第6話 久恵と良一

主要大通りから、北へ向かうと、百メーター位、来たところの、四辻の東南の角に, 漢方薬も扱っている薬屋があった。


良一は、北側の道路から、自伝車に乗ってきた、店の北側に向かって、東側の店舗の境に電柱があり、電柱と側溝との間に、自伝車を止めた。店舗に、入ろうかどうしようか、迷っていた。


薬屋の、調剤室から、その様子を見ていたのは、久恵だった。


久恵は、学生服を着ている良一をみて、体格は、大きい方で、きりっとしていて、真面目そうで、瞬間、自分のお腹を痛めて産んだ息子のようで、養子にしたいような、身も、心も、不思議に騒いた。何か、迷っているようで、自分が、解決してやらなければいけないと思った。こんな気持ちになることは、初めてだった。


良一は、意をけしって店に入った。五十歳位の女性の定員が、むかい容れた。


良一が店のなかを、見たが、店主と言おうか,相談したい先生はいなかった。


定員が、どのような、お薬ですかと聞いてきた。


良一は、定員に、入り口のガラスに、皮膚病の薬の相談にのります。を見て来たのですが、先生は、いらっしゃらないみたいですから、今日は帰ります。と言って、店を出ようとしたとき。


調剤室から、久恵が、どのようなご相談ですか,と室からでてきた。


良一は、久恵を見て、一瞬、何処かで会ったような気がして、ドキッとした。


久恵も、良一を見て、なぜか子宮の疼くのを感じた。

そして今日は、先生は、居ませんが、私が承っておきます。と言った。



相談用に成っているところに案内された。店とは、仕切りが出来ていた。相談する人は入り口に背を向けるので、お客さんとは顔を合わせることは無かった。


年配の定員は、久恵に、大先生でなくてもいいのですかと心配そうだった。


久恵は、私でも、大丈夫です。伺っておきましょうと言って、机を挟んで向き合った。

久恵は、調剤室から、何か資料とメモを持ってきた。


久恵は、自分の名刺を出して、私にお任せください。ところで、どのようなご相談ですかと良一に声を掛けた。


良一は、この店に来たことを、話し出した。去年、とくと病に成って、皮膚科病院に、かかったことがあったのです。その病院に、受付に、私の同級生が勤めていたのです。

丁度十円玉、位の大きさに、毛がなくなり,つるつるになってしまいました。

抜けたところに、薬を塗り,針みたいな先の尖ったもので、チクチクさして、何か光線を当て、揉んでくれたのです。


恥ずかしかったが、同級生が、薬を塗ってくれたのです。同級生は受付と診療助手もしていて、今度は見られたくないところなので,ここに来てしまいました。


久恵は,状態を聞かせてください、それによって判断しますと言った。


良一は、風呂は、銭湯か、工場の作業場の風呂に入っています。同僚が、男根が赤くぶつぶつに腫れて、腿の周りまで赤紫になっていまた、それが移ってしまったみたいで、友達の薬を塗ったら,すうすう、ピリピリして飛び上がって、団扇であおっても、又汗をかくと、だんだん広がってきてしまうようなので,


会社の先輩が、此処の先生がいいと教えてくれたので、きたのです。先生いないのなら、今日は帰りますと言った。


久恵は、その程度なら私でも大丈夫ですから、診てやりましょうと言った。



久恵は、早い方がいいですから。と診察室に案内された。


診察室と言っても一坪ぐらいで、半分倉庫みたいに、なっていて、向かい合って座れば、いっぱいだった。


良一は、ドアーを締めたら、蜜室になった。久恵先生の、化粧した女の臭いが充満していった。


久恵は、良一に、ズボンをおろしてくださいと言った。


良一は、躊躇していると、

久恵先生は、誰も入ってきませんから、恥ずかしがることありませんよ。平然と言った。


良一は、先生は、お袋より、少し,下ぐらいだと思った。母親に見せるようだと思ったら、気が楽になり。学生服の上着を脱ぎ、ズボンを膝までおろした。

前を、先生に晒した。


良一の、男の臭いが、久恵の前に、広がった。


久恵は、良一の、ものと臭いが、たまらまかった。


久恵は、拡大鏡みたいなものを出した。薄暗い室なので、スポットライトで、局部を照らした。薄い手袋をして、股を開かせた。左手に、拡大鏡を持ち、右手で陰茎を押さえて、股を見た。インキン、見たいですね、と言って、皮膚の上を掻いて、薄いガラスの入れ物にとった。良質か悪いのか、あとで調べておきますと言った。


