第9話 咲子と聡
寒中の一月の或る日、山の頂上近くに出来た、あまり広くないが管理されている天然氷のスケート場があった。
夜間にも、営業していた。
聡は、氷上が整備される、午後一番の時間に合わせて、会社の独身寮の仲間三人と出掛けた。三人とも初めての滑りだった。
陽射しも暖かく、身体は、寒さをあまり感じなかった。スケート靴を借りた、初め、ホッケー用をはいてみた。靴をつけてみたら,背が高くなったようで、怖かった。初心者だからフィギュア用がいいということになった,刃の先に、ギザギザがあって、滑りを止めやすいと思ったから、指導者がいるわけはないので、リンクの周りの手すりをつかまりながら、よちよち滑りだった。
聡たちを見ていた、スケート場の、整備員みたいな人が,ハの字を書くようにすれば、前に進みますと、教えてくれた。
やっと、よちよち滑るようになったが,止めることが出来ず、周りの手すりめがけて滑って、手すりつかまって止まった。
聡は、手すり磨きみたいなもので、足首が,痛くなり、リンク手すりの外側は、木製の腰掛が設けてあったので休んでいた。
そこは観覧席ではなく、疲れた人の休み所に成っていた。
リンクが広くないので,スピート用の靴の人は少なく、ほとんどの人が、ホッケーとフィギュアだった。中央は、子供さんや初心者が多かった。
何といっても、この場所からの、山並みの眺めは、素晴らしかった。
湖水が凍って、滑れるところもあったが、ここは安全で家族ずれが多かった。
聡は、まだ十八歳だが、働いているので、たばこを吸って休んでいた。
聡の、休んでいる前を恐る恐る滑っていた、三十歳すぎのご婦人が、前の人にぶつかりそうで、危ない、と思った瞬間,止まろうとしてか、フィギヤ―の、ギザギザでつまずいて、バランスを失い、尻もちをついた。その瞬間、はいている、スラックスの股の縫い目がはじけて、太めの腿が、丸見えになってしまった。見たのは聡だけだった。はちきれそうな肌だった。
ご婦人は,肌を見られないように、しゃがみこんでしまった。
聡は、夫人の傍に行き,怪我は無いですかと聞いて、マフラーを外して、婦人の腿が見えないように掛けてやり。そして、起して、手すりの外まで肩を貸してやった。
婦人は、ありがとうございますと、お礼を言われた。
聡は、婦人に、はき替えを,持参していますかと聞いてみた。
婦人は、こんなことになるとは、思いませんでしたので、替えは無いのです。と言われた。
聡は、私、スポーツウエア、持ってきているのですが,うまくないのに、みっともないので、ロッカーに預けてあるので、一時しのぎに使ってくだされば、持ってきますが、男物で、奥さんには少し大きいと思いますがと言った。
婦人は、この年ですから、男も女も関係ないです。お願いします。と言われた。
そこに、中央で遊んでいた、婦人の子供さんが、お母さん、転んだのと、心配そうに寄ってきた。お母さんらしき人も、外側から見に来た。
お母さんらしき人が、婦人に、咲子、どうした何かあったのかと聞いていた。
咲子は、転んで、タイツが、はだけてしまったので、あの人が親切に、着替えを貸してくださると、取りに行ってもらっているところなのと知らせた。
お母さんは、知らない男の人が、咲子に、何かをしたのではないかと、心配になって来たのですよ。と、でも親切な人で良かったね。お礼を言わなければ、と母、トキが言った。
咲子は、母さん、子持ちのあたしには、もう男の人とは、縁は無いものだと思っていましたが、あの人の目と目が、合って、はっとして、あたしの身体の一部が、キューンと、締まるように、疼いたの。あの人未だ。二十歳前の様でした。母さんに、あの青年が、あたしの、婿に相応しいか、調べてもらいたい、とお願いした。
聡が、スポーツウエアを持ってきた。
聡は、奥さん、今はいている、スラックスの上からはいてください、誰も見てないですから、大丈夫ですと言った。
婦人は、ありがとうございます。私、咲子と申します。見知らぬ人から、こんな親切にして頂き。地獄で仏に会ったようですとお礼を言った。
