第13話 2人を夕霧亭に!
2人を連れて門の方に来た、門番さんに止められて事情聴取。
「仮入場に加えて親子2人を、入れてくれないよねー」
「夕霧亭の女将さんから事情を伺っていますので、まず銀貨10枚お願いします」
銀貨10枚を預けると、仮入場証を2枚貰った。
2人にそれぞれ渡して、夕霧亭に向かった。
3人で夕霧亭に入って、女将さんを呼ぶ。
「女将さん、2人を連れて来ましたよ」
奥から女将さんと店主が、出てくる。
「はいはい、こんにちは」
「いらっしゃい、こんにちは」
2人が挨拶すると、オリビアも返事を返す。
「初めましてオリビアです、この子は娘のフーです」
「それではこれはカギね三階の部屋よ、料金はこの子から貰うから安心して泊まって行ってね」
「何故俺が、払う事になるんですか?」
「貴方2人の保証人でしょう、当たり前よね!」
ウーンそうだな!確かに言われればね。
「部屋に行って良いのよ、落ち着いたら下でお話ししてね」
「貴方には事情聴取よ、ふふふ」
2人は三階の階段を上って、部屋に向かった。
「で如何だったの」
「これを」
オリビアに付いていた、奴隷の首輪を出した。
「へー今どき奴隷の首輪かよ」
「この頃は、中々無いわね」
2人は触りながら答えてくれた。
「珍しいですか?」
「今は犯罪奴隷でも付けないな!」
「だな、とにかく今日は話だけでも、後で聞きましょう」
「後はこれな、いない間に売れた塩と胡椒の代金だ! 塩10個と胡椒15個と、食堂組合からも新たに注文があって、塩50個と胡椒100個な!」
「いつでも良いので納品してね、場所はここで良いので」
「分かりましたでは今出しますね、塩と胡椒」
俺は注文の数だけ、机の上に並べる。
「相変わらず見事な魔法だな!」
店主さんに褒められた。
そして数を確認した後に、他の話を振られた。
「そうそう料理のレシピも売るからな、一件金貨1枚でだ、よろしくな」
「教えるのは店主さんですか」
「バカだな俺はやらんよ、お前が教えるんだよ!」
ガックリかたを落とす俺。
「おーい塩売ってくれ」
外から声が聞こえて、俺は外に出た。
部屋に入った2人は考える。
「お母さんどうするの?」
「ねーどうしようか?!」
私は、まさか首輪が外れるなんて思っても見なかった。
私も、お母さんの首輪が外れるなんて、全然思って無かった。
「「はぁー」」
2人してため息がこぼれる。
「やはり全てを話して、これからの事を相談するしかないわね」
「お母さん、もう逃げないの?」
「どうなるか分からないけど、良い人そうだからね。
少ししたら下に行きましょう」
「はーい」
2人は部屋から出て下に行く!
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