良一は、心配になって、先生治りますかと聞いた。


久恵は、陰茎が心配ですと言って、柔らかいすべすべしたゴムの手袋で、陰茎を、撫でた、優しく撫でたので、勃起してきてしまった。久恵は、黙って、亀頭を現した、そして,垢をとり、薄いガラス皿にとった、これも調べます。男は、ここは、何時も綺麗にしていてください、といって、終わりますと言った。


久恵は、検査結果は、土曜日までには、わかりますと言った。


良一は、勃起したまま、しまうのに、苦労した。


久恵は、私の母は、性病の患者の治療に携わってきましたから、母に、詳しく見てもらい、任せていただければ、尚安心だと思います。今のまま放っとくと、結婚するとき、大変ですから、と脅かしながら、言った。


良一は、先生のお母さんにも、よく見てもらいたいと、お願いした。


久恵は、そして、貴方の受け持ちは、私に任せてください。必ず治します。と言った。私の家は近くですから、このお店に来るのも、人に見られると、嫌でしょうから、家へ、直接来てください。今週の土曜日の、五時頃はどうですか、と言ってきた。

良一は、友達に知られず隠れて秘密裏に治したいと思っていたので、お願いしますと、頼み込んだ。飛んで火にいる夏の虫で、久恵の網にかかってしまった。


久恵は、家は、海岸線の小さな別荘です。母と二人だけですので、安心してきてください。と約束した。身体は逞しく、気立てのよさそうだし。良一を、自分のものにしたくなった。あたしが振りまく、熟女の網にかかってきた。


良一は、働きながら、夜学に行っていた。土曜日は、学校は休みにした。良一から見れば、久恵は、、おばさんで、母のようでもあるし、なんだか安心するものがあった。この時、良一は、久恵と結ばれるとは、思ってもみなかった。。


久恵は、塗り薬を、一週間分、調合して出してくれた。


良一は、久恵先生に、今日はありがとうございましたとお礼して、俺のこと、内緒にしておいてください、みんなに知られると格好悪いですから。と言った。


良一は、友達のいる病院に行かなくってよかったと、この時は思った。


久恵は、良一の、住所、も記入したので、良一のことを、直ぐ調べていった。


打ち合わせの場所に、久恵先生が待っていてくれた。


良一は、久恵のあとについていき、有力者の別荘が並ぶ、海岸線の裏通りを少し入ったところに、久恵先生の家があった。


道路から間口五間、奥に五間ぐらい入った.ところが別荘に成っていた。玄関を入って、左に応接間があり、その奥に四畳半ぐらいの、簡単な、診察できるようになっていた。診療台のベッドはあった。病院ではなく、久恵の父は、都会で、皮膚科をしていて、患者の静養かねての、泊りに来たときの為、治療をするために、儲けた、診療用のベッドだった。


久恵の父は、戦渦で帰らぬ人と成なり、疎開していた、久恵と母親だけだった。


久恵の、母リエには、婿になる、久恵の父の診察の助手を長くしていたので、治療の仕方は、心得ていた。


リエは、久恵から聞いていたので、良一の、症状は,解っていた。


久恵は、リエに夕食を頼んであった。


良一は、夕食を雑談しながら御馳走になり、家族構成、勤め先、学校の話、

今、定時制四年で十九歳だと知らせた。


久恵は、三十九歳で、良一と二十歳、上だと解った。リエは五十九歳で、還暦前と教わった。


食事が終わったのが七時過ぎてしまった。


良一は、診察をしてもらって、早く帰りたかった。


リエは、良一を、診察室へ、連れて行った。久恵は、膳の片付けをしていった。


リエは、視察するのに白衣を羽織った。女医さんに見えた。


良一は、リエに言われて,下は全部ぬいてベッドに、仰向けになった。


リエは、手を消毒して、薄いゴム手袋をして、医者らしくなった。


リエは、良一に、楽にして、股を開いてくださいと言った。頭に、反射する鏡のようなものを,被り、明かりを股に集めて、診察が、始まった。


良一は、腰下は、晒しっぱなしだった。


リエは、良一の、右腿の付け根の股を見た。赤紫に少し盛り上がっていた。


リエは、陰嚢が、股に触れるところを、じっと見ていて、袋も,かゆいでしょう、と,的中していった。


良一は,何も言わないのに、リエ先生は、皮膚病の進行具合を言った。この人は、本物だと、信用した。


リエ先生は、いつごろから,かゆくなりましたかと聞いてきた。


良一は、夏の終わりからですと言った。


リエ先生は、一か月ぐらい、潜伏していたみたいですね、早く来てくれて,良かったです。手遅れになると、遅れるほど、しつっこく、治るのが、難しくなってしまいます。もう菌が、身体に入ってしまっています。不養生していると、治まっても、又出てきてしまいます。この際私にお任せくれますか。と念を押された。こんな状態では、お嫁さんもらうどころでは,なくなります。と厳しかった。


