなるなんて、考えられないですと言った。


千代子は、あたしが頼むのは、最後に成ってしまうし、トキさんに言われた手前、お願いとは言えないと言った。


勇次は、トキさん、あんなに綺麗なのに、旦那さんいないの、と聞いた。


千代子は、トキさんは、私より五つ上だけなの、娘盛りの時が、大正終わりから昭和の初めは、みんな貧乏だったのよ、トキさんも好きなお人もいたらしいですが、亡くなって、それから好きな役者さんをしたって、操をとうして、この年に成ってしまったみたい。何かの縁あって、この家に、行儀見習いに来ていて、それから、三十年以上いるの、だから、トキさんにしてみれば、この家は、自分の家みたいだと思うの。私は、一生おいてやりたいと思っているのですと言った。


千代子は、会社の関係の視察旅行で、明日から、北海道へ一週間行ってきますから、その間、トキさんと二人だけだから、よく話をして頂戴、とどまってもらえるよう、お願いしてと言った。



千代子が出かけた日に、勇次は、学校で、野球の練習に行って、夕方、四時近くに帰ってきた。何時ものように、トキさん只今と言って、のど渇いたので、冷えた麦茶あると言ったら。


トキは、勇次坊ちゃん、台所へ来て、冷蔵庫に冷やしてあるから、呑んで、と言った、固い木で出来ている冷蔵庫開けると、上の段に、毎日配達してくれる、四角に切った氷が一貫目入っていた。


トキは、今、夕食の支度をしているところなの、お肉が手に入ったので、久しぶりにすき焼きにするから。呑んだら,お願いがあるのと言った。


勇次は、言われた白滝を買いに行ってきた。


トキは、ありがとうと言って、勇次に、坊ちゃん、汗かいて汚れているから、お風呂に入って、浴衣に着替えてと言った。


勇次は、脱衣所で、全部ぬいた。そこへトキが着替えの浴衣を持って入ってきた。面と向かって、裸をみられてしまった。


トキは、坊ちゃん、手伝ってくれれば、お風呂で洗濯してしまいたい。と言った。トキは、何時もお風呂場のお湯を使って、隅に置いてあるタライで,洗濯すすぎをしているらしい。


勇次が、シャワーで身体を、洗い汗を流した。


トキは、その横で、勇次の下着を洗ってくれていた。今洗えば、寝る時には、乾いてしまうから,夏はそうしているらしい。そして、坊ちゃんの背中を流しましょうと言って、シャワーで流してくれた。


勇次は、トキさん、着物が濡れてしまったから,ぬいて洗ってしまったら。今日から、トキさんと、二人きりだから、一週間、僕の母さんに成って下さいと言った。


トキは、一度洗い場から、でて、着替えを用意して、そして裸で、風呂場に入ってきた。お乳を手拭いで隠し,下半身はそのままだった。


勇次は、母さん背中を流しますと言って、初めてトキさんの身体に触れた。肌は白いし、綺麗だった。手だけが、指が、太く男の手のようだった。働き者の証拠だった。勇次は、優しく肩を揉んでいった。


トキは、坊ちゃん、ありがとう、疲れが取れるようですと喜んだ。


勇次は、背中の方から、腰のあたりもお尻のふくらみも、揉んでいった。


トキがうっとり気持ちよさそうに、腰かけていたので、この機を逃さずに、横に寄った、トキは、目をつむっていたので、お乳を口に含んで、左手を肩に回して、右手で内腿をさすった、トキは、右手を勇次の頭をなで胸におしつけた。



勇次は、トキが受け入れてくれたみたいなので、目をつむってじっとしている、トキの唇に、唇を重ねてみた、そして舌を入れてみた。


トキも舌を絡ませてきて、二人、歳の差わすれ、男と女になっていった。


二人は、肌を触れあい、力強く抱き合った。


勇次は、トキさん、今晩からトキさんの部屋に行っていいですか。と聞いた。


トキは、千代子奥さんに内緒にできるなら来ておくれ、と言った。勇次との身体のふれあいは、この家を、今月でおいとまするので、二人の思い出になるよう、勇次のするように、身を任そうと、心に決めていった。



