第4話 殺しのゲーム

最終ゲーム会場に来た。そこはとても不気味だ。目の前にはろうそくが真ん中に一本立ってる丸テーブルがある。そこは、木造の屋敷の中みたいだ。カーテンが閉まってて開けると、そこには同じ景色が続いていた。そこには生き残った六人がいた。

「おいおいなんだコレ。」

隣の人が言った。すると、矢が飛んできてその人の額に当たった。

「あら。早速脱落ですか。もったいないですね。最終ゲームは、殺しのゲーム。あなた達はその部屋にいるだけでいいです。ただ、非常識だったり。私がいけ好かないものを殺します。私の嫌いなタイプのやつは、全員殺されるんのです。最終ゲームにぴったりでしょう。」

その声だけが聞こえた。姿はない。

「嫌いなタイプ。」

このゲームに攻略法はない。ただの運ゲーだ。だけど、全てのゲームにおいて必ず攻略法があるはずだ。とりあえず、皆は目の前の椅子に座った。すると、目の前にいた女性が倒れた。

「あっ、そうそう。言い忘れてたけど、ちょったした小細工もあるよ。君たちの運だね。それじぁ。」

小細工。このゲームは殺しのゲーム。攻略法はかならずあるはずだ。奴はきっと監視カメラかなんかで見てるはずだ。なにか。なにか。なにか。

「そうだ。」

そうするとただ、座った。

「はぁ、こんな状況で落ち着くなんて狂ってやがる。」

「いや、作戦さ。殺しのゲームは、監視カメラで見られている。さっきそのカメラを見つけた。それは、怪しい動きをした人物を追跡するタイプだった。だからあえて何もしないことで追跡されない。小細工にも引っかからないというわけ。」

「だとしても、声は。」

「声も、マイク付きの監視カメラで赤く光ったとき。相手が気になったとき黙れば良い。」

「なるほど。」

それを聞くとみんな黙って座った。

「はぁ。みんな…座ってる。ちっ、バレたか。はいはいはいはい。いけすかないねぇ。全員殺してやろうかなぁ。今すぐ動くならなぁ。」

仮面はついに卑怯なことを言った。最低だ。とりあえずテーブルの周りを歩くことにした。すると、上から大量に針が落ちてきた。

「うわっ。」

さっき口論した人に当たった。

「ねっ、言ったでしょ。小細工があるって。さぁさぁ、盛り上がってきたよ。ファイナルステージはこうじゃないとねぇ。この殺しのゲームに攻略法はない。制限時間は残り20分だ。さぁさぁ、その間ずっとそうやってるのかい。滑稽だね。君たちは本当に醜い。まるで、砂糖に群がるアリじゃないか。笑えるねぇ。ファイナルゲームはここからが本番だ。」

こうして、地獄の20分が始まった。いや、始まってしまった。これからの未来を左右する重要なゲーム。

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