久恵が、片付け終わって、白衣に成って入ってきた。お母さん、私も見立てはどうでしたかと聞いた。


リエは,大分進行しているので、食い止めなければ、と考えていたところです。この際、陰毛に菌が広まるといけないですから,剃りたいですねと言った。


久恵は、私が使っている、脱毛剤なら、傷つけないで、できると思います。と言った。良一に、この際だから、陰膿と陰茎の周り一回綺麗にした方がいいと思います.菌が広がらないようにと、少し恥ずかしいと思いますが、この家で入浴すれれば、ほかの人には、知られず、直すことが早くなると思います。

良一さんの、判断で、決めたいと思いますと良一に振った。


リエは、かゆいとぼりぼり、気持ちいいから、掻いてしまいますが,掻けば、皮膚に傷がつき、どんどん、ひどくなると思います。この際だから、薬の効くように、うつってないところの予防もした方がいいと思います。右側に,移るのも、時間の問題だと思います。お風呂に、入りたければ、毎日来ても構いません。私がいますから使ってくださいと言った。


良一は、陰毛の無くなる,状態を思い浮かべ、考えたが、子供の時に戻れば何でもないと、決心した。リエ先生、お任せいたします,よろしくと、頼んだ。


久恵は、陰毛の多い、良一の陰茎の周りに、脱毛剤を、たっぷり塗り付けていった。

数分後、ガーゼで陰茎の周りを拭き取った、ツルツルに脱毛され、陰茎だけが目立っておかしかった。この瞬間、良一はリエと久恵の罠にはまってしまった。


リエは、風呂場で、綺麗に流してきてくださいと、久恵に案内させた。


良一は、子供の時のようになって戻って、診察台のベッドに仰向けになった。


リエは、薬を塗ってくれた。これで、早く治りますよと、言ってくれた。そして、委縮していた、陰茎を、手慣れたもので優しく、しごいた。見る見るうちに、勃起していった。稀に見る固い陰茎で、亀頭も張っていた。


リエは、良一さん、ご婦人と性交したことおありですかと聞いてきた。


良一は、まだ童貞ですと言った。


リエは、陰茎に塗る薬は、女性の、愛液が、殺菌にもなるし、一番いいのよと言い出した。あたしは、膣内は,うるんでいますが、外には出ませんし、と考えて、久恵、お前はまだ、出るだろう、塗っておやりよと言った。


久恵は、いきなり、言われても、でませんよ、あたしもまだ、処女だし、良一さんに、愛されなければ、してやりたくても、無理ですと言った。


良一は、久恵先生、愛の消毒液を、お願いします。良くなりたいので、どうすれば、戴けるのですか、教えてくださいと半信半疑で頼んだ。



久恵は、女は、愛されなければ、湧いてこないのよ、良一さんが,あたしと、結婚したいとでも,言ってくだされば、その愛の言葉で、湧いてくるのよ。と、じらしにじらした。良一には、食事の時、強壮剤を混ぜておいたので,利いてくる頃だった。母リエに、こうなるように仕向けてもらっていた。お風呂は、この家に、どうしても来なければ、いけないよう陰毛を剃るように仕向けてくれた、母と息子の、年の差ある良一を、婿に迎えるには、仕方が無かった。


良一は、久恵先生、俺みたいな、なんにもない、貧乏学生でも、いいのですか。先生を信頼してきたのです。俺を直してください。先生を、一生大事にします。とベッドの上で,下半身、晒した体制で、言った。


久恵は、貴方に、申し込まれたら、先生として、あんたを、必ず、直します。

愛液で、結ばれて、貴方の子種を、もらえれば、本当の夫婦になれるように思います。と言って。ベッドに乗って、抱き合っていった。


リエは、静かに気附かれないように,室を出て行った。あたしが愛のキューピットになれたようで、この屋に孫が出来るよう、祈った。


良一は、風呂に入った時、裸になったので、ガウンだけだったから、直ぐ全裸になった。


久恵も、白衣の下は、こうなることを見越して、何も着ていなかった。


良一は、久恵の唇から、胸からお乳と、懸命に舌を這わせて、黒く覆われた陰毛を、舌で分けた。陰部は、愛液が、湧き出ていた。これで俺の陰茎は、久恵の愛液で、一生守られると、この時は疑いながらも、真剣にうれしかった。