夕食後、二人で片付けて、トキの部屋に一緒に入った。こぎれいにしてあって、壁にごひいきの役者さんの写真を貼ってあった。


勇次は、 床について、裸に成って、トキの身体を愛撫していった。乳首は、特に性感帯みたいで、声を出して、身体をうねりだしていた。陰部は、素直な柔らかい毛で覆われていた。まだ男を入れてない、陰唇を舌で分けて、舌をとがらせ押し当てて行った、勇次の手を、トキの頑固な手が強く握ってきた。


トキは、勇次の,鍛えた口技に天国に登る思いだった。少しだが、愛液は出てきていた。


勇次が、トキさん、入れていいですかと言った。


トキは、自分なりに思って膝を、立て股を開いた。勇次が、初めての人になる瞬間だった。うん、と頷いた。




勇次の、陰茎は、亀頭を優しくあてがって、トキの大事な膜を開けていった。


トキは、覚悟していたのか、顔はゆがんだが、直ぐに満足した顔に成っていった、勇次の陰茎が、入ってくるのが解り、元まで入って勇次と繋がった。


トキは、勇次に、しっかりと、しがみついていった。祖母と孫の様だが、トキには初めての男で、勇次の精子が、どく、どく、どく、と放たれるのが解った。



トキは,円型の茶ブ台の、あしを開いて,組み立てた。はい帳から,薄い空色の、イモ羊羹を、出して、くれた。


そして、あまり冷えてない麦茶を二人で飲んだ。


トキは、勇次坊ちゃんにはまだ、知らせてなかったが、この月の終わりに、おいとま貰って、実家に帰ることにしたの、坊ちゃんとは、二年間のお付き合いだしたが、お別れするので、今日のことは、二人だけの秘密で、私の心の奥に大事にしまっておきますと言われた。


勇次は、千代子母さんから,聞いていたので、覚悟はしていたが、トキに、俺初めて知りましたと驚いてみせた。


勇次は、トキに、トキさんは、俺の母親みたいで、学校から、かえって、

ただいま、と言えば、お帰りなさい、と、言ってくれるトキさんがいるので、カバンをほっぽり出して、直ぐ遊びに行けた、この家に、トキさんがいなくなるなんて、考えられない。どこにも、行かないで、行かないで、お願いします。と、涙ぐんで、懸命に、頼みこんでいった。


トキは、私の母は、もう私の帰ってくるのを喜んで、あてにしているのです。

坊ちゃんに、私が、頼りにされていたなんて、こんな嬉しいことは無いです、坊ちゃんの、母親にもなってやりたいくらいです。私を、迷わせないでください、今、帰ろうか、坊ちゃんの母親になろうか、決心がぐらついていますと言った。



勇次は、僕も、一人ぼっちだし、トキさんと親子に成って、僕の後見人に成ってください。千代子お母さんに、言えないことも、トキさんなら何でも話せると思う。

そして、トキさんのお臍から下は、俺まだ子供だけれど、僕だけのお嫁さんに成ってください。お願いします。と、頭を下げて行った。

僕まだお嫁さんもらう資格無いですけれど、どこへも行かないでと哀願した。


トキは、この家の思い出にと、利害関係のない、勇次坊ちゃんと、結ばれてみて、自分がまだ、女であると、自覚して、残り少ない、女の時期を、勇次坊ちゃんと、暮らしていきたいと、思い始めていた。いや、今、口には出さなかったが、もう心で決めていた。


勇次が、今日は、この部屋で、一緒に泊まっていいかと聞いた。


トキは、坊ちゃんが、そうしたいなら、いいわよと答えた。


勇次は、トキに、母ちゃんと言っていいか、と聞いて、俺のこと、坊ちゃんでなく、自分の子として、勇次と呼んでくれ、そしてトキは、三人目の女だった。


トキは、母親になったように、勇次に乳をしゃぶらせていった。と同時に、谷間には、勇次の子種を受け入れて行った。残りの人生を勇次と実家をはかりにかけた、打算的だと思われようが、自分の女の部分が勇次を取っていた。


二人は、千代子のいない間に、上は、親子となり、下は新婚さんでとうした。


千代子が帰ってきた、いくらのビン詰めと、トロこぶ、を、土産に買ってきた。



勇次は、千代子母さんに、トキさんにお願いして、この家に、いてもらうことに、なりそうです。トキと身体を重ねたことは内緒にした。

トキさんには、僕の親許として、お袋さんに成ってもらうことにしました。

年を取って、歩けなくなったら、その時には僕が、お袋の面倒をみます。とお風呂掃除や、力仕事は、出来るだけ僕が手伝いますから、約束しました。


トキも、勇次との交わりは隠しとうして、母に会って来ますと言った。


勇次は、トキさんのお母さんは、トキさんが、帰ってくるのを楽しみにしているらしいので、一緒に行って、どうしたらいいのか、明日から二三日、行ってよい返事を貰ってきますから、母さん留守を頼みますと言った。


