第9話 商売は順調!

異世界3日目です。


下の食堂に行ったら、女将さんは笑顔です。

今日は朝から、塩の販売です。


「もし良ければ、塩も小分けで売ってやってくれないか」

昨日ご主人に言われた。


「良いですよ! ただ入れ物ある人だけですけどね」

「みんな喜ぶよ、ありがとう」


天秤秤は無いので、錬金では無く[ものづくりスキル]銅色の本が出た。


表紙を捲り中を確認いつもの裏表紙、正し材料投入口が、反対ページに。


使用方法が書いてあり、材料により金額MPポイントが変わりますか?


『錬金は他も同じで材料分安くできるよ! 高額の物はMPもかなり掛かる。

MPを多くかけると、良い物が出来る』by神。


それでは木の棒と糸に、木の皿と物差し竹製。

[ピンポン5000円です]


よし本に投入MP50込めて。

「天秤秤になれ! 錬金」

光と共に天秤秤が落ちてきた。


次は100グラムの錘。

[ピンポン1000円です]

10MP「OK」


光と共に石が落ちてきた「え〜騙された鉄の錘じゃない 石ならその辺にあるのに」

とりあえず商売だ! 今日こそはお金を稼ごう。


女将さんに声をかける。

「外にいっぱい待ってるわよ」

「ええと、何ですか?」

「昨日宣伝しといたわよ」


外に出ると30人位並んでいる。

「アンちゃん早く塩を売ってくれ」

「「早く」」

「「「遅いわよ」」」


「おはよう御座います、それでは塩は金貨1枚で、黒胡椒は銀貨5枚です。

容器はサービスですが、秤売りもしますが本日は容器のある方のみです。

後日この容器で買いに来てください。

それでは始めましょう」

飛ぶように売れた、1時間で用意していた物が全て売れた。


「すいません又準備して明日売ります、本日は終了です」

まだ並んでいたが、俺は宿に入った。


すると女将さんが、声を掛けてくる。

「あらもうおしまい」 

「無事に売り切れですハハハ! 又準備して明日売ります。

そうですねただ何日か売るので、慌てないでと伝えてください」


「分かったわ」


さて部屋に行って又準備しないとな!

ベッドの上で今日の売り上げを数えた。

金貨50枚銀貨500枚合計金貨55枚、金貨50枚の儲けだ!

円に変えると金貨25枚250万円ぐらいの儲けか?


塩、胡椒、壺の買い値は2万5千円。

金貨も銀貨も入れたがランクは上がらない。


円で買い物しないとランクは上がらない様だ。


明日は3倍位用意しょう、そうすればランクは上がるはずだ!


午後は外で魔法の確認しよう。


昼はどうしょうかと、下に行くと女将さんが。

「何か料理を教えて」

声をかけて来た。


「ウーン スパゲッティは」

「「???」」


「やっぱり知らないか」

「トマト」

「「??」」


「ケチャップ」

「「??」」


「オリーブオイル」

「それはある」

「ええ」


「牛乳」

「今朝のが有る」


「キノコ」

「あるよ」


「醤油又は魚醤」

「「??」」


「たらこ」

「「??」」


「バター」

「あるよ」


「ベーコン」

「あるよ」


「バジルの葉は要らないな」


「では水と小麦粉塩少々を混ぜて捏ねます」

「パンと同じね」

「イーストは混ぜません」

捏ねて叩いて伸ばして切るそれを茹でる、フライパンを・・・無いのね。


小鍋にバターを入れて、キノコとベーコンと一緒に、茹でた麺を入れて最後胡椒掛けて皿に盛り付ける。

オリーブオイルを少々で出来上がり。


もう一つ捏ねて叩いて伸ばして切る、それを茹でる。

小鍋にバターを入れてキノコとベーコン。


茹でた麺を入れて混ぜたら、牛乳入れて少し煮込んで、さらに盛り付け胡椒少々で、出来上がり!


「どうぞ 食べてください」

「これは」

「すごい」

見た目を褒めくくれる夫婦。


「「美味しい」」

食べた反応が揃った。

「「ごちそうさまでした」」


「お口に会いましたか?!」

「はじめての味です」


そして店主さんは俺にまた聞いてくる。

「トマトと言う物が有ると又違う味になるのか」

「はい又違いますね」


「りんごがアップルと言われる様に、トマトも違う名前かも知れません」


「では出入の商人に色々野菜を持って来てもらおう、もしあれば料理が増える」


それでは俺は少し外に、魔法の練習に行ってきます!

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