久恵は、貴方、入れておくれと、大きく、開いた、谷間に陰茎を導いた。


良一は、久恵の膜を開けて、奥へ奥へと、元まで突き入れて行った。


久恵は、念願がかなった嬉しさで、良一をもう離さないと、抱きついた。


良一は、母のような久恵に導かれていった。久恵の強い力に吃驚した。



二人は、診察のベッドで繋がり一体となった。


良一は、はじめての交わりが、久恵で、女体の神秘さを知って、結婚するつもりで、どく、どく、どく、と脈打つように射精していった。


久恵も、残らずおくれ、と言わんばかりに、良一を締め付けて行った。


久恵は、母リエに、良一さんは、今日泊まっていくことになりました。私の部屋で、寝ることにします。そして、父の浴衣出してくださいと、頼んだ。そして、良一さんと、結婚の契りができましたと報告した。


食堂に集まり、リエを囲んで、久恵が、コーヒーを入れてくれた。


リエは、久恵には、息子みたいで、私に、一気に孫が出来たみたいで、こんな嬉しいことはありませんと言った。


リエは、近いうちに、良一さんのお宅に行って、貴方を、婿に貰い受けしたいと思いますと言ってくれた。


良一は、入籍は、明日でもいいですが、来春卒業するまで,今の名字を使わせてください。友達も吃驚して、名前をおぼえてもらうまで、時間が無いので、旧姓のまま、卒業したいのです。僕のお願いです。

卒業式の時には、久恵先生を、友達に会ってもらって、妻と紹介したいのです、その時、私たちの子供が出来ていれば、自慢したいですと言った。


リエは、来年のことを言うと、鬼が笑うと言いますが。私も義母として行かせてもらいますと笑いあった。


久恵は、十一月、妊娠していることが,解った。


リエは、久恵は、三十九歳だから、今身体を大事にしてもらいたいの。良一さんも、力になってやっておくれ、と目出度い年の瀬になりましたね。と喜んでくれた。


                 

良一の,股も、綺麗に治ってきた。が陰毛は、はえると脱毛剤で、ツルツルにされていた。これは、リエと久恵の、良一を、外で、遊びをさせないための、共同作戦だった。人前で裸に成れなかった。


十一月の末日、脱毛の日だった。


良一は、休暇が余りそうで、休みをとった。


リエと二人で、外の片付けと草むしりをした。昼前に終わった。昼食を,早めにとった。


義母と婿になる二人は、義祖母と孫のように齢が離れていたので、男と女の関係にはならなかった。


食後、お茶を飲みながら、面と向かい合って、話し出した。


リエは、貴方を、婿に迎えるにあたって、私が、貴方のご近所の評判、お勤め関係、学校の友達、久恵に、頼まれて、調べさせてもらったの.あなたを、悪くいう人は、一件も無かったの。あたしも、貴方の顔も、教えてもらい、私も、親として、一緒に暮らせていけるか、遠くであなたの行動を見ていたの。それは真剣だったの。貴方は、どちらかと言えば、恥ずかしがり屋のようで、まだ女の人と遊んだことなさそうだし、身体は、逞しく頑丈そうだが、どこか初心に見えたの、女だけの、家に来てもらうのだから。私も自分の婿に迎えるつもりで、貴方を調べて、間違いでなかった。と思っているのと打ち明けた。


良一は、久恵は、初めは、毎日、交わったが、妊娠が解ってピタッと、俺の誘いを、ことわりだしてきたの、俺、嫌われたのかね、お義母さんと聞いた。


リエは、久恵のお腹の中に、貴方の子種が、育つまで、もう門を閉じて、誰も入れないように、身体に命令が下ったのよと言った。


良一は、久恵の、あんな狭い入口から、赤ちゃんが,でてくるなんて、不思議と思う。考えられないですと言った。


リエは、久恵も、あたしの、ここから、産まれてきたのよ。と手を置いた。


良一は、お義母さんも、もう子供は、産まないのでしょうから、門は閉めっきりですか、久恵のお父さんは、あと、なぜ子供をつくらなかったのですかと聞いた。


リエは、あたしの、旦那は、久恵が、お腹の中にいる時、女遊びで、帰らない日もあったの、あたしは、久恵を産んでから。交わりを、拒否して、結ばれなかったの、だから、私の門を、開ける人は無かったの。四十年間、締めっぱなしです。開ける人かいれば開くのにねと笑った。


