第4話 村に着いた!

日暮れ前には、無事に村に着いた。 


石で囲って有り家も石造り! そして門の前には兵士が居る。


3人は何かを兵士に見せている、うーん見えないが何だろう?


そして俺の番になった、門番は質問をして来る。

「身分証を出して下さい」

「私は持っていません、ありません」


「えっ」

門番さん、それって驚く事だろうか? 俺は当たり前の様に再度言う。

「はい無いです」


「それじゃ村には入れませんよ」

門番さんが非情な言葉を発する、するとアンネが手を挙げて。

「私が保証します」


「よろしいのですか? それなら銀貨5枚を、出る時返します」

アンネは銀貨5枚を門番に渡したら、何故か門番は、預かり証を俺にくれた。

「貴方が持っていてね、無くさない様にね」

「ありがとうございます」

俺はアンネに頭を下げた。


「イエイエ、夕飯とキャラメルの為ですよホホホ」

そう言う事かよ、やられたね!



「さあ宿に向かいますよ」

「「はーい」」

「はーい⤵︎」


村の中を歩き、初めて見る異世界を見学していたら、無事に宿に着いた。


看板には夕霧亭と書いてあり、アンネ達の説明では1階飯屋&居酒屋、そして2階3階は宿に成っているという。


カランカランとドアベルの音。

「はーいいらっしゃいませ」

女の人の声が奥から響く。


奥から女の人が出て来て、俺達に聞いてくる。

「お食事ですか? お泊まりですか?」


「お泊まりでお願いします! それと女将さん、女の子3人です」


俺は慌てて。

「えっ俺は、男の子1人です」


女将さんは笑いながら言ってくる。

「料金は2食付きで5銀貨、または素泊まりで3銀貨です」


「食事は何処かで作れますか?」

俺は女将さんに、尋ねてみた?


「裏の外に釜戸がありますが、自分で作りますか?」

俺達は首を縦に振る。

「では素泊りですね」


「釜戸借りますね、あと4人分の料金を払います」

アンネが言う。


「ウソ、俺は2食付きで自分で料金払いますよ! あれ〜お金が無い?」

俺は断り、袋を探るが?


円は有るが、Gは無いトホホ。


「貴方どうしました?」

女将が聞いてくる、すると。

「私たちで払います」

とアンネ達。


「貴方は夕飯と朝食をお願いします」

とアンネ。


みんなに頭を下げて。

「お願いします」

「はいよろしくね」

「やったご飯」


「ではカギですよ、1人部屋と3人部屋ですので、女性は3階に、男性は2階です」


「では荷物を置いたら、釜戸のある裏に集合です」


俺は3人に言って別れて部屋に入って荷物を置く、槍と盾しかないが。


とりあえず裏に行くと、釜戸の前にはもう3人とも待っている。


(どんだけ腹ペコなんだー) 

「誰か鍋かヤカンお持ちですか?」


「鍋はあるよヤカンで何?」

ミーヤが言う。


メーヤが鍋を取りに行った。

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