第8話 ステイタスオープン


部屋に戻ってベッドに腰を掛ける、そして唱える。

「ステイタスオープン」


実は朝に出て行った彼女たちに、朝食を振る舞っていた時に耳元で、ランクアップと声が聞こえた。


ステイタス・・・やはり異世界召喚がレベル2に成っていた。


「異世界召喚レベル2」

又もや白い本が現れた。


『1000円までの物が召喚出来ます』 

やったこれはかなりの物が買えるぞ!


でも3億円使い終わったらもう現金が無くなるな? こちらのお金なり商品をどうにか円に変える事は出来ないか?

ぴろろーろん! 『50%の手数料が掛かりますby神』

うっ、ぼったくりシステムかー!


いくら稼いでも円にする時には半額、さらに異世界通貨に戻すとさらに半額。


あーあ、あの時神に感謝した時の俺の心を返せ!


さて心を落ち着けてここはどうすればスキルを、魔法や錬金術等を使えるようになるかと、考え様と思う。


「スキル火の玉」

ポン赤い本が落ちて来た、表紙には火魔法と書いてある!


表紙を捲りお金投入口と残高て?

「金で解決するんかい!」

その下に経験値と有る、経験値は魔物を退治すると増えますと書いてある。


さらに下には1ポイント100円、1Gとも書いてある。

魔物の討伐ポイントは、ゴブリン0.01ポイント・・・・・1匹1円かい!


火の玉は100ポイント、ただし使用する魔力で変わります。

よし1万円で買って使用する。


「火の玉ポイント1」

手のひらにロウソク程度の火が出たが、暫くして消えた。


火傷後も無いしそんなに熱くないな、紙に付けて燃えたので本物の火の様だ。


小銭ならこの程度か?なら100ポイントなら、本当の火の玉になるのか?


外に出て、確かめ無いと!


トントンドアが叩かれた。

「味見してくれるか?」

呼びに来たのは、店主さんだ。


「はーい、いま行きます」

残りの検証は又後で行おうと、赤い本をしまう。


下におりて厨房に行くと、2人とも笑顔で待っている。

「どうだ味見してくれるか」


小皿を出されて、一口飲んでみる。

「いただきます」


ごくごく・・・。

「よく出来ていると思うがな」

店主さんは不安そう。


食べ終わり感想を言う。

「後は少し塩と胡椒で味を整えれば、完璧ですね」



「「整える?」」

「え〜塩少々を入れてみて下さい」


ご店主さんは、鍋に塩を入れる。

「あっ味が変わった」

「本当にな」

「少し辛味が欲しければ胡椒少々」


今度は胡椒を入れてみる。

「あっ又変わったわ」

「おれはコチラの方が」


「この様に少しずつ塩胡椒を足して、お口に合う様にする事を、味を整えると言います」


「教えてくれてありがとう」

「ありがとうね」

2人はニコニコ笑顔だ。


「後じゃがいもにシンが無くなれば、出来上がりですね」


「柔らかいパンはどうなの、売ってくれるの?」

女将さんが聞いてくる。

「あれも一応作れますよ! ただし時間掛かります」


考えて、ここは1千円まで買えるので、ドライイーストの安いやつを出す。

「これを小麦と水といっしょに混ぜて下さい」


2人は小麦を準備してこね出す。

そしてドライイーストを混ぜてしばらく放置。


「少し経って膨らんで来たら焼いてみて下さい」

「やってみよう」

「そうですね」


後はそうだな。

「天然は林檎が有れば10日ぐらいで出来ますよ」


「りんご?」

「りんごてどう言う物だ」

「この位の赤い果物です」

俺は手で輪を作る。


「ああアップルの実ね」

「ここだけ英語かよ」


「英語て?」

「独り言です、部屋に戻ります」


部屋に戻って再度、スキルの魔法を確認する。

とりあえず全ての魔法を唱える。

火は赤だが、水は青色、土は茶色、雷は黄色、光は真珠色、闇は黒色。


空間は水色、錬金武器は金色、錬金薬は銀色、身体は肌色(不死等含む)

後は唱えても出なかった! 氷なら青色の本がまた出て来たりしたので終わり。

ちなみに風は空間と同じ水色だった。


アイテムBOX に移動と異世界召喚は空間ね。

共通言語と鑑定は肌色だった。


夕飯を食べに下に行くと、厨房から声がかけられて試食をする。

「上手い」

上手く行った様だ。


食べ終わったら部屋に戻って、ベッドでゴロン!!




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