良一は、お義母さんは、もう男の人には、興味ないですかと聞いた。


リエは、私だって女です、開けてくれる人がいれば、一生亡くなるまで女でいると思います。そして良一に、貴方たちの、子供がうまれて、その子が、二十歳になった時、貴方は、四十歳、久恵は、六十歳、私は傘寿です。


リエは、今の私は、久恵の、二十年後の、姿です。あなたが、仮に私と結ばれたとしたら、二十年後の、久恵との交わりに、同じですと言った。


リエは、人の一生は、あっという間に、過ぎてしまう。今を一日一日、大事に送ることが、大切になると諭された。


昼食の、片付けを手伝いながら、リエに治療を、お願いした。


良一は、身体に汗かいたから、お義母さんに、脱毛をお願いして、お風呂に入りたいですと、お願いした。


リエは、良一は、何時も脱毛するとき,あたしに、下をさらしていて、私が、陰茎に触れても、治療されっぱなしでいる。私を女と思っていないみたいで,少しさみしかった。


リエは、私をお婆さんだと思って、平気で、脱毛させている。一寸、良一を、困らせてやろうと思った。昼食のあとの飲み物に、初め来たときより、強烈な、精力剤を、混ぜて飲ませてみた。


良一は、何時ものように,リエのまえに、下着は全部ぬいて,さらけ出した。



リエは、何時ものように、脱毛剤を万遍なく塗った.はじめの時は、少しピリピリしたが、今ではでてくる毛も弱弱しくなってきていた。そんなにでていないのにツルツルにされた。今はリエ、お義母さんしか、治療はしてくれなくなっていた。二人だけの部屋だったが、先生と患者でいた。


今日に限って、陰茎の周りを丁寧に、してくれた。


良一は、今日は不思議と,勃起してきてしまった。


リエは、薬が効いてきたと、確信した。


勃起した良一は、こんな、婆さんの私に勃起するなんて、あなた、溜まっているのでは無いですか、と冷やかされてしまった。


良一は、一向に萎縮しない、陰茎が、不思議だった。リエ先生の前で、勃起するなんて、考えられなかった。


リエは、陰茎を、綺麗にしてくれた。


良一は、どうするのですかと、やけに自分の意志に逆らって萎縮しない、勃起が続く陰茎を見た。


リエは、良一に、昼間なのに、こんなに勃起して、こんな、私でよかったら、あなた、私の、休火山ではないが、門を開いてみますか。と優しく誘った。


良一は、どうしようもなく、いきり立っている、せがれを、お義母さん、いけないことと思いますが、面倒みてくださいと、頼みこんだ。


リエは、ここはあなたと二人きりだから、久恵に、内緒にしておけば、大丈夫だからと言って、診察室の、明かりとりの窓のカーテンを閉めた。こうなることを見込んで、玄関は、錠をかってあった。