咲子は、スラックスを履いたまま、その上に聡のズボンを履いた。咲子のお尻、足は太っていたが、おかしくはなかった。
日照りの関係で、氷上に解け出し水たまりが見えだした。
聡は、私はこれで上がります。ウエアは、いつでもよいですからこの寮に、送ってください。と言って、メモに住所を書いて渡した。
咲子は、貴方,聡さんと言うのですか、もう私たちも上がります。聡さん私の家に、寄ってください。お礼に、夕食でも上がっていてください。と言った。
ご近所の人たちと来ているらしかった。
トキも、聡さん,私は咲子の母親です、この子は孫の里美ですと紹介した。
家は、三人家族で、孫の里美は小学四年生です。家も駅に近い静かなところです。咲子は看護婦で、私は、同じ病院の婦長です。これも何かの、ご縁です。咲子が、見知らぬ聡さんの前で、転ぶなんて、そしてお世話になるなんて、不思議なご縁ですと言った。
聡は、それでは、お伺いさせてもらい、帰りにウエアを返してもらいます。と言って同僚はもう少し滑りたいとのことで、一人になった。
咲子は、一緒に来た仲間に先に戻ると伝えて、帰りのバスに乗った、後ろの方の席が空いていて、四人座れた。咲子と里美が並び、座席二つ後ろの席に、聡とトキ奥さんが座った。
トキがが、自分の家族の話をしだした、トキの旦那は、早く亡くなったとのこと、咲子の旦那も、南方でなくなり、未亡人とのこと、忘れ形見が里美さんとのこと、婿取りだったので、住んでいる家が、実家とのこと、トキは五十一歳で、咲子は三十一歳で私と二十違いとのことと、教えてくれた。
聡は、疎開してきていて、家族は無くなり、独り身で、世話になっていた、父の弟さんも、家族は多く、大変だったから、中学卒業して、会社勤めで、独身寮に、入って夜学に通っていると話した。
バスは山から、三十分位乗っていれば、下へ着くことになっていた。
トキは、聡が、真面目そうなので、気にいってきて、面倒をみたくなってきていた。バスの座席の幅が狭く、二人の腰と腿は、密着したままだった。揺れるごとに、強く触れあっていた.身に着けていた、肩掛けを、聡の膝の上にまで掛けていたので、聡の、腿に手を乗せて、うち腿を触りっぱなしだった。
トキは、年寄りだから、平気で、聡に、彼女はいるかだとか、女の人と経験したかとか、いろいろ聞いてきた。
聡は、自分で、自慰していると、言った。五十歳位の先輩が、よく、砂払いと、昔の人が言うもので、俺たち若い時は、女の代わりに、使用したのだと、教えてくれた。自慰は、小学六年の時、近所の先輩から教わったと言った。
トキは、女の人も、未亡人に成ってしまった人は、人それぞれだけれど、自慰する人はいます、皮を剥いて、おいしく食べる果物や,似ている野菜など、さまざまですと教えてくれた。
トキは、聡さん、女と遊ぶのには、遊郭で、お金がかかるけれど、私なら、もうお婆ちゃんだけれど、使っておくれ、本物が一番いいのだから。と何気なく笑いながら誘った。
トキは、咲子に親切にしてもらい、おとなしく真面目そうで、顔はまあまあだけれど体格が良く元気そうな、聡が、気にいってしまった。
外が薄暗くなって終点についた、トキが、今日は疲れたからハイヤーで帰ろうと言って、四人で乗って、五分近くでして、自宅に着いた。
咲子は、洋服は脱ぎ、和服に着替えた。そして、この方が落ち着くと言った。
普段は、着物でとうしている、だからパンツは、はかないし、ノウブラでもある。
今日、スケートで転んだとき、下着をつけてなかった。内股がはだけたとき、聡にだけは目が合って、陰部は、見られているはずだった。
夕食は、すき焼きにしてくれるとのことだった。
トキは、聡に今日は、お風呂に入って、泊まっていてください。と言った。
聡は、初めてお伺いして泊まるわけはいけません。ウエアを持って帰ります。と言った。
咲子は、聡さん、ウエアは洗濯してお返しいたします。もう水につけてしまいました。と言った。
