第4話 もう孤独な人生はうんざりだ

 月曜日の深夜4時半。今俺は布団の中でゲーム配信を見て時間を潰してる。


 怠惰な生活にも飽きてる。


 最近、脳が萎縮してるような気がする。どんどん脳が溶けてる感がある。酒のせいと、怠惰な暮らしのせい。記憶力がめっちゃ衰えてる。送った記憶のないラインが多々ある。


 それと体調がすこぶる悪い。常に軽い吐き気が続いてる。酒とタバコは確実に寿命を縮める。でも酒とタバコやりながら好きな配信者の生放送だらだら見てるのが楽しい。ちなみに“布団ちゃん”っていうゲーム配信者が1番好き。超面白いおっさん。好き。


 そういえば女性配信者は1人も見てない。Vtuberとかも見たことないし。絵が喋ってるだけの配信なんて、くだらん。


 ◆


 深夜帯になると、いつも俺は体調が悪くなる。


 最近、俺は天涯孤独な人生でも仕方ないと思うようになった。俺の人間性に問題があるから俺は孤独なのだ。


 俺ってマジでキモいからな。


 俺の人生がゴミなのは全て俺のせいだ。


 他人を傷付けたり、他人を不快にさせるのも全て俺のせいだ。


 孤独すぎて生きるのが辛い。


「酒、タバコ」が頻繁に俺の文に出てくるのは、いつも必ずそれらをやりながら文を書いてるからだ。


 今この瞬間、俺は部屋でメビウスという紙タバコを吸いながら、麦茶を飲んでいる。


 ヤニ吸わねえとやってらんねえよ。こんな人生。


 あと俺は市販薬に関しては飲まなくなった。26歳にもなってoverdoseなんて恥ずかしいからな。よくツイッターのメンヘラが自慢げにoverdoseしてるけど、そういう奴らが多いから、いよいよブロンもAmazonで買えなくなったらしい。ざまあみろ。


 まぁ結局、おれは酒とタバコに依存してるから、体には悪い。


 今、俺は椅子に座って照明の代わりにテレビを無音でつけ、イヤホンしてロックンロールを聴いている。そしてかわいい女子アナの顔面にタバコの煙吐いてる。あんたは俺の副流煙でも吸ってな。


 やさしくなりたい。


 ◆


 現在、午前9時。俺は酒を飲みながら煮物を作った。


 じゃがいもとニンジンと大根とちくわと豚バラ肉で作った。大根が染みてて美味い。あと1日経ったらもっと大根はうまくなる。


 おでんもそうだけど、俺は煮る系の料理だと大根が1番好き。味が染みれば染みるほど美味い。


 東北地方では芋煮会というのがあるらしい。芋煮は食べてみたい。


 ◆


 俺が最近やってるゲームと言えばAPEXとPUBGと雀魂ってゲームくらいだ。前者ふたつは人殺しのゲームで、雀魂についてはマージャンのゲーム。


 やっぱ人を殺すのと、マージャンするのが1番楽しいや。


(現実の戦争はNG)


 俺の夢は彼女とAPEXすることだ。ラピュタみたいに空から俺の彼女が降ってくるのを待ってる。いつでもキャッチしてやるからな。


 ◆


 やっぱり深夜帯が1番調子が悪くて、朝から昼にかけて身体の調子が良くなってくる。なんでだろう。


 と思ってネットで調べたらこんな文が出てきた。


「ストレスや自律神経の乱れに伴う夜間の交感神経の活性化により、腸管の動きは緩慢になってしまい、胃酸分泌量も増加するため心窩部不快感とともに夜間の嘔気が出現する可能性があるのです。 つまり、夜間の嘔気=ストレスや自律神経の乱れに伴う交感神経の活性化による腸管運動の機能異常、が最も考えらる原因となります」


 まさにこれだわ。夜になると体調が悪化する理由がよくわかりました。でもストレスとか自律神経の乱れなんて、なかなか簡単に治るものじゃないし、俺は夜の吐き気と付き合っていくしかないのかもしれない。


 ◆


 働いてた頃は、月曜日が憂鬱で仕方なかった。今は働いてないから、月曜日は憂鬱ではない。


 働いてた時のストレスは本当にとんでもなかった。職場のトイレで手首切ったりするような精神状態で1年半くらい働いていた。


 もう働きたくねえよ。


 障害年金と生活保護もらって生きていきたい。


 でもそんな生き方だと彼女できないだろうから、もう少し頑張ってみようかなと思う。頑張れそうなタイミングが来たら、頑張る。もう孤独な人生はうんざりなんじゃ。孤独感が俺を自殺へと導こうとする。俺はまだ生きていたい。




 続く

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