そしてリエは、白衣を脱ぎ、着物の帯を解き女体を現した。ふくよかな,身体だった。


良一も、上着を脱ぎ、全裸になった。


リエは、ベッドに上がり良一の横になった。


良一は、二十年後の久恵だと、思い、リエを引き寄せ、唇を合わせて行った。リエの、舌が入ってきて、絡み合った。

還暦近いリエだったが、ふくよかな胸に、久恵が吸ったであろう、乳首を含んで、吸った。


リエは、四十年ぶりに、男に愛撫されて、身体が、反応して、うねりだしていた。脇毛も、陰毛も、充分だった。


リエは、股を少し開き、あんた、陰部を、唾液で潤してと、良一の頭を、押しつけた。そこは撫でて、そこは吸ってと、孫みたいな良一に、指示していった。


良一の、陰茎は、固く勃起したままでいた。


リエは、あんた、入れてみて、と膝を立て、股を目いっぱい、拡げて、誘った。お義母さんには、考えられないくらいの,痴態だった。


良一の、亀頭から、徐々に、挿入していった。奥は広く、元まで入り、密着して、繋がって、一体となった。年の差関係なく、男と女になった、瞬間だった。


リエも良一も、異常な歳の差の性交は、異常な関係に成っていった。


リエは、わが身を,さらけ出し、久恵から、良一が、離れないように、この屋に引き留めていく手段だった。


良一は、リエの、巧みな性技に惑わされて、リエは、良一に無くてはならない人に、なっていった。

陰毛は、脱毛されて、ツルツルだし、ほかに女遊びが出来ないよう、また仲間と、風呂に入れないように、久恵とリエの結託した、虜にしておく作戦だった。


良一は、射精しても萎縮しない、陰茎が、考えられなかった。お互い性器を舐めあい、久恵には,見せられない,淫乱な痴態を演じてしまった。


リエも、良一から離れられなく、ミイラ取りがミイラに成ってしまった。生身の繋がりだった。


二人は、一緒に、風呂に入り、身体を,洗い合い、抱き合い、今日一日で、夫婦よりも、濃く、居なければ、心配もし、嫉妬し合う、仲に成っていった。


二十年後、

久恵と、良一との、息子が、嫁を貰った。


久恵は、小さな薬店を開き、順風満帆とまではいかないが、店も順調だった。


久恵は、六十歳、リエは八十歳、良一は、四十歳、息子、久義は二十歳、久義の嫁の恵子は、姐さん,女房で二十五歳だった。


久義に子供が出来ないので、久義に内緒で,恵子と相談して、精子を調べてもらった。薄いらしく、子供は出来ないかもしれないと、言われた。


久恵は、恵子に、久義とのことを聞いた。恵子は、久義が、好きらしく、子供が出来なくても、一緒にいたいらしい。


久恵は,恵子に、家は、跡取りを作ってもらいたいの、貴方が、いいと言ってくれれば、私の旦那の、良一の、精子を、使って、産んでもらいたいの、久義には、内緒で、お願いしたいのです。このことは、私と母リエ、しか知りません。良一は、知りません。あなたが、いいと言ってくだされば、良一と、子作り旅行を計画します。良一には、知らせませんから、恵子さんが、良一の子を産んでみたいと、思ったらで、いいですから、嫌なら嫌でいいです。二泊三日の、お店の関係の旅行です。夫婦が前提ですが、親子でもよいことになっておりますから。昼間は、団体行動で、夜食も全体で、泊まる部屋だけ、個室です。


恵子は、義父になる、良一は何時もよくしてくださるので、好意は持っていた、

私を、二人だけになった時、義父が、どう私に接してくるかオオカミになるか、何もしないか、知りたかった。



伊勢湾に面した。ホテルだった。ホテル内は背広だった。



ホテルからつなぎになっている離れ島に、ある会食場で会食後、各々、カップルは、ホテルの、クラブに、入った。生バンドが入っていた。


良一は、恵子に、飲み物はときいた、小さなテーブルにワインを運んでもらった。

良一は、こんな機会は、もう無いと思いますからと、乾杯をした。久恵と久義には、気が引けるが、踊りませんかと。誘ってみた。


恵子は、お義母さんには、目をつむってもらって,お義父さん、お願いしますと言った。


良一の、リードで、ボックスを踏んでいった。周りは、ただ抱き合って動かないカップルもいた。そして恵子さんみたいな,美人で若い、あたまの切れる、女の人と、ダンスできるなんて、わしの一生でも、もう無いような気がする。

久恵と結婚した時、久恵と親子みたいな、歳の差だったが、よくしてもらっている、もう還暦過ぎたが、わしは、義母にも、頭のあがらない位、世話になってきたし、感謝してもしきれない、久義を産んでくれた時、嬉しかったね。恵子さんが、嫁に来てくれて、わしは幸せものですよ。あと、孫が出来れば、万々歳ですよと言った。恵子は、義父に、お願いしますねと、いわれて嬉しかった。


恵子は、今日一日義父と一緒で、いろんな話が出来たし,自分の父より。久義より身近に感じていた。少し酔いが回ったみたい、と良一の胸にもたれて、踊っていた。次の一曲は、ただ抱かれたままで踊っていた。


九時を回った、一緒に来た方は、年配夫婦が殆どだった。部屋に戻った。


親子つれは、良一、恵子だけだった。ベッドはツインで、並んでいた。


恵子は,お義父さん、お風呂に入ってください、とバスにお湯を張ってくれた。


良一は、背広を、抜いたら、恵子が、クローゼットに,しまってくれた。パンツに成って、バスに入った。


恵子は,良一に、新しい下着を出しておきましたと、世話をした。


良一が、バスに入って、うっとりしていたら、バスの扉があいて、恵子が入ってきた。良一が吃驚していると。


恵子が,お義父さん、背中を、流させてください、と言って、今日は、あたし嬉しくて、本当の親子か、恋人にしてくださいと。恥ずかしがる様子は無かった.お義父さん、早くあがって、ここに腰掛けてくださいとせかされた。


