第10話スペイン戦のスタジアムに到着。

 現在ドーハ時間で12月1日午後5時半、スペイン戦のキックオフまであと4時間半。試合会場はドイツ戦と同じKhalifa international Stadium 。

 今日に午前中も、出来るだけ街を見ておこうと、地下鉄でカタラ文化村へ行く。出発した午前8時は、雲り空で天空の7割が雲に覆われ、青空が間から僅かに見えるだけで気温は22度と、屋外を歩くにはちょうど良い気候だったが、30分ほど経って地下鉄のカタラ駅を出ると、いつもの強い日差しが戻って来ていた。

 コスタリカ戦は、日が当たる観客席の暑かった話は既に書いたが、あれは選手にとっても辛かったと思う。今回オーストラリアはめでたくアジア勢からグループリーグを、突破したが、2006年のドイツW杯の日本戦の初戦、日本が暑さで逆転を許した試合を思い出してしまう。

 幸い、今日はキックオフまは夜に10時なので、暑さが試合を左右することは無いと見る。しかし、試合コンディションがキックオフ時間によって大きく異なるとなると、各チームの試合条件が異なってしまい公平とは言えない。更に通常のW杯よりも試合の間隔が詰まっているので、各チームの監督から不平の声も出始めている。

 大会終了後に、W杯を主催するFIFAには、大いに今大会を検証してもらいたい。というよりも、反省会が主になり、そもそも「なぜカタールで開催」だったのかが、この現状を見ると大いに問われるべきである。


 少し時間が経過して、ハリファスタジアムの席に着席、Gate20,Block 328,H列の7番。バックスタンドの正面から見て左側のコーナーフラッグの近く。ここの場合は、前回のスタジアムと異なりピッチの周りにトラックがあるので、前回よりピッチはやや遠いか。スタジアムのセキュリティのゲート付近は相変わらずの大騒ぎである。宿舎からは、バス待ちで10分、バスの移動が40分。スタジアムのバス降車場から延々と20分ほど歩かされる。こちらに来て、相当の歩数を歩くことをしいられる。今、現地時間の午後8時半で、掲示板には、ちょうどあと90分の表示が。

 ちなみに、隣の人がドイツ戦と同じ。両隣りも周りの人もドイツ戦と同じ。という事は、また奇跡が起きるか?起きて欲しい。奇跡を起こせ!

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