第6話 入れ替わり大作戦


 翌日、私は、仕事の相談をするふりをして、園長先生にそっとメモを手渡した。

「久しぶりに、もう一回、いかがですか」


その晩、早速私の仕事用のスマホが鳴った。先生からだ。

「君からお誘いなんて、どういう風の吹き回しかな」

「先生としてから、もうすぐ一年ですよね。そう思ったら、またしたくなっちゃった」

「おいおい、あの時は一回限りって念を押したくせに、ずいぶん言うことが違うじゃないか」

「一年に一回くらい、織姫と彦星みたいでいいじゃないですか」


 モテ男の先生は、私の明らかに不自然なお誘いに疑問を持つことがなかった。電話からしばらくして、一週間後の土曜日の夕刻の時間と、池袋のシティホテルの名前が書かれたメールが届いた。


 当日、私は先生の待つシティホテルの部屋をノックした。

 カチャリとドアが開くと園長先生が顔を出した。

「園長先生、こんばんは」

「今日は仕事じゃないんだから、真純って呼んでくれないかな」

「それじゃ真純さん、お邪魔します」 

 

 部屋に招き入れられた私は、素早く部屋の中を観察し、人が隠れられそうな場所を探した。ちょっと狭いがクローゼットに何とか入れそうだ。

「真純さん、失礼してお先にシャワー使わせてもらいますね」


 素肌にホテルのガウンを纏って部屋に戻ると、真純先生が私のおっぱいをひと揉みして入れ替わりに風呂場に向かった。私はすぐさまロビーで待機させていた黒須パイセンを部屋に呼び込み、クローゼットに隠れさせた。


 私と同じガウンを纏った真純先生が、早速私をベッドに押し倒そうとした。

「ちょっと待って。真純さんにお願いがあるんです」と彼の胸を押し返す。

「一回目は私の趣味でエッチさせてもらっていいですか。その代わり二回目は私を真純さんの好きなようにしていいですよ」

「え、真由の趣味って、言っとくけど痛いのはいやだよ」

「目隠しして手を軽く縛るだけです。それで私が上になって真純さんを犯すんです。ちゃんと犯されてる風にしてくださいね。途中で目隠しを外したりしたらダメですよ」


 私は、先生に用意してきた目隠しをし、先生の手首を体の前で縛った。胸を突いて仰向けにベッドに転がすと、膝の裏に手を当てて足を大きく開き、先生の身体の裏側の恥ずかしい部分に舌を這わせた。

「あっ、こら、普通そこまでやるか、やめろ」

「先生は私に凌辱される設定なんですよ。大人しくされるままになってくださいな。その代わり、今日は鉄板の安全日だから、特別に中に出してもいいですよ」


 私はじっくりと時間をかけ、存分に先生の下半身を嬲った。熟練の舌技に、先生が「おおぅ」とうめいて身もだえする。

 先生のものが十分に準備できているのを確認すると、私はクロ―セットに向かって合図をした。

 

 手筈通り黒須パイセンは既に全裸になっていた。扉の隙間から私たちの様子を覗き見てオナニーをしていたので、身体の方もすっかり準備万端だ。

 

「真純さん、私、もう我慢できない!」

 私の代わりに黒須パイセンを彼に跨らすと、私はアフレコで声を入れながら二人の結合の介助をした。


 ようやく彼のものがすっぽりと彼女の中に納まった。

 彼の上で巨乳を揺らす彼女を横目に、私は素早く服を着てそっと外に出た。

 相手が入れ替わったことに気が付いたとき、園長先生はどういう反応をするだろうか。私の言葉を真に受けて中出ししてしまうだろうか。ちなみに、その日私が安全日だったことは事実だが、黒須パイセンがどうかまでは私の知るところではない。

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