良一に、恵子は、素早く身体を流してくれた。前を向かされ、全部見られてしまった。陰毛は薄毛に成って柔らかだった、倅もきれいに洗ってくれた。この時は,倅が、恵子のなかに入るとは、思ってもみなかった。


恵子は,シャワーで、綺麗にしてくれた後、お義父さん、あと洗面所で、髭を当たってください、用意してありなすから、私もすぐあがりますからと生き生きとしていた。


良一は、恵子と、裸を見せ合ってしまった。


恵子も、化粧を落として、クリームだけでも、艶々としていて、色気が有った。


良一が、恵子さんを、嫁にしている、久義は、幸せ者だ。上手くいっているのだろうと聞いた。


恵子は、久義は、あたしには、勿体ないくらい、素敵な人です。でもお義父さんは、もっと素敵です。今日明日だけでも、私を妻にしてください,お義父さんの、子種を、いっぱい戴きたいの,お義父さんの子を産んでみたくなったのです。と、家族には、黙っています、この部屋でのことは、二人だけの秘密にします。と子供が出来たとしても、親子の子種だから、誰にもわかりませんと。傍に寄ってきた。


良一は、恵子の、勢いに押されて、抱いてしまった。初めて、唇を重ねた。


恵子も,お義父さん、と言って、ものすごい力で、抱いてきた。


良一は、恵子は、気が利くし、今日一日、楽をして楽しかった。自分の子供は、久義、一人だったので、女の若い人をどう接していいやら、わからなかった。


二人は、ホテルの浴衣だけで、下着はつけてなかった。


良一は,恵子をそのまま、自分のベッドに入るよう誘った。


恵子は、口付けをした後なので、もう、嬉しそうに,自然にこともなく、ベッドに、入ってきた。


良一は、若い女子は、初めてなので、一寸気恥ずかしかった。恵子に、いいのかいと、声を掛けた。


恵子は,お義父さんの女にしてください。と浴衣の紐を解いて、若いはちきれそうな、胸が現れた。


良一は、胸から、乳首、下腹、そして、内腿、谷間と舌で愛撫していった。

恵子は、若いのに、ぬめりは、少ししか、でていなかった。そして恵子を,

うつ伏せにして、裏腿、お尻へ舌を這わせて、恵子の反応を見ながら、腰、背筋、肩と、愛撫した。まだ恵子の性感帯の元が解らなかった。


恵子は、良一の愛撫を受け入れていた。久義にはされたことない、大人の愛撫だった。こんなに優しく、丁寧な、愛撫だったが、自分の身体のスイッチは、まだ入っては無かった。私は、まだされたことはないが、自分としては、首筋から肩へとそして右のお乳の上の方から胸のどこかにあるようにいつも感じていた。


良一は、恵子の、ぬめりと言おうか、愛液の出が、久恵と比べても、少ないと感じた。こんな俺では、駄目なのかと愛撫を止めた。


恵子は,お義父さんは優しいのね、あたし嬉しい、男の人は、もっと乱暴だと思っていたのです。本当に好きに成ってしまいましたと言った。


良一は、恵子さんに、助べえ親父と、馬鹿にされるのではないか,心配したけれど、恵子さんをもっと知りたくってと言った。


恵子は,お義父さんに、初めに愛撫された、右のうなじから、肩へ、と腕の付け根が、一番いいみたいと言った。


良一は,恵子に跨り、恵子の右のうなじから、肩へと舌で愛撫を始めて行った。

今まで,されるが、ままだった、恵子の身体が、芋虫のようにうねりだした、その呻きは、声も身体も、男を誘惑するよう悶えに悶えた。


良一は、嫁と結ばれては、久恵やリエの顔があんた嫁に何するのという顔が浮かんできて、勃起しない陰茎が、恵子の悶えを、目にして、交わりたくなってしまった。半立ちの、陰茎が恵子の陰部に触れた、今度は、愛液が、溢れるように、湧き出ていた。


恵子は股を一気に広げ腰をもちあげ愛の谷間に、良一の勃起していない、陰茎を、難なく引き入れていった。義父と嫁が繋がり一体となった瞬間だった。


恵子は、良一の太ももを、両足で密着するようからませて、引き寄せて行った。


良一は、恵子の膣内で、意思に関係無く完全に勃起してしまった。この後、何が起ころうとも、久恵に、離婚を突き付けられようが、後戻りできないくらい、亀頭が充血して、一触即発、射精寸前に成ってしまった。