千代子は、これでひと段落したと、安心した。



トキの、実家に夕方、着いた。トキは、美容院できれいにセットしてきていた。

実家は、トキの母と姉で暮らしていて、姉の子は、所帯を持って、別居だった。


トキの母、七十七歳のチヨは喜び、そして、お前きれいになったね。と言った。


トキの、二つ上の実姉、サキは、連れ合い亡き後、実家で、母の面倒を見ていた。


姉サキは、夜食に冷やしソーメンを、振る舞ってくれた。


母チヨは、勇次さんと言いましたね、若いからソーメンだけでは物足りないでしょう、と言って、生卵を、付けてくれた。大人の女同士の話は、尽きないようだった。


トキは、母に、勇次と親子の絆を結んだことを、知らせた。


母チヨは,下屋にある、ドラム缶で出来ている五右衛門風呂、に入るように案内してくれた、洗い場から、蓋に簀子のような、板が浮いており、それに乗って沈めて、下駄替わりで、そこの鉄板に、直接素足をつけなくてよかった。こんなお風呂は、初めてだった。


母チヨは、トキは、結婚しなかったので、男と女の、交わりは出来なかったが、こんないい子供が出来てよかったねと言った。


トキは、母と姉に、私は、結婚できなかったけれど、一週間前に、連れてきた、勇次と内緒で偶然結ばれたばかりなの、あの子勢力があるので、あふれてくるほど、子種を、くれるの。今は幸せなの。そして、あの子に会ってから二年経つの、お互い性格も判りあっていて、もう離れられなくなってしまいました。


トキは、さらに、私の実家を知ってもらいたく、母さん、姉さん、に紹介したくって、一緒に来たのと言った。


母チヨは、それはよかった。溢れそうな子種を、あたしも、入れてもらいたい。貰えるかな、若返りのためにと、トキに聞いた。


トキは、私みたいな年上を抱いて、男にしてくれたと、勇次は喜んでいるのだから、母さんも、抱いてもらえると思う.私に任せておくれ。と言った。


姉サキも、トキに、お前の息子、母のあとに、私にも頼むと言った。


トキは、母も姉さんも、勇次を、お貸しするが、あたしの子だと忘れないでね。と笑った。



勇次は、トキに言われて、母チヨと寝ることになった。四人目になる。

チヨの顔は,皺が、歳を物語っていた。顔と襟首、手の甲も日焼けしていた。


チヨが、勇次さん、あんたの子種がほしくて、こんな年寄りと交わるなんてごめんね、と言われた。蚊帳のなかは、二人だけになった。


勇次は、お母さん、腰紐を解いていいですか、と言って、寝巻をはだけて、裸体を現した。想像していたより白い綺麗な肌だった、乳房は垂れ気味だったけれど、全身はぽっちゃりしていた。

乳を優しく揉むように撫でて、乳首を口に咥え、トキにするように吸たり舌で乳首の周りを撫でまわして、右手で、内腿の周りをさすっていった。

そして、チヨの谷間に跨るように顔をうめ陰部をぱっくり口に咥えた、陰唇を舌で開き、使ってなかった膣口、尿道口、陰核吸たり撫でまわした。

勇次の陰茎は、チヨの顔辺りにいった、

勇次は、両手でチヨのお尻、腿の裏と揉んでいった。


チヨは、陰部を咥えられて舌で、撫でられたことなど初めてで、この年に成って、ひ孫みたいな子に撫でまわされて,変に気持ちが良くなっていくのが、不思議で、顔の前に来ている勇次の陰茎を、咥えてしまった.淫乱に成っていく自分の身体がうねりだしていた。


勇次は、チヨに愛撫されている陰茎が、固くなりだしていった。悶えるチヨの身体に反応して、勃起してきた.チヨの谷間も勇次の唾液で、潤っていた。


勇次は、お母さん、入れていいですかと聞いた。


チヨは、入れていっぱい出しておくれ、と腰を上げて股を開いた。


勇次は、亀頭をあてた、唾液をさらに加えて,潤して、挿入していった,なかは、しっとりして、元まで入った、歳の差六十五歳の、男と女が繋がり,チヨは、しがみ付くよう、強く抱いてきた。腰を優しく振りだしていった。