咲子は、聡さんお風呂が沸きましたから、入ってくださいと言われた。
トキは、咲子に、聡さんと、いろいろ話しましたが、今。お付き合いしている人は、いないようです、私は、お前の、婿になることは、賛成ですと言った。
トキは、咲子に、今日を、逃してはいけません、お前が、本当に、欲しいのなら、体当たりで、誘いなさい、聡さん、まだ、女を知りません、私も、聡さんとは,うまくやっていけそうです。陰ながら、応援しますと言った。
聡が、風呂から上がると、夕食のすき焼きの準備が出来ていた。
堀炬燵の上がテーブルに成っていて、すき焼き鍋を電気コンロに掛けた。出来上がる間に、お酒が出された。
聡は、お酒は未成年だし、飲んだこともほとんどなかった。
トキ奥さんに勧められて、飲まされ飲まなければいけない、雰囲気に成っていた。
トキが、西側の床の間を背にして座り、南側に聡が座った、東側に里美が座った。
咲子は、聡と向い合せに座り、御勝手に立ったリ座たり、忙しかった。
トキは、聡を泊まらせようとして、自分も飲む代わりに、すすめ上手だった。そして炬燵布団のなかで、聡の足に触れ平然としていた。
すき焼きも、食べごろになった。
咲子は、小さなお椀を用意してあり、卵を溶いてくれた。
聡は、こんな美味い食べ方はしたことなかったので、箸が進んだ。酒も進んでいった。咲子もお酒は強かった。顔色も赤くならなかった。咲子にも何回も注がれて、ことわれなかった。それがいけなかった。急にふらふらして、ご飯を頂く前に、眠くなってしまった。上手く立てなくなってしまった。帰るのに腰が効かなくなってしまっていた。
聡は、一方、トキの足での合図に、逃げられず、湯冷めしたのか、緊張して、少し細かく震えがしてきた。聡は、トキの大胆さから、身を引くように、まだ食事中すみませんが、一寸横にさせてください。と言ってお膳を離れた。
咲子は、昼間は、聡の肩を借りて、助かったので、今度は自分が寝る部屋へと肩を貸して、横にしてやった。身体を支え合い、急に親近感がわいてきた。
聡は、すみません。すみませんと頭を下げて,震えを収めるために、布団をかぶって、身体を温めていった、こんな震えは、寒さの震えと違い初めての経験で、がくがくする身震いだった。
聡は、床で布団をかぶり、炬燵での、トキ奥さんの足のサインを考えた。私へ、好意を持っていることは解っていた。誘いのサインと考えた。
トキ奥さんは、足を押しつけていながら、今日のお酒は、おいしいと、にこにこ、していた。
そして、足を強く押しつけていながら、お膳の上では、聡さんも飲んでくださいよと、もう、あたしの気持ち解ってくれているのだと、嬉しそうに,注いでくれた。トキ奥さんの、足を交わして逃げたら、この膳に居られなくなるのではないかと、体調不良で、風邪か、寒気がしてきましたと。トキ奥さんを傷つけないように、やっとの思いで席を離れた。
聡の、休んだ部屋は、トキ奥さんの寝所だった。
咲子は、里美と次の間でいつも寝ているらしかった。
トキが、咲子に、今日は、あたしは、里美と休みますから、お前、聡さんが、寒気がしているようだから、お風呂で暖まって、聡さんを、身体で温めておやりと言われたらしい
咲子が、聡の寝ている布団の中に入ってきた、そして、寒くは無いですか、この部屋にある小さな電気ヒーターを見て、これでは暖かくなりませんね、と言い、寝間着の紐を解いて、胸をあらわして、そして聡の寝巻の紐を解き、胸をあらわしていった。
咲子は、聡の胸に、自分の胸を合わせて、あたしが、温めてやりますから、と言って、聡を横向きにして、抱きつくように、胸を合わせた。
聡は、酔いも少し冷めてきていて、咲子の胸が、温かかった。自然に咲子を引き寄せて、腰に手をまわしていった。咲子は、下着はつけてなかった。直に肌が触れて行った、ふくよかな、女の肌は、初めてだった。
咲子も、聡の肌を、摩擦熱が出るように、撫でて行った。顔は聡の胸に埋めていた。温かい息で、温かめていた。聡の肌も暖かくなってきた。
