第八回 規模はデッカく世界最大級

どうも、和扇です。


前回の岐阜旅特別編が11月12日。

そして今回は2月10日。


その間、3ヶ月!ごめんなさいっ!

ま~、カクヨムコンとか有りましたんで、どうかご容赦を。


気を取り直しまして……。

今回も岐阜旅、始めていきましょう!






海に囲まれた国である日本国。

その中で海に接していない内陸県はいくつあるでしょうか?


栃木、群馬、埼玉、山梨、長野、滋賀、奈良、そして岐阜。

我ら8県、海なし県!


で、そんな県民はうらやむのです。

海がある県を。


海水浴に海鮮、夕日が沈む浜辺の風景なんて、欲しくないんだからねっ!(血涙)


ですが、よく考えましょう。


我々にもあるではないですか、水辺が。

むしろ内陸県こそ強いものが!


そう、河川だ!

清流が流れる豊かな水辺がある!川遊び万歳!


……え?海あり県にも森や山や川はあるって?

良いじゃないですか、それくらいの胸張りポイント譲ってくれても。


ふっ。

だが岐阜は、河川に関する施設に関しては確実に胸を張れるのです。


え?何故かって?

その誇りスポットこそが今回の訪問先です。


岐阜県南部、愛知県と接する各務原市。

前回は特別編として航空祭を紹介しましたが、今回は常時訪問できる場所。


日本どころか世界最大規模の水族館!

『世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ』が今回の目的地です。


淡水生物飼育展示種類は世界有数。

冗談や誇張などではなく、本当に凄い水族館なんですよ?


さて、まずはアクセスから。


と言いつつ、実は高速道路のPAから直接訪問する事が出来ます。


東海北陸自動車道の川島PAと敷地が繋がっているんですよ。

だから高速を使えば飛騨地域からも、愛知県からも訪問は容易です。


じゃあ、西濃・岐阜・東濃地域の人はどうなんだ?というと。

こっちは下道の方が分かりやすいと思います。


国道21号線を走れば良い!


本当にこれで最寄りまで到着します。

最後にちょっと外れて南下する必要はありますが。


続いて入館料。


大人は1,780円、中高生1,400円、小学生900円、幼児(3歳以上)500円です。

WEBチケットで購入も可能なので、入る際にごちゃごちゃする事は無いでしょう。


更に年間パスポートもあります。

なんと料金は、上記の金額の二倍。つまり大人なら3,560円!


訪問当日チケット購入で入館した場合、追加で一人分支払えば年パスもらえます。

アクア・トトぎふが気に入った方は当日買わないと損ですよ、損。


お次は、こういった施設に付き物の混雑について。


今回私は敢えて2024年2月10日(土)、三連休の始めに訪問しました。

開館する9時半に到着して入ったんですが、私の体感ではそこまで人は多くない。

配慮はすれど結構余裕をもって写真撮ったり、展示の説明を読む事が出来ました。


なお私が撤収した11時くらいでも、入口が長蛇の列!にはなってませんでした。

午後だとまた違うかもしれませんが、普通の土日なら更に空いているのでは……?


とまあ。

アクセス:良、規模:大、料金:安、なのに、混雑:低、なスポットです。


個人的な考察ですが、ここに人が少ない理由は三つあると思います。


一つ、より大きくて有名なSA、刈谷ハイウエイオアシスが近くにある。

愛知県の中央部なので少々距離ありますが、高速道路の距離として考えれば近い。


二つ、より有名な水族館、名古屋港水族館が近くにある。

名古屋の人はそっちへ行くでしょうね……。


三つ、レジャースポット、レゴランドやナガシマスパーランドが近い。

遊びに行く、となるとそっちになりそうなんですよねー。


という訳で、ここ穴場です!


では館内へ。


入口通ってすぐの所に、早速屋外へのガラス扉が。

どうやら順路は別な様子、だが気になるっ。行かねば!


外へ出る、肌寒い……。まだ9時半、外気温一桁なんだよぉ。


頑丈な木柵に囲われた場所がありました。

おおよそ6畳くらい?もうちょっと大きいかな?


だけど……何もいない?


と思って周りを見ると小さな小屋が併設されてる。

何だろうと覗くと、そこには二つの岩が。


いや、違う!これ、亀だ!ゾウガメだ!

冬だもんねぇ、外出ちゃ駄目だよねぇ。

小屋の中、暖かそう。


当然の如く彼らは動かないので、先へと進みます。


エレベーターで4Fへ。

上昇中のEV内は、水の中を思わせるように青と白の照明がユラユラ光る。


到着した4Fは、屋外展示を思わせる開けた空間となっていました。

岩と森、そして川と滝。その中を通る道を我々が歩く、みたいな感じ。


パンフレットを見ると、郡上市の叺谷かますだにの滝や渓谷を再現しているそう。

流石に行った事は無いですが、自然豊かな場所である事は分かりますね。


ん、なんか人が立ち止まってる?柵から下を覗き込んでる……?


