もはや暴力的とも言える程の純愛、既に昭和史に刻む勢いのチーム❤️

この物語が描いているのは、ただの「恋」じゃない。
それは「必要とすること」。
完璧だからじゃなく、「この人じゃなきゃダメ」という執着と渇望の中で見つけた、唯一無二の絆だった。

ゆまと花凪の関係は、正直に言えば道徳的ではない。
不器用で、自己中心的で、時に傷つけ合い、支配しようとする。
深く歪んでいて、依存していて、他人から見れば「間違っている」かもしれない。

それは「リアル」だ、と。

この物語が特別なのは、ふたりがその歪さを受け入れたうえで、それでも「一緒にいたい」と選び続けたこと。
正しさではなく、「心」が選んだ関係。
ふたりだけの世界を築いて、その中で幸せになろうとする姿は、痛々しくて、それでいて美しくて、目が離せなかった。

ゆまと花凪の関係は共依存かもしれない。
でもそれは、誠実で、勇敢で、何より人間らしい愛だった。

全力でおすすめします😍😍😍

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