誰もいない部屋で、一つの布団に男と女が、抱き合っていて、何も無いのか不思議で、咲子が、息が苦しくなったのか顔をあげてきた。
咲子と聡は、頬と頬が触れあった。
咲子は、上になり聡の唇を重ねて行った.どちらともなく、舌を絡ませ合っていた。二人が、結ばれるのは、成り行きだった。
聡は、温まり震えは止まっていた、
咲子の愛撫は、聡の胸から乳、お腹、臍周り猿股を外して、男根に向かった。
聡の、陰茎は、咲子に、亀頭を口に咥えられて、舌で愛撫された。緊張していた、陰茎は、見事に固く勃起していった。
咲子は、陰唇を分け膣口に亀頭をあて一気に腰を落していった。
聡の童貞は、咲子に呑みこまれていった。
咲子は、無口で聡を愛撫して、繋がり、初めて、口を開いた。聡さん、あたしまだ子供を産める身体です。子供、娘付の未亡人ですが、一緒になってくださるなら、なかに出してください。駄目なら、外出しにしてください。と射精寸前の聡に言った。
聡は、咲子のもう離さないと締め付けられていて、膣の微妙な動きに、充血しきっていた亀頭が、我慢できずに早く射精を承知してくれと、命令があった。
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聡は、今日会っただけの付き合いで、お互い何にも解らないですが、お願いしますと言うが同時に,どく、どく、どく、どく、と勢いよく射精していった。
咲子の身体に、聡の精子が、吸い取られていった。もう他人ではないように感じて行った。聡さんはもうあたしのものと、確信していった。
今日、スケート場で、聡の前で、転んで、愛の谷間を一瞬見られて、聡の親切が、夫なくして十年、女を守ってきたが、あたし女心と谷間がこの人を逃がしてはいけない、捕まえるようにと命令された、思いが今、叶い、夫婦に成る契りができ本望だった。
咲子はキスマークを、左右、襟のすぐ下に、消えないように何度も吸ってつけた。もう、聡は、誰にも渡さないと、抱き合って朝を迎えた。
咲子の朝は、食事の支度から、弁当と、忙しそうだった。そして、母トキに、聡は、熱は下がったようですがまだ寝ていますと言った。
咲子は、母に、聡をあたしの婿になることを、昨晩愛し合って決めました。
早い時期に、籍を容れます。お母さん、聡を娘婿として、宜しくお願いしますと言った。
そこに、聡が起きてきて。トキ、咲子,里美、に、おはようございますと挨拶をした。
聡は、咲子の動きの速さに、言葉をかけられずにいた。
トキが、聡さん、お膳についてと言われた。
聡は、トキに何と言っていいのか、迷っていた。
トキは、聡に、咲子から聞いています、咲子をお願いと、笑顔だった。
聡は、厚めの寝巻だった。
トキは、聡に、首の付け根あたり左右に、くっきりと、キスした後が紫色に、シミが出来ていた。聡さん、それでは、銭湯には、いけませんね、冷やかされますよ、このシミは、直ぐには消えそうにありません、と、良い婚約の印が出来ましたね。毎日、この家のお風呂に来てくださいと言ってくれた。
聡は、洗面所の鏡を見た。これでは、作業着に着替えたら、半分近く見えてしまう、当分、襟のある下着にしなければ。会社に行けないと思った。
咲子は、聡さん、貴方、今日会社に行きましたら、寮を引き上げて、この家に移ると、届をしてきてください。今週中に私の婿として、役所に届けますから、あんたも,そのつもりでいてください。と言い。今日からこの家に帰ってきてくださいと.有無を言わせなかった。
娘とあたしは、学校と、病院へ行きます。と早目に出勤していった。
聡は、トキに、まだ給料も、少ないし、持ってくるものも、ほとんどないし、婿に成れるのか、心配ですと言った。
トキは、財産なんてなくていいのですよ.着るものは。私の、主人のものが、使えると、思うし、裸一貫で、来てくれれば、いいのですと言われた。
二人は、出会った日に、契りを結び、三月に咲子は妊娠した。
咲子は、トキと,里美、知らせた。家族で喜び合った。
聡は、咲子の妊娠が、嬉しくもあり、責任を感じ始めていた。