あ!カワウソだ!

川の中から陸上へ出るか出ないかの所で顔出してる!


けど、これ角度的にちょっと見づらいぞ……?

あ、下の階でもっと良く見えるのか。じゃあ進むとしよう。


マスやイワナの展示だけじゃなく、小さな水槽にカエルやサンショウウオもいます。

こういう小さい生物も一杯なのが、自然な森の奥ですよね。


3Fへ。


お、ちょっとだけ大きめな水槽があるぞ。

うーん?何が居るんだ?岩が置かれてるだけ―――


うぉうっ!?

屈んでみたら凄いのいた!オオサンショウウオだ!

黒とクリーム色でまだらの体色、水上から見ると岩と判別つかなかった……。


想像よりめちゃデカい。

岩の影に後ろ半身隠れてるけど、50cm?もうちょっとありそう。

体もぶっといから、威圧感が…………あ、お手てがプクプクしてて可愛い。


アユやらマスやらイワナやら、魚で一杯の水槽は上が4Fまで吹き抜けになってます。

明るい天日の下、揺らぐ水の中で魚たちは流れへ向かって泳いでる。


小型の個別水槽には蛇もいます、アオダイショウ。

ジーっとこっちを見てる……向こうも我々を観察してるのかな?


そして4Fから見ていたカワウソのスペースへ。

やっぱりこの水槽の前は人で一杯ですね~。


写真を、写真……ちょっとでいいからジッとしてほしいな。

元気があるのは良い事ですがね。


少し進むと再び小さい水槽。

これは人を選ぶかもしれませんが、自然の河川となれば虫もいる。

という訳で、ゲンゴロウやタガメなども展示されていました。


タガメとか、農薬がほんのちょこっとでも入ったら即死する奴ですからね。

名前を知ってても自然の中で見た事ある人、現状では殆どいないのでは?


魚、爬虫類、両生類、虫。

それだけじゃなく鳥も展示されてます、カルガモ。

2羽だけいました、地面もある広い展示場所のすみっこに。


2Fへと下ると、そこは世界の川。

日本から飛び出して、アジア・アフリカの展示です。


で、水槽の中がとんでもない。

日本の魚の何倍もある超巨大魚がウヨウヨ、悠然と泳いでいる。


あ!めっちゃ有名なデンキナマズ!

個別の水槽なのは、他の魚をヤっちゃうからだろうな……。


さーて、最後の1Fへ。


大型水槽の中ででっかいのから小さいのまで色々泳いでる。

…………ん?なんか凄い面白い模様のが奥にいたような?


あ、黒の体に白の水玉模様!名前知ってる奴だ!

『ポルカドット・スティングレイ』


自然界でどーしてこんな姿になるのか分からない位に真っ黒に白水玉。

ポルカドットは水玉模様、スティングレイはエイなので名前のまんま。

いや、これ以外の名前は付けられん。


ピラルクー。

いや、いやいや、デカすぎる。

写真撮ろうとしてもフレーム内に体が全部入らない、3mとかある?


別に何をしてくるわけでも無いけど何か怖い、って感覚になりますね。

小さい子とかは怖がるかな?それとも怪獣みたいで喜ぶかな?


お、また有名な奴が。ヤドクガエルだ。


だ、だ、だ……?どこにいるんだ?

んんん~?


小さい水槽の中なのに、姿が見えない。

ん~~~~?あ、いた!


黄色と黒の警告色のミニマムサイズ。

小指の第二関節くらいまでの体長、しかも木の陰に隠れてた。

こりゃパッと見では分からない、事実みんなちょっと見て素通りしていく。


小型水槽は目立たないんですが、結構特殊というか面白い生物がいますね。


デンキウナギもいるし。

ナマズとウナギ、どっちも個別水槽でちょっと寂しそう。


最後に、カピバラいました。

どうやら現在負傷で治療中らしい、早く良くなってくださいな。


そして出口……の前にガシャポン発見。

アクアトトぎふ限定のミニタオルガシャポン(400円)です。


柄はカピバラ・ゾウガメ・オオサンショウウオ・アシカ・ピラルクーなどなど。


ちなみに私の結果はオオサンショウウオでした。

シークレットもあるみたい、記念にひと回し、いかがでしょうか?




さて、今回のメインはこれで終わりなんですが……。

水族館は『国営木曽三川公園 河川環境楽園』の中にあり、川島PAにも行けます。


岐阜土産を購入する事も出来ますし、自然豊かな公園を散歩するのも良し、です。

ちなみに本日はキッチンカーが並んでました、三連休ですからね。


今回は冬の訪問ですが、春になったら公園内の植物も花を咲かせるでしょう。

その時期の訪問もいいかもしれません。


海なし県にある水の楽園、そしてそこにある世界最大級の水族館。


一度訪れてみてはいかがでしょうか。

水族館、見どころ満載ですよ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る