暫らく抱き合っていた.チヨが、膣内を締め付けて行った。それに合わせて、勇次は精子を、勢いよくつぎ込んでいった。



次の朝,チヨは、勇次がまだ寝ているのに,起きて、トキとサキに、今日は節々が、一寸痛い、でも、あの子、若いので、二回も出してくれたの。私癖になりそう、トキにひと月一回、いや二月に一回、勇次をよこして、そうすれば、トキは、帰ってこなくともいいです。これが条件です。と笑いながらいった。


姉のサキは、トキに,お前は帰れば、毎晩出来るだろうから、今晩は、私と寝かせてくださいと、三人あっけらかん、だった。そこに勇次が起きてきた。


チヨは、お疲れさま、でしたね、と言って、ふた月一回、この家に来てもらうことが、条件と決まりなしたと勇次に告げた。



サキは、勇次に、これ特別に隠して持ってきたの、生卵飲んでと渡した。


勇次は、サキは、トキと同じような体つきで、トキと同じと思っていたら、いきなりうつ伏せに成って、私の感じるところはお尻回りなの、強く揉んでキスして、と言われた。お尻を揉みだしただけで、腰を上下に動かしてきた。腰辺りからお尻にかけて、舌を這わせていった。


サキは、お尻の割れ目に舌を埋めたときに、腰を持ち上げた,象のようなふっくら盛り上がった、お尻だった。


サキの、菊座と陰部の割れ目が、目の前に来た。勇次は膝まずいて、割れ目に舌を入れて行った、ぬめりが少し出ていた。菊座に舌を押し付けたら、腰を震わせた。綺麗にしてある菊座に舌をいれてみた。お互い異様な雰囲気になっていった。


サキが、入れてというから、後ろから入れて行った。スート奥まで入った。

勇次は後ろからは、初めてだった、お尻と恥骨が密着して、動物のような交わりで、お互い淫乱になり腰を激しく振って、射精していった。五人目だった。


勇次とサキは、向き合って、唇を重ねて舌を絡ませていった。


サキは、あんたとこれで他人ではなくなりました、あたしあなたより四十歳も年上で、もう男の人と交わることは無いと思っていたので、こんなことあっていいのかと、夢ではないかと、抓ってみました、痛かったです。母と同じ、ふた月一度、約束しておくれ。と言って、今度は、正常位に成って、勇次と交わった。


サキは、勇次さん、お願いだけれど、さっき菊座に舌を入れてもらったとき、今まで感じたことのない、気持ちよさだったの、入れてもらえるかと聞いてきた。


勇次は、お尻に入れて痛くはないですかと聞いた。


サキは、痛いより、気持ちの良いのが勝るみたいな気がする、あたし、異常性欲者かしら、と考え込んでしまった。


勇次は、性欲の秘密を聞いてしまったので、サキさんと二人だけの秘密にすれば、と言ってしまった。考え込んでいるサキさんを引き寄せ抱き合い、サキさんと俺だけの、秘密にしようと言った。


サキは、用意していた,オイルを勇次の陰茎に塗りだした、委縮していた陰茎は、力強く復帰して固くなっていった。


サキは、初めてのよう四つん這いになり尻を突き出していった。菊座の周りにも、たっぷり塗った。

                

勇次は、亀頭を、菊座に当てた、


サキも、両手で菊座が開くように広げるようにした。


勇次は、亀頭から少しずつ入れていった。不思議となかは広く、スポット元まで入ってしまった。


サキは、腰を、唸りながら涙声して左右に動かした。


勇次は、今日三回目だったので、我慢が出来たが、異常な繋がりで,サキの内股を引き寄せて、どく、どく、どく、と、よくあるなと思いながら射精していった。初めて、お尻の穴の性交だった。



サキと勇次は、真夜中、家のなかを裸のまま、風呂場に入った。

サキは、まだ温かいお風呂のお湯で、勇次の身体を洗い流していた。


トキとチヨは、こんな夜中に風呂場の方で音がするので、おきて、風呂場近くに来て見たら、サキが、勇次の陰茎を洗いながら撫でているようだった。トキは,母に,シーと言って、裸電球の下で、サキと勇次を覗いた。