恵子の、足の動きに合わせて、腰を振っていった。


良一は、十回も振らないうちに、嫁の恵子のなかに、それは、この年でこんなに有るのかと、言うように、脈打って、どく、どく、どく、と奥へ奥へと射精した。

最後に、恵子の子宮に触れたのか、がっちりと受けていた、恵子が、瞬間、うおーと呻き声を出して跳ね上がり、そしてぐったりしていった。


二人は、結ばれたまま、暫らく、じっとしていた。


恵子が,あたし、お義母さんには、悪いのですが、結ばれた今、お義父さん、を、貴方とお呼びして、いいですか、貴方との、新婚旅行にしたいのです。と言った、義父と嫁の二人だけの夜は、今日明日が、初めで最後だと、いつもとは違う密度の濃いい、互いの心に残る交わりの夜になったっていった。


恵子は、貴方お目覚めですか。朝食は、バイキングの様です。今日の出発は、九時だそうです。今日の泊まりも、この部屋ですから、このままでと言った。


良一は、少し疲れ気味だった。


恵子は、生き生きとして、出かける支度をしていた。妻を演じていた。



恵子は、あなたと結婚記念に、あたし、この指輪がほしいと言った。小粒の真珠を施した、可愛い指輪だった。


良一は、久恵とリエに、何時も着物だから,珊瑚の帯止めを、求めた。


恵子は、お義母さんの、お土産は、いずれ自分が、戴けると、一緒に選んでくれた。


恵子は、良一の腕につかまりながらの、伊勢志摩の一日だった。


恵子は、今日一日、貴方と一緒の旅は嬉しかった。と、そして、貴方との、この旅は、お義母さんも,リエおばあさんも、知っているの、そして、子作りのことを知らせていった。


良一は、恵子はずるい、わしは、昨日は、妻のことが、頭を過って、離縁されるのを覚悟して、真剣に恵子に身も心も,愛し契りを結んだのだ。


恵子は、貴方が、あたしを、真剣に、大事に愛してくれました。あたしも、燃えて、あなたの陰茎と繋がり、一体になった時、この人の子供を産みたいと、あたしも真剣でした。あなたの亀頭から放たれた子種が私の子宮に着いたとき身も心も、とけるように嬉しかった.あなたを愛し続けますと言った。

真相を知らされた良一は、恵子との新婚旅行になればと、愛し合うのであった。、


恵子の妊娠が解った。久恵もリエも喜んだ。


良一は、恵子が喜ぶ中、複雑な思いだった。恵子は、良一に、貴方の子です。そして、何も知らない久義の子として産みます。久義も喜んでおりますと。


久恵は、良一に、話し出した。恵子が旅行から帰ってきて、貴方のことを、報告してくれたの。


そして久恵は、あなたとのこと、恵子さんの意志に任せますといいましたら、自分から、貴方の子を産んでみたくなりましたと申しでてきたの。ですから心配することなんかありません、貴方のお手柄ですと逆に褒められたのである。


久恵は、これで我が家の跡取りが出来ると、喜び、そして貴方、若い嫁と結ばれて良かったでしょう、あたしも、もう還暦を過ぎて、貴方が年上の私を一筋で浮気もせず、私の妻としての、女の面目を守ってくれているので、世間様に、仲のいいご夫婦と言われています、貴方と結婚して、私の目に狂いは無かったと、感謝しています。これからも、変わらず、愛してくださいと言ってくれた。


久恵は、良一に、貴方を、世間様の言う、種馬とは思っていません。私の大事な夫ですものとほほ笑んだ。


恵子が、私に、貴方の子を宿して、夫の久義、と同じように、お義父さんを愛していいですかと、私に言うのよ。家の為に産まされるのではなく、愛し合った妻として産みたい、というの。ですから、あたしも、もう年ですから、いずれ若い人に、譲ろうと、思っていたところなの。

嫁の恵子さんなら、安心して任せますと言ってあるの。


久恵は、私から、あなたにお願い、恵子を、あたしと同じように妻と思って、愛してやっておくれ、そして、恵子が丈夫な赤ちゃんが産まれるよう、心の支えに成ってやっておくれと言った。


良一は、リエ、久恵、恵子のいる前で、子が産まれれば、わしが、毎日久義にしたようにお風呂に入れてやる。と言った。


恵子は、久恵、リエ公認の良一に、貴方を、頼りにしています。と、お腹をさすりながらもう一人おりますと、ニコットした。


良一は、自分を振り返って俺は、ただ、久恵の掌で踊っていただけだと思った。


リエは、良一との、愛の関係を、久恵、恵子、に、知られることは無かった。


久恵は、跡継ぎを喜び、良一に、貴方をみんなが頼りですと一同笑った。


                            完

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