お風呂でスッキリしました
「何驚いているの?」
「ごめん!ほら、これ……」
俺は目を閉じながら、シャツを津島さんに渡す。
「ありがとう……どうして目を閉じてるの?」
「見ちゃいけないと思って……」
「ミナトン、かわいい♡」
「おわ!」
裸の津島さんは俺に抱き合った。
むにゅうっと大きな
お風呂上がりでめちゃくちゃいい匂いがするぜ……
「ごめん。濡れたまま抱きついちゃった」
「大丈夫だよ。じゃあ俺は出るから……」
俺は顔を真っ赤にしながら、脱衣所を出た。
ふう……毎回、心臓と下のアレに悪いぜ。
津島さんが出てくるまでに、抑えておかないと。
「お風呂、ありがとう!」
「あれ?ズボンは?」
「もう寝るし、ズボンはいいかな」
やっぱり、今日も泊まっていくつもりなのか。
俺のシャツを着ている津島さん。
男性用で大きいから、パンツは隠れているけど、むっちとした白い太ももが露わになっていた。
「すごく、ミナトンの匂いがする……」
「ごめん。臭い?」
「ううん。わっかいい匂いするちゃ」
俺のシャツの匂いをクンクンと嗅ぐ。
めちゃくちゃ恥ずかしいぜ。
「ミナトンの匂いに包まれた幸せだじょー」
シャツに頬をすりすりさせている。
「ふふ!ミナトン顔真っ赤じゃん!」
「いや、別に……」
とっさに俺は顔を背けた。
「まだ暖かいうちに、お風呂入ってきなよ」
「おう……」
俺は急いで脱衣所へ行った。
ヤバイ。すごくでかくなってやがるぜ。
風呂で一回、解消しておこう。
◇◇◇
「ああ、気持ちよかった」
俺は笑顔で風呂から出てきた。
「ミナトン、幸せそう。お風呂、気持ちよかったんだね」
「ああ、久しぶりに入ったから」
最近、残業がずっと続いていらから、シャワーで済まさせていた。
お風呂にゆっくり入ったのは、久しぶりだった。
まあ……別の意味でも、めちゃくちゃ気持ちよかったのだが。
「もう、遅いから寝よ」
「そうだな。じゃあ、ミツキンはベッドで寝て。俺は床で寝るから」
「ええー!そんなの悪いよ。私が床で寝るから」
「女の子を床で寝かせるわけにはいかない」
「じゃあ、一緒にベッドで寝よう」
「でも……昨日みたいなことになると、よくないからさ」
「あ……そうだよね!うん、よくないよくない!」
結局、俺が床に布団を敷いて寝て、津島さんはベッドで寝ることになった。
電気を消して、部屋を真っ暗にした。
風呂で魔力を開放をしておいたから、万が一でも昨日みたいな「間違い」は起きない。
ふふふ。完璧だ。
明日も早いから、寝ようっと。
俺は目を閉じた。
ごろん。
「うん?」
何か柔らかいものが背後に……
「ミナトン……やっぱり一緒に寝よう」
津島さんが俺の隣に転がってきた。
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