勇次が立ち上がった、陰茎が、上向きに勃起しているのが見えた。それをサキがひざまずいて、口に咥え、両手で勇次の腰に手を当て、口を出し入れ、しごいていた。


サキは、勇次の勃起した陰茎に、膝まずいて、尻を持ち上げ勇次に向けた。


勇次も、ひざまずいて,後ろからサキと、繋がり腰を振りだしていった。


トキと母チヨは、かたずを呑んで、見ていた。他人の性交を見るのは、初めてだし、異様な交わりに興奮して、自分もためしたくなった。



朝食の時、母チヨが、勇次さんは今日午後、もうお帰りだけれど、あとで、私の部屋に来て、二人だけで、話したいことがあるのと言った。


母チヨは、トキに、お前は、御屋敷に帰れば勇次と、前も後ろも、自由に交われるだろうから、私は、次に合う日まで待てないので、お尻からの、交わりをしたいと言ってあった。


母チヨは、勇次に、お前疲れているだろうが、昨晩夢で、お前に、私が後ろから挿入されている夢を見たのよ、実際はどんな感じなのか、入れておくれじゃないかねと言った。


チヨは、勇次を、引き寄せて、唇を重ねた。初めてだった。


勇次は、来た日に、結ばれたが、口付けはしてなかった.チヨの口内に舌を入れからませていった。初めての感触だった、立派な金の入れ歯が、かえって寒々しかった。


チヨは、自分から、全裸になった。それは仕舞ってない蚊帳のなかで布団もそのままだった。


勇次は、いきなり四つん這いに成ってお尻を向けたチヨのお尻の周りを舌で愛撫をしていった.お尻は綺麗だった。唾液で膣口を湿して、一気に挿入していった,膣内は、前日射精した、精液があり。抵抗なく入った.チヨの背中に手を回し、垂れ下がっているお乳を優しく揉んでいった。


母チヨは、お尻を、勇次の恥骨に当たるように、押したり引いたり、動かした。


勇次は,チヨの顔を見えないが、動物のように、射精していった。腰を激しく振ったので、空気を押し込んでしまったらしく、ボコッと逆流していた。



トキは帰りの汽車で、勇次に、母と姉に、お付き合いさせて、ごめん、でも母は喜んでいました、母は、あたしの二十年後よ、愛してくれてありがとう。姉も喜んでいたし、姉の息子は、別所帯で生活しているし、姉は、今一人ぼっちで、これからは、野菜のお土産を持って、ちょくちょく勇次に逢いに来るって言っていたし、母も姉も、子を産むだけの交わりで、楽しむなんてことは無かったと。あんたは、しがらみのない子供だし、子供いじめでなく、性処理のお手伝いだと、あんたの成長を楽しみにして、悪気はないみたいと言った。


勇次は、俺が、前にいた処の銭湯で、入学前の五歳の男の子が、陰茎が、勃起したままで、遠くから来た、お手伝いのお姉さんと、二人で夜、一緒に寝ていて、ほとんど毎日、交わりをしていると,と言っていた。蜜室の状態になれば、男と女は歳の差関係なく、あやしくなっても、不思議ではないと、俺とトキさんが結ばれたのも、こういう人も、ほかにいるのではないかと思うと言った。


トキは、あたしも、そうだが、お母さんもお姉さんも、子供が出来るわけないし、お母さんは、こんな年寄りに、お前の精子を入れてくれたと、喜んでいた。と言った。男は、お金で女を買うが、女が男を買うなんて、簡単に出来るものではない。トキのお蔭だ、と言われたと言った。


トキは、お前が成人したら、百合子さんと結婚が決まっているし、その時には、あたしは六十歳過ぎてしまうの、でも愛してくれるわねと言った。


勇次は、今までは、気兼ねして、学校から帰って,トキさん何かお八つある、と遠慮していたが、これからは、母ちゃん、只今と言って、安心して帰ってきます、何しろ食べ物を用意してくれるのが、母ちゃんになったのだから,こんなうれしいことは無い、俺、今度から学校では、トキさんのこと、俺のお袋さん、というつもりと言った。


トキは,そういえば、千代子奥さんが、これからは、勇次と一緒の部屋で暮らしなさいと、言ってくれたし、本当の親子になるね。


土曜日だけ、千代子奥さんは、勇次の養母として、一緒に過ごしますと言っていましたね。だから勇次は、奥さんに可愛がられて、孝行しておくれ、それが、お前と暮らせる条件だものと言った。


