第24話

友達とノリで遊んでて、ノリで女子高生にナンパした。そしたら、


「いいですよ。嬉しい」


って言ってくれて付き合った。清掃の仕事は、遊ぶ金を作るのは難しい。だから散歩しかできない。


「私、隼人と遊ぶお金欲しいし、この写真売れないかな?」


「え、なに…足?」


女子高生の顔の写ってない、太ももらしき写真だ。何人かの写真。


「これ1万で売って。コピーしてさ。隼人、こういうの売れそう?」


「…おう。知り合いに売ってみる」


それで、簡単に売れて、欲しいやつが増えて、たくさんお金が振り込まれ…


「君がこれを売ってるのか」


「え」


清掃会社に警察が。まずい、彼女が危ない。

走って逃げようとしたら兄貴に捕まった。


「隼人、正直に話せ」


「…俺が売りました」


「…そうか」


あっけなく逮捕された。

弁護士から聞いた話では、この中の誰かわからないけど、写真に映ってた女が勝手に売られたと言ってきたそうだ。俺は彼女が心配だった。学校でいじめられてないか。


「隼人、お前騙されてんだ。お前の彼女とかいう女、見つからないぞ。高校生じゃねぇな」


「そんな」


兄貴は面会に来てくれたけど、嫌な情報ばかり。

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