007話 なんでかモテモテ

 なぜかグッスリ寝れたお昼寝で、昼休みを使い切った俺は、なんとか午後の授業に向けて予鈴で起きる。

 

 珍しくスマホが通知のイルミネーションが点灯してて、確認するとレインの通知が来てる。

 

 マー『希更ちゃんと私達もいるし一緒にお昼食べない?\(^o^)/』 

 

 ゆなちー『今ならおねーさんもいるリアルハーレムだよ(^ρ^)』

 

 マー『あーんしてあげよう!!そうしよう(`・ω・´)ゞ』

 

 ゆきゆき『私のは女子高生の手作り弁当だよ。味見して(゚д゚)ウマー』

 

 ゆなちー『それぜんぶ冷凍食品な( ´Д`)=3』

 

 ゆきゆき『バラすなし_| ̄|○』

 

 マー『あれ?返事ない(´;ω;`)真ちゃん気が付いてない?(T_T)さみしいぞー』

 

 少し嬉しくなって返信する。でも誰が誰なのか分からないや。

 

 真治『なんかレインが賑やかて友達がたくさん出来たみたいな気がする。一人で休み時間始まってすぐにお弁当を食べて、お昼寝してたから、気がつくの遅くなりました』

 

 すぐに返事がある。入力する時間もない気がする。どんだけフリック早いの?

 

 ゆなちー『なんでボッチ極めてるん?カワユイなー(*´∀`)おねーさんが膝枕したげよか?』

 

 ゆきゆき『ならこっちは(*´∀`)ぱふれるよ?(*´∀`)』

 

 きさら『はいはい、ぱふったら犯罪ギリギリだから辞めおきなさい。真治は今日もバイト?』

 

 レインでは希更さんは、呼び捨てにしてくるのか?

 

 マー『真ちゃんもバイトしてるん?私と一緒やん\(^o^)/』

 

 楽しい人達だな。バイトは秘密にしないと学校にバレたら・・・間違いなく母親が揉み消すから大丈夫なんだけど、それは人としてだめな気がする。

 

 真治『ヒミツにして欲しいかな。バイトしてもしもの時は妹の手術費用に少しでも足しにしたいと思ってるからさ。バイトは今日もシフト入ってる』

 

 マー『元気そうだったけど、てんしちゃんそんなに悪いん?(´;ω;`)』

 

 真治『今は落ち着いてる。前の手術費用の借金残ってるし、原因不明な病気だから次がいつかやるかも分からないからさ。手術はないかもだけど』

 

 ゆきゆき『(´Д⊂ヽ涙なしに聞けない(´Д⊂ヽ』

 

 きさら『何時まで?親は?ご飯は?』

 

 真治『19時〜22時まで、父親はあんまり帰って来ないよ。自炊くらいできるよ。母親はいるけどね』

 

 今は担任の先生・・・20代の女の人の手作りのご飯があるけどね。それは言えないかな。

 

 きさら『そう、頑張りなさい』

 

 ゆなちー『ところで(;・∀・)真ちゃんはなんで友達いないん?(^_^;)』

 

 ゆきゆき『真ちゃんは、すぐ帰るし休み時間はずっと寝てるからだよ。てんしちゃんのために頑張ってるだよね?(´;ω;`)』

 

 マー『もう私友達だよ?\(^o^)/初めては私!!』

 

 きさら『いや最初は私だから』

 

 ゆきゆき『あれ?さっき真ちゃん友達が出来た!!みたいなって言ってたけど(゚∀゚)ログチェックしてみ(*^_^*)それとも希更はもう初めてを捧げてる?』

 

 きさら『ゆきゆき後で覚悟しろ(-_-メ)初めての友達はどうなの真治?』

 

 えっとどうしよう。当たり障りない返事なのか、希更さんを立てるのか。うーん今朝のノートで失敗したから、希更さんを優先しよう。

 

 真治『希更さんとレイン交換したの今朝だからさ、たくさんの通知はみんなが初めてだけど、最初の友達は希更さんだよ』

 

 うん我ながらいい文章だ。これで希更さんは満足してくれるはずだ。

 

 ゆなちー『真ちゃんいい子や(゚∀゚)もうひと押しで希更が落とせそうじゃん(^q^)キスしたら教えて』

 

 きさら『付き合ってないから!!友達だから(ーー゛)』

 

 真治『キスとか絶対にやだ。もうすぐ授業始まるよ?あれ?希更さん達どこにいるの?大丈夫?』

 

 キス教えるとか、恥ずかしすぎるって。なんとか、話題変えられたはず!!予鈴なってるのに、なぜか希更さんもお友達も教室に居ないんだよね。

 

 きさら『ヽ(`Д´#)ノ』

 

 なんで希更さん怒るの!?