帰りの汽車は、二人掛けの椅子に成っていた。


勇次は、トキと話をしている途中に、トキにもたれて、うつらうつら居眠りをしだした。


トキは、勇次の寝顔を見ながら、この子のお蔭で、これからの自分の生きる道が、決まった。と感謝していた。坊ちゃんでなくって、あたしの勇次となった。

五十歳なかを迎え、自分の、終の棲家を考えていた。


トキは、自分が動けるうちに、決めたかった。今なら、まだ、千代子奥さんも勤めているし、自分は必要とされている、六十歳を迎えるあと五年経てば、ご苦労さんでしてと、言われて、今の家を出るようになってしまう。


働けなくなって実家に帰っても、母もいい顔で迎えてくれないだろうし、今なら身体も動くし、畑の手伝いもできる。年老いた母と姉の三人で、人生終わりを迎えられるように、したかった。


千代子、奥さんに、相談したら、勇次を預かっているし、食事、掃除、洗濯と私が必要と言ってくれた。


トキは、迷っていた、千代子は勇次を頼むと言って、北海道に出かけられた。


トキは、勇次と二人きりになった。その時に勇次が、母親に成ってくれと真剣だったので、勇次と、親子に成れば、この家に一生暮らせると、賭けに出た。自分の孫のような、歳の差だけれど、勇次を預かって二年、性格もいいし、自分の子にしたく、身体を張った。結ばれて、親子以上の絆が出来た。


千代子奥さんに、親子のきずなが出来たと伝えたら。奥さんは、勇次の育ての母として、一生この家で暮らしておくれと、言っていただいた。


実家の母と姉に、勇次が、私から、離れられなくなるように、可愛がっておくれと頼んでの里帰りだった、気持ちよく協力してもらった。逆に、母と姉に、気に入られたみたいで、いい、里帰りが出来たと、嬉しかった。


トキは、母と姉で疲れたのか、深い眠りに入った勇次の肩を抱き、顔を覗いた。身体は大きいが、よく見れば、まだ可愛さ残る子供だった。私が齢を取って歩けなくなったときには、俺が負ぶってやると言っていたが、この子と一緒に暮らそうと、寝顔を見、坊主頭をなぜながら、早く大人に成っておくれ、いや今のままでいておくれと、自分の打算が怖かった。


トキは、お前がいての人生だ。勇次頼むよと、抱きしめていった。これからの勇次との暮らしを、心に描いていったら、自然と、生きる希望の力が湧いてくるようだった。勇次は自分がなんとなく庇いたくなる様な子だった。

二人の、親子以上の絆の上に、それからの生活は展開し行くことになる。



勇次は、昭和二十一年、七月、チンチン電車にタダ乗りしたのが、始まりで、千代子と出会い。その時、トキと初めて会った。


トキと、親子になるとは、不思議な縁の出会いだった。

トキは、勇次との交わりは、千代子奥さん、百合子にも、隠しとうした。

トキは、勇次は若く明日へと、成長していくが、あたしの明日は、老いていくだけで、今日の終わりが、人生の終わりのような気がして、明日のあることを願って、勇次を抱いて抱かれて、眠りにつく、朝が、人生の始まりで、勇次の親になり、尻を叩いて起こして、我が子として送り出すのである。誰が見ても、本当の親子である、千代子も、トキの振る舞いからして、二人の夜の交わりは無いと信じて、仲のいい、親子と羨ましがられて、冷やかされたこともあった。


トキは、 朝、勇次と千代子主人を送り,洗濯、片付けが終わり、一息するのが、十時になってしまう、ふと勇次のことが浮かんでくる、勇次が、お弁当食べる時、休み時間に、あたしのことを、思ってくれるらしい、あたしの一日も、勇次のことを、思って暮らしている。夜は、あたしの、お乳を子供のようにしゃぶりながら、下は夫のように、逞しくあたしと繋がり、射精するとき、トキ、トキ、と言いながら、尽きていくのである。あとは、あたしの赤子のように、寝てしまう。寝顔を見ながら、この幸せが、いつまでも続きますよう、願う母親になるのである。日ごと、勇次の成長が、母として、生きがいになっていた。


勇次が、百合子と結婚してからも、勇次はトキと親子の絆は、誰にも割かれることはなかった。




                                完

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