咲子は、これからは、あたし,里美と寝ますから、貴方は、母の部屋で寝てくださいと言われた。
トキも承知だった、女を卒業した母に、聡の精をぬいてやってくださいと咲子に頼まれていた。
咲子もほかの若いこと、何かあると困るから、自分は、聡の丈夫な子を産みたいと、身体を大事にしたかった。
夕食は、大体みんな揃って食べた。咲子は、お酒を止めた。
聡は、トキの部屋に成って五か月もたっても、交わりは無かった。
トキは、咲子に、聡さん、若いのに我慢しているのか、お酒のせいか、寝ながら話していると、知らないうちに、寝息を立てて、と言おうか、いびきが強くて、すごいのよ、その時身体をゆすると、今度は、すやすや、寝ているの。おそらく自分で処理しているのかもしれないけれどと言った。
咲子も、あたしの時にも、終わると、すぐ寝てしまうの、同じだわね、と安心したようだった。あたしも、小使いは、たばこ銭しか持たしてないもの、遊びようがないのね。と笑った。聡は、便所やお風呂で処理しているみたいで、男の臭いが残っているときがあるものと言った。
トキは、まだ五十一歳になったばかりで、三年前まで女があったので、何とか聡を、自分のものにしたかった。バスでの帰りに聡の腿に手を乗せや、炬燵で、足でサイン送った時も、受けてくれたので、何とか目を向けてもらいたかった。
トキは、咲子の宿直の日に、夕食で、お酒を、多く飲んだ振りして、片付け終わって,里美を寝かせて、台所で、のこったお酒を飲んだ振りして,よろめいてみせた。
聡は、それを見て、お義母さん、今日は少し飲みすぎではないですか。私が布団敷きますから、待ってください。と言って。寝る準備をした。
聡は、お義母さん、立てますか、と言ったら、普段の疲れが出てしまったみたいと、座ったままだった。ここでは、いけませんから、私の肩につかまってくださいと、抱きあげていった。
トキは,よろけながら、聡さん、悪いわねと体を預けてきた、
聡は、トキを抱きかかえるようにして、寝所に連れて行った。
トキは、崩れるようにしゃがみこんでしまった。腰のへんが、痛むのよ、力が入らないのと言った。
聡は、お義母さん、横に成ってください、腰をさすって揉んでみますと言って,うつ伏せに成ってもらった。そして、トキをまたいて、腰の周りを揉んでいった。
トキは、もう少し強く、上を揉んでくださいと、言った。すぐにお尻とは言わないで、わざと腰の上にと、聡にエロババ―と言われないために、腰から背中へと、安心させていった。
聡は、トキに、腰紐あると、揉みつらいですから、解いてくださいと、言った。
トキは、腰を少し上げるように、解いてはずした。
聡は、背筋を揉んで肩から首の付け根まで、丁寧に揉んでいった。
トキは、聡さんお上手だから、少し楽になりました、あと、お尻の周りから裏腿をお願いしたいと、言った。
聡は、トキにお尻は、揉んだことないですからと言ったら。
トキは、お尻と腿の付け根のと、そこが、さっき、痛みが走ったの、よろしくとお尻を持ち上げるようにした。ここが聡と、どう転ぶかの勝負だった。
聡は、痛かったら言ってくださいと、言いながら、トキのお尻に手を添えた。そこは咲子もそうだったが、トキも何も、はいてなかった。へんな気持ちに成ってきてしまった。
トキは、聡さん、もっと強く揉んで、いいのですと言った。
聡は、咲子のお尻も大きいが、トキのお尻はもっと大きく澱としていた。これは。強く揉まなければ、効かないのかなと思った。遠慮することは、ないと思い力を入れて行った。
聡は、トキの肌は、筋肉質と言おうか、垂水は無く,はりがあった。トキの顔は、上品と言おうか婦長さんの貫録がにじみ出ていた。これでは看護婦さんも、患者さんも、一目置いていると想像がついた。
トキのふくらはぎも、だぶつきは無かった。
聡は、トキが、自分に好意を持ってくれていることは,解っていたが、妻の親である、トキには、自分から触れることは、できなかったが、今、揉んでくれと言われ、身体の裏側は、一通り揉み終えた。トキの身体を触って、喜ばれ、怒られなかった。トキの、顔をみない姿勢だったから、抵抗は、少なかった。お義母さん、終わりました。どうでしたかと聞いた。
