ファンタジー要素の一切ない、シェアハウスでの生活と仕事や恋愛のお話ですが、章ごとに激しい「戦い」が繰り広げられます。
主人公には次から次へと難題が降りかかり、読んでいてハラハラさせられました。
しかし、この主人公、強くてカッコいいんですよね!
決してへこたれず、前を向き続ける彼女には勇気づけられます。
私の一番好きな話は、「世界がたまに優しいから」です。戦いの合間のほんのひとときの安らぎを描いたこの話には、感嘆させられました。
終わってしまったことに寂しさを感じますが、今後の主人公の前途を思うとクスリとさせられる、そんな余韻のあるラストでした。
本当に面白い作品をどうもありがとうございました。