第3話 村までの語らい!

3人組は自己紹介を始める。


「私はアンネこのパーティーのリーダーです。

え〜と切り付けたのがメーヤで、そして最初に話かけたのがミーヤです。よろしくお願いします」


「はい、俺はマーサーです、よろしくて」

そしてメーヤに少し注意をする。

「いきなり切り付けてきて、怪我したかも知れないし!

飯は溢れるしどうしてくれるんですか?」


「だって、その貧弱な槍はゴブリンのでしよー」


「違う俺が作ったの!ご飯はカップメン」


「もう無いのかな」

「はー何言ってるの、お前!」


「この落ちてる食べ物と同じ物・・・カップメンという物」

落ちたカップ麺を指差す。


「有ってもやらんし、第一襲ってきたなら敵だろーに!」


「そんな事言わず 食べさせてほしいなー」


「とにかくキミらは山の方へ、おれは反対側に行くからサラバ!」

俺は立ち上がる。


「ちょっと待ってよ、貴方の行く方向は何も無いわよ」

「えー、うそ〜」


「本当よ、そのまま5日も歩けば伯爵領に行くけどね」

「うっ・・・そ」


「私と同じ方角なら日が暮れるまでに村に着くわよ」


なに〜反対方向なら、今頃村に着いていたのか・・・。


「村から先10日ぐらいで辺境侯爵領よ、ちなみに伯爵領から先! 10日ぐらいで王都よ」


「カップメンは無いのかなー」

お前はブレないな〜。


「よしわかった」

「カップメンくれるの」

「違うよ村の方に行くよ、キミらの後を村までついて行く」


「うーんまっいいか」

「みなさん出発しますよ」

「はーい「ご飯は」」


とりあえず村まであとについていくが、ミーヤがうるさい


「ご飯、ご飯、ご飯、カップメン、カップメンカップメン」


「何の呪文だーよしわかった」

「ご飯をくれるの?」


「違うが、口をあけろよ」

「うん アーン」

キャラメルを口に放り込んだ。


「えっ石」 

「吐き出さないで舐めてみろ!」

ミーヤが止まって固まった。


「毒なの! はいてミーヤ」

またメーヤが、剣を抜いてる。


「待て待て毒じゃ無いぞ」

「美味しー」 

ミーヤの第一声。


「私にもいただけますか?」

アンネに言われたのであげようとする。


紙をとり手渡ししようと思っていると、口を開けて居る。

「アーン」


アンネの口にも一粒入れてやる、止まって固まった。


「美味しー、ウーン甘〜い」

アンネが言うと。

「ねー甘い」

ミーヤも言う。


空気が読めず剣を抜いたままの人が、若干1名。


「メーヤだっけ、キミは要らないのかな」

顔を赤らめて剣をしまった。


「あげるね」

メーヤもまた口を開けている。


「はーい」

とりあえず口に入れる。


「おっ美味し 甘い何これ」

「「ねー」」


「もう一つ下さい」

ミーヤが口を開けているが無視。

「栄養あるから太るぞ」


「貴様」

メーヤが又剣抜いて来た。

「もうメーヤやめなさい」


「いっぱい食べると太るかもだ! 一粒なら村に着くまでに消費するよ。

分かったなら剣を仕舞えよ」


渋々メーヤは剣をしまった!






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