トキは、少し楽になりましたが、まだ内股の付け根に痛みがあるの、そこを、お願いしたいと、無造作に仰向けになった。腰紐を外してあったので、垂水のない、跳ねるような、つるつるした裸体が現れた。
聡は、咲子のような、柔らかい、だぶつくようなところはなかった。
トキは、目を閉じたまま、お願いと、股を少し拡げた。
聡は、トキの身体を、じっと見た、乳もお椀の様でだぶつきは無く盛り上がりの先に小豆のような乳首が立っていた。お尻は大きいが腰は締まっていた。脇毛は多いが、陰毛は少なく、陰部は、膨らんでいた。肌がしっかりしているようで、どこを愛撫しても、通じないだろうと、思った。
聡は、恐る恐る陰部の周りを、揉んでいった。あんまり気持ちよさそうではなかった。咲子は、陰部を愛撫すれば、愛液が湧き出てきたが、トキは、陰唇は締まったままだった。どうなっているのか解らなかった。
トキは、聡の精をぬいてやろうと、裸体を見せているのに,欲情してこない、そこで、誘い込むために、聡さん、私の、痛みが和らぐところは、乳と下のなかみたい、手では、痛くなるので、舌で、撫でてみてください、そうすれば、腰の痛みも、治るかもしれません。と言ってしまった。
聡は、お義母さんの、言う通りに、してみます。いけなかったら、私を殴ってください、と言って、トキの,乳を咥え、舌を転がし吸ったり撫でたり、片方は手で揉んでいった。
トキは、夫以外に、初めて、乳を愛撫されて,子宮が気持ちよくなることを、感じ始めていた。聡の、頭を両手で、胸に押しつけて行った。
聡は、気持ちよくなっているのが、トキの手が、頭を押し付けてくるので解り、舌を陰部へと移していった。陰唇を舌で拡げて、膣の入り口、尿道口、陰核と万遍なく、舌を這わせて、唾液で湿し、吸ったり撫でたりしていった。
トキのぴんと張っている身体で、陰部だけが、柔らかく、咲子と変わることは無かった、トキが、聡の髪の毛を、強く、強く、わし掴みにして引っ張っていた。
聡は、トキの身体は、水泳の選手のように、張りつめていて無駄の肉は無く、トキの性感帯は、皮膚の表面から、削り取られたか、皮膚のなかに押しこめられたのか、柔らかい谷間だけが、愛を受け入れてくれた。
トキは、こんな、感じたことのない、いい気持ちになるのは初めてで、息張り何とも言えない頂点になり、痙攣した。
聡は、自分の倅が、勃起してしまったことを、トキに叱られると思い、寝間着の腰ひもに、はさんで、隠した。
トキの身体に、寝間着を、合わせて裸体をしまってやった。お義母さん、終わりました。休んでくださいと、言った。
トキは、聡に、こんなおばあちゃんの私の、身体は、魅力ありませんか。と聞いてきた。
聡は、咲子が、わたし以外、交わりをしては、駄目だと,きつく言われています。でも、お義母さんに怒られるか知りませんが、咲子にない、魅力的な身体に触れて、勃起してしまいました。ごめんなさいと言った。
トキは、貴方、私,怒りませんから、裸を見せなさい、と命令されてしまった。
聡は、トキの前に立って、寝間着をぬいて、猿股だけに成った,それも、はずしなさいと言われて、全裸になった。
勃起して、手拭いが掛けられるぐらい硬くなり上向きの陰茎を、トキの前にあらわした。
トキは、今日は、貴方と二人きりです、咲子に内緒にしてやるから、私に入れなさい、と言って、仰向けに寝て、膝を立て、股をおおきく開いた。
聡は、全裸の、義母の谷間を、唾液で湿し、亀頭をあてた。義母の膣のなかは,しっとりしていて、元まで挿入できた。義母と婿の初めての交わりだった。
トキは、咲子を産んで、以後の交わりだった.してはいけない、婿との繋がりは、異常に、気が高ぶっていった。自分の膣は、旦那が、お前の膣は、ミミズ千匹と言って、わしは幸せ者だと言って喜んでくれたが,早くなくなった。
今、婿は、どう感じているか、知りたかった。