 

 ゆきゆき『濡れ濡れベトベトで大変だけど、授業は大丈夫!間に合せるんだよ』

 

 濡れ濡れベトベト!?何があったの!?

 

 マー『ヘンタイ(^q^)がいるよ。欲求不満なん?真ちゃんを、希更から借りる?』

 

 えっ!?エロいやつなん!?

 

 ゆなちー『濡れ濡れの膝枕なら(*´﹃`*)ギリギリやったげる』

 

 みんなで、川にでも落ちたのかなぁ?

 

 きさら『付き合ってないし、友達だし真治は私のじゃないから』

 

 マー『(-д☆)キラッ、ねーねー、真ちゃんここに彼氏と別れて悲しみにくれる女の子がいるよ。マーを口説いて?早く口説いてよ!!ねぇまだ?』

 

 ゆきゆき『ヮ(゚д゚)ォ!マーが抜け駆け!?』

 

 ゆなちー『真ちゃんは誰が好みなん?好みの芸能人でも良いよ?顔か?太ももか?(⌒▽⌒)太ももか?太もも自信あるぞ(≧∇≦)b』

 

 ゆきゆき『胸もあるよ(⌒▽⌒)大きいよ(≧∇≦)b』

 

 マー『気遣いもあるよ(⌒▽⌒)早く傷心を癒やして欲しいな(≧∇≦)b』

 

 きさら『真治の好みとか興味ないし』

 

 えっと誰か選ぶやつなの?選んだら大変な事にならない?んー、そもそも誰か分からないから選べないなぁ。

 

 真治『好みとか考えた事ないよ。でも俺の内臓が無くなっても、許してくれる人がいいかな』

 

 きさら『ハイハイ、妹のないかもしれない手術でドナーに成れたらね。血液型とか色々と合うの?後、借金の形みたいに言うな』

 

 真治『根性でドナーになれると信じてるよ』

 

 女子3人『『『(`;ω;´)真ちゃんいい子や結婚してくれ』』』

 

 真治『ごめんまだ結婚は無理』

 

 というかこの3人まじで誰なの?こんなこと言う女の子クラスに居たっけ??あと年齢的に結婚は出来ないよ。

 

 マー『(*´﹃`*)いつなら結婚が出来るん?まだ、やから脈アリやぞ!婚約でも良いよ(*´﹃`*)』

 

 真治『えっと、ポジティブすぎない?』

 

 ゆきゆき『女子高生が詰めた弁当いるか?明日は真ちゃんのも持ってくる(´ε` )』

 

 真治『お弁当は自分のがあるよ』

 

 女子高生が詰めた冷凍食品が20代の女の人が手作りしたお弁当に勝てるとでも?

 

 ゆなちー『(*ノェノ)キャーモテモテやん!!いつでも、おねーさんが膝枕で癒やしたげるからおいで』

 

 真治『膝枕は恥ずかしすぎるくら遠慮します』

 

 なんで俺がモテてるの?そうか!いじられてる?いや、きっと誂われてるだけだな。

 

 マー『婚約ならセーフだよね?ね?早く口説いて(*´﹃`*)4股まではボコるけど許す(≧∇≦)b』

 

 ゆきゆき『竿姉妹なんやな?リアルドン・ファンやけど守りたくなるとか、新しい世界に出会いそう(*´﹃`*)ボコるけど許す(≧∇≦)b』

 

 ゆなちー『竿姉妹って(≧∇≦)bでも四股かぁ〜太もも褒めたらボコるけど許す(*´﹃`*)』

 

 きさら『ボコるけど許さない。なんで四股公認するのよ?』


 マー『この傷心を癒やされるならいいかなって、後は真ちゃんの家族愛が素敵だもん(*´﹃`*)』


 ゆきゆき『大きな乳は本命になれるかなって、頑張りやさんはカッコいいじゃん(*´﹃`*)』


 ゆなちー『真ちゃんに太もも褒められたいかなって、何より真ちゃんは守ってあげたいでしょ(*´﹃`*)』

 

 真治『俺は二股以上とかしないよ。親父が不倫されて離婚してるから二股とか嫌いだし』

 

 マー『ヤバい!!トキメク(*´﹃`*)前彼に聞かせたい』

 

 ゆきゆき『マジ(*´﹃`*)ハーレム断れるとかカッコいい』

 

 ゆなちー『(*´﹃`*)はよ、私を唯一無二の特別にしてくれ』

 

 きさら『もう本当にギリギリ!!教室に戻る!あとバカ真治はボコる』

 

 真治『えっ俺悪くないし』


 なんで俺が希更さんにボコられるの?

 

 お姉ちゃんになり隊が走って戻って来ると同時に、チャイムが鳴り午後の授業が始まった。

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