聡は、お義母さん、こんな気持ちのいいのは、咲子と違い,くせになりそうです。もう出そうです、と言った。
トキは、聡を手足で抱きつき、陰茎のこすりに、合わせて、引き締め伸縮を繰り返し、動かした。
聡は、お義母さん、もう限界です、と言って、どく、どく、どく、と射精していった。
トキは、婿の、精子が、奥に当たるのが解った。嬉しかった。一体となったまま、暫らく繋がったままだった。
聡は、お義母さん,こんな交わりがあるなんて、初めて知りましたと言った。
トキは、ありがとう、お前と、もう少し早く逢いたかったね、でも、こうなることが、あたしとあんたの、定めだったのよと言った。
聡は、お義母さん、お義母さんと結ばれたこと、咲子に知られたら、怒られそうで、俺、どんな顔で,いればいいのかな、と教えてくださいと,聞いた。
トキは、あたしに任せておきなさい。
あんたは、何時ものように、していればいいのよ、心配しないでと、笑っていた。
次の日曜日の朝、皆が休みで、何時もより遅く、朝食になった。
トキは、咲子と、台所で、食事のできるのが、ゆっくりだった。
お膳に,赤飯が、小皿に盛られて,おかれた。聡が咲子の婿になった、内祝いの時、以来だった。
聡が、咲子に、何か、おめでたいことあるのがと聞いた。
咲子が,里美が、大人に成っていく、知らせの印があったのと言った。
トキが、里美は、咲子のように、子を産むことができる、身体に成る、準備が始まったの。聡も、同い年ぐらいに、大人になっていく、知らせがあったでしょう。今日は、里美のお祝いなのよと教えてくれた。
里美は、慎重な顔をしていた。聡のことは、お兄ちゃんは好き、と言っても、父親とは言わなかった。聡は、私から、母を奪った人だった。
咲子は、里美に、これからは、自分の身体は、大事にして、行くのですよ。これからは、だんだん身体は変わっていくので心配しないで、わからないことは、私か、おばあちゃんに、相談しなさい。まずは、おめでとうと言った。
咲子の、お腹も六か月になり、母子とも、順調だった。
トキは、来年には、里美も、お姉ちゃんになるのよ。と和やかなお祝いの膳だった。
咲子は、里美に、聡さんのこと、まだお父さんと言っていないが、母さんの、お腹のなかの子のお父さんは、聡さんなの、産まれてくる子は、里美の妹弟になるの、里美は、お姉さんに成るのよ、あたしは、お前だけの、母さんではなくなるのと言った。
トキは、あたしは、聡さんのお義母さんに成っているの、聡さんは、あたしのことも、お義母さんと、優しくしてくれるの。この家も、女だけで、怖い事もあったが、聡さんが来てくれて、夜は、安心して、眠れるようになって、感謝しているの、里美も、守ってくれているの、咲子は、いつまでも、里美の、お母さんです、変わりはありませんと諭した。
里美が、聡を、お義父さんと言うまでには,時間がかかった。
咲子は、聡は、母に任せて、里美と一緒に寝た。
聡は、トキの、身体の虜になり、この屋で、頭のあがらない婿になった。
トキは、結ばれた、次の朝も、何もなかったように、平然と、聡のいびきには、悩まされたが、今では、聡のいびきが無いと、心配して、私が眠れず。いびきを聞くと、安心して、寝むれるようになった。今では、聡のいびきが、あたしの、子守唄のようになってしまった。もう離せなくなりなしたと、笑いをとった。
咲子は、聡は、当分お母さんに、お任せします。と里美と、一緒だった。
聡は、何気なく遊びに行った、スケート場で、咲子と出会い、不思議な縁で、互いに引き合いその日に結ばれて、婿になった。
半年後義母トキとも結ばれ、トキの巧みな身体の虜になった、
トキは、聡とのことは、咲子には、とぼけて、隠しとうした。
聡は、働き蜂のように、咲子とトキの、女王蜂に、そして娘になった里美と産まれる自分の子の為に,わき見をしないで、尽くす男になって行った。
完
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